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神事に使われる榊の8割が中国産(榊の状況について解説します)

日本の神社で正式参拝をする時に使われる榊。しかし、その8割が中国産と言われていることをご存知でしょうか。

日本の神事まで中国に頼るというのは日本古来の歴史伝統文化の素晴らしさをいくら訴えても話になりません。では、日本では榊はなくなってしまったのでしょうか。

和歌山県の田辺市で耕作放棄地(所有者の名前をとって「大倉山」と呼んでいます)を切り拓いた時に、見事な真榊が自生していました。ここの当たりでは、神事に使う真榊と仏事に使うビシャコは自分達の山などに植えているのが一般的です。

和歌山はその名のとおり、山だらけですが普通に山に真榊が自生しています。日本の榊は真榊と姫榊があり、西日本では真榊が関東より東では姫榊が神事に使われています。これは植生分布もあるようで榊は温かい地方でしか生えないことから、北海道や北東北では自生することができません。

山に自生する真榊。柔らかい赤い芽が美しい。

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