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旅行中にレンズキャップを失くして捗った話

9月のシルバーウィーク、皆さんはどのように過ごしたでしょうか。

今年は台風がカチあってしまい、気持ちの良い天気ではなくなってしまったので旅行取り止め、とした人も多いでしょう。
毎年この時期の旅行は悪天候の思い出しかない。

私は今年、大学生時代の同期とペンションに2泊3日の旅行に行った。
特に何をするでもないが、各々酒を飲みながら積もる話もあるだろう、といった感じの緩い企画である。
その旅行で、一つカメラで進歩があったので書き残そうと思う。

レンズキャップ紛失

レンズキャップというのはレンズの前玉の保護だけでなく、その先のセンサー面の保護も兼ねている。筈だ。
レンジファインダーカメラはレンズキャップをせずにいると、シャッター幕が焼けてしまう、ということがあるらしい。
今のカメラはその保護がされているのかは分からないが、少なくともいい影響はないだろう。

そんな大事なレンズキャップがないことに気付いたのは、目的の駅に着いた後だった。

あれ?レンズキャップ付いてないな。
そもそもバッグに入れるときに確認したっけ?
ひょっとして防湿庫から取り出すときに外れたのかも...

まあ、無いなら仕方ない。
レンズ保護フィルターも付いてるし。
レンズ本体は問題ないな。
ヨシ!

ということで、X-T4+XF23mmF2にレンズキャップをしないまま、旅行をすることになったのだった。

新たな発見

過去の知識だけでなく、新たな知見を試さなければ進歩がない。
大抵失敗や偶然から未知の経験を得ることで、知見を得ることができる。
...等と高尚なことを言いつつ、まあレンズキャップが無かったことで色々吹っ切れたことがある。

まず、速写性が格段に上がった。
特に旅行で、かつ10人以上の参加者に対してカメラを構える時は、すぐ電源を入れて撮ることが多かった。
また、片手で撮影することができるので、もう一方の手に物を持っていても撮影を妨げられることがなかった。

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そして、レンズキャップを取り外しする際のストレス。これがないって素敵。
今回持ってきたレンズ、XF23mmF2はフジツボ型のフードでレンズキャップを取り外しするのに苦労することはない。
角型や花型フードなんかよりも相当楽なのだが、それでも普段取り外しにそれなりのストレスがあったのだなぁ、と感じた。

そのストレスがないからか、常にシャッターを切る態勢になっていた。
車に乗ってる時に気が向いたら撮影し、

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食事中もカメラを手放さなかった。

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もう一つ。人にカメラを気軽に貸せるようになった。
レンズキャップがないから、というよりもカメラの扱いが雑になったのかもしれない。
これはレンズの保護フィルターを付けているのもあって、「まああとで拭けばいっか」と思って写真を撮ってもらったりしていた。
自分の写真が自分のカメラから出てくるのは、案外面白いなと思った。
自撮りでは見れない画角が新鮮。

傷を諦めよう

レンズは資産だとか、カメラのせどりだとか、下取り価格だとか。
カメラを始める前はそんなことを気にしていなかったのに、カメラを知り、カメラを売るようになってからは、こういう貧乏臭い考え方が染み付いてしまった。
もちろん売り買いしながら最新機種に買い替えていくのが一番""賢い""のは分かる。
そして欲しいものを全部買えるほどの財力もない。ならば…と当然思う。
けど、みみっちい事に気を付けながらカメラを使う事に、少し疑問を抱いてしまった。
少なくとも自分には合わないのだろう、と。

帰宅後の話

さあ帰宅、レンズキャップを探す。
どうせ防湿庫に落ちているんでしょ?と考え探したが、見つからない。

え、ひょっとして落としたパターン?
買い直さなきゃならんのか…
いや、これを機にレンズキャップ無しで運用をするか?

そうか、無いか…等と考えながら旅の荷物を片付けていると、バッグの底に黒いモノが。

そこかい。


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