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いつもここで泣いてしまう
この記事は『Vtuber音楽周りの人々 Advent Calendar 2018』
https://adventar.org/calendars/3348 14日目のエントリです
ろくんしの動画見ておくんなまし!ろくんしです!
clocknote.さんからこの企画を教えていただいて、参加することになりました!
ハイカラ浪漫のオリジナルMVを公開したり、奏でろ音楽!!!のMV制作を担当したり、配信見ながらほくそ笑んでたり、配信見ながらほくそ笑んでたりする人です!
ところどころ緩い感じの記事になると思うので先に予防線張っときます||||||ーーーー||ーー
今年制作した動画を中心に書いていくつもりですが、自分語りも多少含まれると思いますので、ご了承いただけるかたはお読みください...!
記事の流れ
前半で今年制作した動画を振り返り、後半で奏でろ音楽についてまとまった話をします!
にじさんじとの出会い
初めて配信を見たのはしずりんのLife Is Strangeだった気がします。そこからの流れは早く...
めちゃクチャ声素敵だ。。。。→ほう、汝にじさんじと申す?→JK組!!ほーーーういいね!!→嫉妬ってなに?→あっ(沼に落ちる音)
MapleショートMV-5/12
一緒に笑うと楽しくなれるのはなぁんで?
おそらくこれが初めて制作したにじさんじ関連の動画です。
Maple......いいですよね...
正直でろーんの歌動画を見てから「歌ってる表情が見られる」ってこんなに良いものなのか!!!と感じていました。
それで、そういう動画とは全く別の系統でMVが作れたら面白いのでは!!!と思い作った記憶があります。
初投稿「やきもち☆ハートブレイク」-7/12
えるちゃんの"〇〇〇〇☆ハートブレイク"好き
ニコニコに初投稿したのがこの動画です。
人にイラストを頼んでそれをMVに取り込んで~とかってやるの初めてで、色々大変だったのを覚えてます!
もともとアイマスにハマっていたのもあってアイドルソングが好きで、やきもち聞いた時は本当にやばかったですね。。。
ハイカラ浪漫オリジナルMV-7/19
???「曲調が楓ちゃんの声質に合い過ぎている。」
でろーんとMIX講座コラボもした作曲系VTuberのミディさん https://twitter.com/mid_midy
が制作されたこの曲ですが、超会議前日の楓と美兎配信で委員長がめちゃくちゃ気に入ってたのが印象的ですね。
ハイカラ浪漫は何と言ってもサビのリズムがとても気持ちよくて、聞いてると勝手にリズムとっちゃうんですよね、
「わんっつーすりっで〜〜〜!!!」って言いながら。
なのでそういう部分はテキストのモーションの仕方も工夫したりしました。
サビのところなんかわかりやすくて、ぼくが首を左右にふりながら曲を聞いてたので文字も同じ動きをさせました。
-首と同じ動きをさせました。
他に、構成に関して考えた部分の一つなのですが、MVでは
「現実世界」と「仮想世界」を使い分けて、表現しています。
これはハイカラ浪漫の歌詞の意味を自分なりに解釈したものを間接的に表現した結果です。解釈等はいろんな考え方があるので深くは言わないようにします。
と、MV投稿後の反応は想像を上回るものでした...
祝☆改名
樋口楓さんのおかげで忘れかけていた本来の名前「ろくんし」を思い出したため、旧名「ろんくし」から改名しました。
(正直こういう形で改名するのは普通に面白いし、良い思い出!!)
アオゾラ&スペース-8/31
逆だったかもしれねェ...
こーしーさんとのーむーさんのこちらの2曲、
アオゾラに関して言えば、やりたかった表現がたくさんできた!という感想ですね。
ラスサビ前の2人の位置関係が変わる演出がお気に入りです。。。
夏の歌ということで、水を使った表現を工夫しました。
スペースでは2人を陰陽のマークのような配置に意識的にしました。
よく、2人は「月と太陽」と表されている節があるような気がしたからです。
では、どちらが月でどちらが太陽なのか?
これは単純な2択問題なんかじゃないですよね。
見る人それぞれの解釈で曲を楽しんでいただけたらと思います。
余談ですがナルトは幼少期から読んでいて漫画も揃えるほどファンです。
お風呂はいる前に足にチャクラ溜めるやつみんなやってたよね...?
え、口寄せの術の印覚えてやったあと親指の爪の端っこ噛んで地面に「バッ!!」ってやるやつみんなやってたよね......??
アレ............????
45秒-9/2
REALITY配信で45秒を踊ってた委員長がめ~~~~~っちゃかわいくて、いいなーと思っているところでbratさんと突発企画のような感じで作りました!
フォントはお気に入りのニコモジを使っているんですけど、こういうポップかつシンプルなデザインの時はかわいくて、漢字もそこそこ対応してておすすめですね。
この頃からとうかざ歌ってみた企画のために色々打ち合わせ兼雑談をbratさんとはしていて、なんかめっちゃ仲良くなりました。のちのにじそうさくへと繋がりますがそれはまた別の機会に...
とうかざ歌ってみたコラボ-10/31
2人の素敵な企画に関わることができてとても嬉しかったやつです!!!!
色々な構成を考えながらも、根本は「この"2人"のMV」というのを大切にして作ろう、という気持ちを持って取り組みました。
間奏前の悪夢のようなイラストは配信ネタが元になっています。
アレ、急にbratさんからなんの前触れもなく送られてきてホントにびっくりした。
急にAfterEffectsの専門的な(?)話になるんですけど、ぼくはキャラの一部を動かすときなどはだいたいパペットピンツールを使っています。
(有料プラグイン何も持ってないので...)
今回の立ち絵もかざちゃんなんかわかりやすく動いてると思います。
ポーズがかわいかったので、こういうことをしてみました!
ちなみに途中降ってくるランタンも同じツールでやってます。
ReStart Line-11/4
ある日のかずぺそさんからのDM、この時期色々と制作するものが多くて、MV制作の話が来た時「ちょっと(時間的に)微妙ですね~」って言ってました。
こんな感じなんだけど...とぺそニキからデータが。
すごく良くて、これはもう作るしかない作りたいってなりました。。。。
と、真面目な話この曲で呼んでいただけたのは本当に嬉しくて、また、ぺそニキの投稿文もエモいんですよね。
のちの奏でろ音楽とも関係のある話なんですが、Restart LineのMVでも言えることがあって、白黒のパートの使い方を意識しています。
にじさんじという名前自体に「虹」という色が入っていますよね。その名の通り、所属ライバーは色とりどりの配信をしていて、同じ色はありません。
話はそれますが、白黒の写真を見ると人ってどう感じますかね??
見方によっては「色がついていない」とも言えます。
でも、そこには白色と黒色がはっきりと存在してるんですよね。
ぼくは、ここを大切にしたい。
すごくぼかした言い方になってしまってすみません...
つまるところ、Restart LineのMV制作時から、にじさんじ関連で動画を作る際は「色」の扱いを大切にしたいと感じました(デザイン的な意味合いではなく)。
やっと後半戦突入です。
奏でろ音楽!!!のMV制作
喜んでくれる君を想像しては心のニヤニヤが止まらない
まず、Biriさんからお話をいただいた時は嬉しい気持ちと不安な気持ちが同時にきました。
『あの「奏でろ音楽!!!」のフルVer.のMV制作ができる!!?OMG!!!!!!!』
最高の曲と最高の歌を最高な形で届けることができるのか......否、やるンダ!!!!!!と、気合いを入れて臨みました。
Biriさんとの初通話
2時間くらい話したんですが、通して2、3回泣きました(マジ)
MV制作に当たって曲に対する想い、歌詞に込めた意味、Biriさんのバックグラウンドなど、本当にいろんな話を聞きました。
その上で、奏でろ音楽!!!に込められた尋常じゃない熱を感じました。
この時から奏でろ音楽!!!では
「歌詞をしっかりと伝えられるMVにしたい」と考えるようになりました。
そのため文字の魅せ方に気をつけて制作に取り組みました。
「終止線」の演出について
最高のフィナーレ一緒に迎えよう
奏でろ音楽!!!ではそれこそたくさんの演出を散りばめています。
演出やアニメーションを考える時、構成を考える時もそうなのですが、映像制作をする時、まずそれについての知識を収集するようにしています。
例えばハイカラ浪漫の時は「浪漫」って?「ハイカラ」って?いつの時代の話?その時代には何があった?その背景は...
と、深めていくうちに重要なキーワードが形となります。
話は戻りますがその点、奏でろ音楽!!!のMVでは音楽記号を用いた表現をできたら良いなと思いました。
中でも終止線についてはコメントでの言及も見られたりしていて、自分でも気に入っているシーンなので嬉しかったです。
「最高のフィナーレ一緒に迎えよう」
その歌詞を聞くと、どうしても「悲しい」「終わって欲しくない」そんな想いが、どうしても出てくると思います、ここで、MVの制作テーマについて触れたいと思います。
制作前に掲げたテーマ
これはぼくなりの解釈から生まれた奏でろ音楽!!!のMV制作のテーマです。
それは、「始まりと終わり」
これは決してマイナスな意味ではないです。
Vの世界の始まり、2時と3時の交わる間、そして次の世界の始まりー。
曲の最初のト音記号
終止線で音楽が終わった後、電源がつき、全てが巻き戻る瞬間
離れていた音符が1つになって、いちばんはじめの色のついた五線譜へ
Restart Lineで書いた色もキーワードになってきます。
この辺りで自分の押し込みたいものを押し込めたような気がします。
歌の差し替え
とても制作サイドの話になります。
MIX完成版音源が来るまでの間、動画を作るためにボカロ音源で作業していました。
自分なりの解釈をそのままMVに載せてしまって、通して見た後、これで大丈夫か、少し不安でした。
でも、でろーんの声でこの曲を聴くと、本当に後ろから背中を押してもらえてるような、そんな感覚を味わいました。
ここでぼくは、奏でろ音楽!!!は樋口楓"オリジナル曲"なんだと、再認識しました。
真面目な話をたくさんしました
なんだかすごく色々語ってしまいましたが、要するに樋口楓さんの歌声が本当に好きですって言いたかったんです.......(そうだっけ...多分そう...)
ここからは消化試合(余談)なので、最後までゆるく読んでいってください~
余談その1-にのさんし≒にじさんじ(?)
Biriさんと通話した時にちょっと言ってたのを覚えてたので、にじさんじカラーを置いてみました!
余談その2-見覚えのある(?)ロゴ
某有名な吹奏楽部のアニメロゴを参考にして作ってしまいました。待機中のサムネにも載っててコメントされてましたね
余談その3-隠れ楽譜
奏でろ音楽!!!のMVには実際にBiriさんに作っていただいた楽譜が映っているシーンがあります。こちらのシーンです。
このシーンの制作過程なんですが、特殊な技法を使っていますので、順をおって説明します。
まずはじめに、コンプティーク9月号増刊と、印刷した楽譜を用意します
でろーんのページまでいき、楽譜を挟みます
撮ります
加工して出来上がり
こういうネタ要素もあれば面白いかな?という出来心もありましたが、やはり楽譜って何枚も重なっててペラペラめくっていくイメージがあったので、それに合わせるためにやりました。
写真の加工
写真をリアルなまま使うのではなく、水彩っぽくしながら線を強調できるような、そういうのをしたくてPhotoshopいじってました。
Photoshopのフィルタギャラリーって割と便利で、よく使ってるんですけど、なにぶん使いこなすのが難しくその上時間もかかってしまって、
「あ〜〜ボタン一つで加工してくれるアプリでも降って来ないかなーーーーー」って思ってると
降ってきました。
こちらOlliという有料アプリなんですが、ツイッターで知ってからこれは便利だ!と思い使いはじめました。
| 加工前 | 加工後 |
こんな感じで簡単にできました!なんと210円です(ダイマ)
余談その4-公開直前
とにかく緊張してました。
「うわああああああ」と言っていたらルーズリーフに"何か"が書かれていました。
余談その5-ろくんしスパチャ
いや、初めて見ました。
まとめ-これから
普段動画に込めた想い!!!みたいなものを公に出す機会はないので、このような機会をいただけてとても新鮮で楽しかったです。ろくげんさんありがとうございました!!!!
これからも映像関係で自分なりの活動を続けていけたらと思います!
ぼくは今19歳で、来年20歳になり、その次の年には就職しています。
にじさんじに、樋口楓さんに出会ってからのこの1年は、自分にとっても大切な年だと思います。
きっと歳をとって忘れていっても
変わらないままで、ここにいるから
いつもここで泣いてしまうろくんしでした。