YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#40で番組がリニューアル。今回から三谷紬アナウンサーが登場しています。ゲストの宮川一朗太さんは長らく競馬番組のキャスターを務めた屈指の競馬通。現時点では競馬と全く縁がなかった三谷アナが有馬記念の頃にどうなっているのか！というテーマでこれからの配信を送っていく予定です。よろしくお願いします。本コラムでは引き続きメイン競走を予想していきます。日曜（10月17日）の阪神11Ｒ・秋華賞です。

馬の毛色において、白毛は低確率な突然変異および、その変異個体からの遺伝でしか出現しません。日本における白毛主流であるシラユキヒメの牝系は、牝祖シラユキヒメが競走馬としては平凡だったものの、繁殖牝馬として高い資質を示したことで裾野を広げ、競走能力の高い白毛馬が散見されるようになりました。そして、この牝系の現時点での集大成が◎④ソダシです。

好位につけるレースセンス、そこからの末脚の伸び。世代トップで間違いありません。白毛であることは属性の重要な部分ですが、そもそもこの馬、近年の桜花賞馬でも強い方に数えられるぐらい強い。強いうえに白毛とか、ちょっと神様に愛されすぎではないでしょうかね。オークス（8着）こそ好位でためて失速しましたが、距離というより、無敗の人気馬であの形の競馬しかできなかったことが痛かった。もっと気楽にレースできる立場なら、ハナを切るなり思い切って控えて脚をためるなり、作戦を考えられたでしょう。ともあれ、今回は無敗のくびきもなければ、距離も前走札幌記念で克服済み。札幌記念は前有利な馬場をフルに生かしましたが、その競馬ができること自体がこの馬の強さ。他の3歳牝馬で、ラヴズオンリーユーに勝てる馬がいるとも思えないので、人気でも逆らえないというところです。

ソダシが圧倒的な人気なので、相手の人気馬は選別する必要があります。好みもありますが、緩急の流れが大きかったローズSと、前半もそこそこ流れて残り5Fずっと速いラップとなった紫苑Sでは、レースの質は後者が断然、秋華賞と重なるでしょう。そこで○⑭ファインルージュ、▲①スルーセブンシーズ、☆⑯ミスフィガロと紫苑S1～3着馬をソダシの相手に並べました。ほか△はローズS負けた組、今回に上昇がうかがえる伏兵。ローズS勝ちアンドヴァラナウトに来られたら、前哨戦診断を誤っていたということで。

馬券は
3連単フォーメーション
<1着>④→<2、3着>①⑭⑯＝<2、3着>①③⑤⑥⑧⑭⑯　30点。

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC