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曇りジャンクレンズでエモさを探したが分からなかった話

PENTAX K-50と、ハードオフで拾ってきたSMC PENTAX-FA 28-70mm F4でスナップをした。

エモい写真とは...?

結婚するとパートナーの普段の生活の様子を間近で見ることとなる。
その中でお互いに良い面悪い面を発見し、見直したり見損なったりする、というのはよくある話。
自分の場合も例外ではないが、そのうちの一つに写真があった。

パートナーはinstagramにキャラグッズの写真をよく上げているのだが、ある加工をするのだ。
かなりコントラストを抑え目で、ちょっと紫がかったような。
それが""エモい""らしい。

🤔

エモい...のか...?

わざわざ曇りレンズに手を出す

エモさが分からなかったので、とりあえずコントラストを落とした写真を撮ってみて、それを品評してもらうことにした。
写真のコントラストを落とすには、編集・フィルター効果・レンズの選定等の方法があるが、今回は偶然ハードオフで曇ったレンズが手に入ったので、それを採用することとする。

使用するレンズはSMC PENTAX-FA 28-70mm F4。
このレンズ、調べたところ中玉が白く曇ったレンズが多いらしく、しかも分解しづらいためジャンク箱の肥やしになっていることが多いという。
なるほど。
スペックだけ見ると良さそうなレンズだが、かなり問題のあるレンズみたい。

作例

通常、レンズの作例なんかは性能を良く見せるためにいい写真を選ぶものだが、今回は近所で適当に撮影してきたものだ。
こんなに曇っているが、なんとAFが動作する。なんで?
まあ便利だからいっか。

以下ノー編集での作例を上げる。

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ふむ、かなり眠たい画質だが、雰囲気は出ているのではないか?
ちょっと上二つについて、マゼンタ寄りにしてみよう。

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うーん?分からなくなってきた。
ここまでの作例をパートナーに見せてみたが、「フーン、いいんじゃない?」と反応は薄め。エモくないのかなぁ...。

結論

とにかくローコントラストで写真を撮ってみたが、あまりエモさはないらしい。
また、自己評価としては「何らかの雰囲気はあるが、それがエモさなのかは全く分からない。何なら自分がエモさを感じる写真というのは、もっとフィルムライクなやつ」だ。

そも、エモさとは感情の高まりであり、その感情が動く要因は人それぞれなのだ。
ただ、「人による」だけで済ませるのも良くないのだが、「何か琴線に触れるような雰囲気(色やコントラストによる)が出ているモノ=エモい」のだと思う。
そして、エモの形成は情緒が発達する過程である子どもの頃にでき、したがって同年代であればエモさの共有は可能である。
...等という推測を立ててみた。

結婚してから、パートナーのオタ活に付き合う形で写真を撮ることもある。
そうして写真を見せたり、現像をすることで相手の""エモい""という感情を理解できるようになるだろうか。
そうなればいいな。

番外 自動補正をかける

先の2枚について、自動コントラストと自動カラー補正をかけてみる。

画像8

画像9

結構ちゃんと写るなぁ!

曇りレンズだからと侮っていたが、ここまでちゃんと輪郭が復活するということは、案外情報量は落ちてないのかも。
まあ、撮影時はクソムズだけどね。ファインダー見えん。

終わり。最後までお読みいただきありがとうございました。

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