シロワタドリ

シロワタドリノキの花の種子。全長十センチ程度の鳥のかたちになり、ポプラの種子に似た綿毛の羽で飛びたつ。クチバシはガクの変形であり、声はない。聴覚もない。銀色の眼紋はあるが視覚器官ではなく、視覚もない。たいへん軽く、全身がまっしろな柔毛に覆われている。着地すると動かなくなり、やがて湿り、綿毛を縮ませ、かたちをなくしてしまう。季節風に乗り、飛びたって一帯を白くそめる様子は春先の風物詩となっている。

色違いで、ウスベニワタドリやムラサキワタドリなどもいる。

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Loiseau

幻想博物誌

架空地名、架空生物、架空事象、架空伝承についての創作事典です。

コメント6件

バロメッツとししゃもさんについて調べました。そうそう…それです。

木になる山羊はバロメッツって言うんですね。名前があったとは。
loiseauさんの博学には恐れ入ります。恐れ入って舌を巻きます。

他にプリニウスの博物誌には葉っぱが魚になって魚が海底に着底すると蛤になるという挿絵があった気がします。それで蛤から立ち上る煙が蜃気楼になる…???
すみません、知識が雑で…。蜃気楼の話は水木しげるだった気がします。

loiseauさんが予想外に愛想の良い方だったのが一番の驚きでした。
次回作も楽しみにしております。
m(__)m
はしゃいじゃってすいません。( ´w`)❤ ロワゾーは脳にモジクイというへんないきもの飼ってまして、おいしい文字列を食うときゃっきゃするのです。ムラサキさんのどれもおいしいので至福でした。
そしてプリニウスさんの葉っぱ魚探し中なんですけど、みつからなーい。みつけたーい。ハマグリ=蜃気楼は中華思想だからプリニーさんが言及してるかどうかはわからないなあ。山海経にあるらしいですね。遊んでくださってありがとうございます。
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