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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(ラジオNIKKEI賞)


北海道の競馬は既にスタートしていますが、今週から開催場が福島、小倉、そして北海道は札幌から函館に替わり、本格的な夏競馬モードとなります。YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の「美味しい競馬」#33を夏競馬特集として配信しておりますので、ご高覧のほど、よろしくお願いします。内田敦子さんは今回が最後です。グスン。

日曜(7月4日)の福島11RはラジオNIKKEI賞です。クラシックで好走した世代のトップクラスは秋に向けて休養中。そのため、ここに出てくるのはクラシック路線に乗りきれなかった馬、乗り遅れた馬、適性がクラシックになかった馬などです。皆が皆、秋に向けての飛躍をきすわけではありませんが、今年の出走メンバーは早めにクラシックに見切りをつけて仕切り直した馬が目立ちます。例年であれば、福島芝1800メートルという平たん小回りに向く馬を探すのが的中の近道ですが、今年は残念ながらダービー出走を諦めてここを狙ってくる馬。かつてこのレースの前身「日本短波賞」は、ダービー勝ち馬が出走できない規定があったため、このレースを「残念ダービー」と呼ぶ風習がありましたが、今年もある意味「残念ダービー」かと思う次第です。

◎⑦シュヴァリエローズ
馬名はフランス語で「薔薇の騎士」。圧倒的な名前のかっこ良さだけでなく、2歳時に萩S勝利、ホープフルS5着とまずまずの内容。クラシックでも期待されましたが、皐月賞11着でダービー路線からは離脱しました。そこそこ器用さがあるタイプで、個人的には何なら皐月賞でも面白いかと評価していた馬ですので、ラジオNIKKEI賞を勝ちにきたとあればチャンス十分でしょう。

○⑤ボーデン
このレース、有力馬の1頭だったジュンブルースカイが除外されています。ボーデンは1勝クラス、ジュンブルースカイは2勝クラスにもかかわらず。スプリングS3着の実績があるボーデンはハンデ55キロ。ジュンブルースカイは54キロ。ハンデ戦ではハンデ上位3頭に優先出走権が与えられるため、ボーデンが優先となりました。といっても55キロが3頭いて、「3分の1」抽選をくぐり抜けての出走です。陣営は賞金順では除外されること、そのうえでハンデ抽選にかかるであろうことを予見してここに登録したそうで、さすがに勝負がかりでしょう。鞍上の武藤雅騎手はlogirl的には武藤彩未の弟として知っている方も多いと思いますが、重賞初制覇のチャンスです。

▲⑭ノースブリッジ
逃げ候補は多いのですが、ハナはこの馬だと踏んでいます。この牝系、ローレルゲレイロやディープボンドがいて、上級の馬は結構勝負強い。この馬がそこまでの器かはともかく、開幕週の逃げ馬なので。

☆⑧ロードトゥフェイム
冬の中山で2勝、なんだかシブい血統と例年のラジオNIKKEI賞で注意を払いたいタイプ。「今年は例年と違う」としましたが、例年通りのパターンならこの馬が好走圏です。

ひと言診断。

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馬券は3連単フォーメーション。
<1着>⑦→<2、3着>⑤⑧⑭=<2、3着>①②③⑤⑧⑭⑯ 30点。

押さえに3連複フォーメーション
⑦―⑤⑧⑭―①②③⑤⑧⑭⑯ 15点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC