ダービーに向けて(皐月賞とダービーの適性の違い)

来週はもうダービーですか。
本当に早いもので、競馬歴がもうX0年以上になるので、年をとったなーと思いますし、この時期が来るとやはりわくわくはしてきますね。

今年はPOGなどもやっていないので、フラットな気持ちでダービーを迎えられるのも、良し悪しですが、予想に私見が入らないのでよいですか。

まあ、レースではサートゥルナーリア一本かぶりになるでしょうが、本当にそのまま2冠で決まってしまうのか、考えていければなと思っています。

1.皐月賞とダービーの適性の違い
2.皐月賞有力馬コメント
3.他路線組がつけいる隙があるのか

このあたりでしょうか。ではでは、時間もありますし、1の皐月賞とダービーの適性の違いを考えていきましょう。

まあ、まずはわかりやすいように、この5年のダービーのラップを書いていきましょうか。

12.7 - 11.0 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 11.2 - 11.2 - 12.2
1着 ワグネリアン 2着 エポカドーロ 3着 コズミックフォース
13.0 - 11.2 - 12.9 - 12.8 - 13.3 - 12.5 - 12.1 - 12.6 - 12.7 - 11.5 - 10.9 - 11.4
1着 レイデオロ 2着  スワーヴリチャード 3着 アドミラブル
12.6 - 11.1 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 12.9 - 13.1 - 11.8 - 12.0 - 11.6 - 11.0 - 11.6
1着 マカヒキ 2着  サトノダイヤモンド 3着 ディーマジェスティ
12.7 - 10.9 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 12.5 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.0 - 11.7
1着 ドゥラメンテ 2着  サトノラーゼン 3着 サトノクラウン
12.5 - 10.6 - 11.8 - 12.2 - 12.5 - 12.1 - 12.7 - 13.6 - 12.2 - 11.6 - 11.1 - 11.7
1着 ワンアンドオンリー 2着  イスラボニータ 3着 マイネルフロスト

去年は実は特殊なレースで、エポカドーロが本当にうまい逃げ。
テン普通に入り、そのまま緩めずに入る。前が止まらなかったため、仕掛けどころも早くなり、最後の1Fは完全に止まった消耗戦。
エタリオウ、ブラストワンピース 、ダノンプレミアム、ステルヴィオ
このあたりの馬は、瞬発戦だったらおそらく好勝負できていたはずですが、戸崎に殺されたレースになりました。

その他のレースに関してはわかりやすく、逃げ馬は隊列ができたらどこかでしっかり緩め、直線3Fの瞬発戦になりますね。直線に入る前あたりから仕掛けが入り、最後まで脚力比べになるイメージになります。

去年は、皐月賞馬という強い逃げ馬が存在した、ことが消耗戦にできた理由になりますね。リオンリオンがノリさんなら考えることはかなり変わってきましたが、騎乗停止で子供さんに、日本ダービーテン乗りでリスクを冒す騎乗はさすがにできないと思うので、単純な瞬発戦になると想定するのがわかりやすいのかなと思います。

また、日本ダービーが荒れにくい理由はこのわかりやすい瞬発戦になること、が大きな理由になると思います。

では、今年の皐月賞を振り返ってみましょう。

12.3 - 10.5 - 12.0 - 11.8 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.4
ランスオブプラーナが相当にきついテンの入りで逃げ、そのまま結構な緩みに入って、加速ラップの瞬発戦、中山2000でもなかなかない、瞬発ラップですね。

ダービーと違いがあるとすれば、
1.テンの入りがおそらくかなり遅くなり、集団がもう少し凝縮する
2.4角でぎゅっと詰まった集団にならず、ばらける
3.皐月賞は右回り、ダービーは左回り
でしょうか。

1については、ランスオブプラーナがテン早めに入った影響で、ラップのわりに、縦長の展開になったところですね。ダービーは人気薄が勝負逃げをうたない限りは、おそらくは緩く入ってできるだけ折り合い勝負になると思うので、枠順の意識と、折り合えるのかは、皐月賞以上の重要になってきます。

2については、皐月賞は4角で前がばて、直線でぎゅっとしましたが、東京は直線勝負の状況になるので、多少距離ロスがあっても、不利なく走れる進路をとりにいきやすいです、裏を返せば、ここを勝負できる操縦性と騎手の技量が大きくものを言います。

3については、あたりまえですが、回り方が違う、ということですね、左回り経験と手前をしっかり変えられるのかが大事。

このあたりを意識しながら、皐月賞の有力馬から考えていければなと思います、今日はこのへんで。



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