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ジャンク箱でMC ROKKOR-PF 55mm f1.7を見つけたので試し撮りをした話

経緯

その夜は仕事が早く終わり、散歩がてら近所のハードオフに出かけた。
目的はジャンクレンズの掘り出し物探し。
その店舗は比較的レンズの種類は豊富だが、単焦点はジャンク棚にない、程度の品揃えであるため、実際は期待もせず、運動不足解消目的で行くことにした。

が、今日は大物発見。
MC ROKKOR-PF 55mm f1.7がジャンク箱にあったのだ。
300円で。

昔の状況は分からないが、今やミラーレス戦国時代。
そしてオールドレンズやフィルムカメラがにわかに流行る中、単焦点レンズがジャンク品として出回ることはあまりにも少なく、あっても部品が欠損していたり、カビが酷すぎたりと使えるモノではない、というのが今までの経験だった。

が、今回はほぼ完璧。
レンズフィルターだけが歪んでいるが、本体に目立った傷はない。
もちろん表面にカビ?か曇り?と、レンズ周辺がバルサム切れ状態だったが、恐らく撮影に大きな影響はない。筈。
絞りもちゃんと動く。油にじみはない。

もちろん即購入した。
値付けを間違えている気もするが、それに気付かれる前に購入するのが吉だ。
すぐに帰宅し、レンズ表面を丁寧に拭く。
するとカビらしきものはなくなり、後玉の多少の曇りと前玉の中央の曇り以外は目立つものはなくなった。
マジで掘り出し物じゃん。バルサム切れは直らないが。

試し撮り

新しいレンズを手に入れたら試さねばならない。
古事記にもそう書いてある。

ということで比較的近所でスナップ撮影をしてきた。
周辺のバルサム切れの影響も気になるので、今回はα7Riiを使う。
尚、試し撮りなので全てJPG撮って出しである。

f5.6(拡大すればぼやけているが、等倍なら問題なし)
f1.7(最短撮影距離付近の開放は流石にソフトな描写)
f1.7(遠景なら開放でも違和感がない)


f1.7(額縁構図)

結果

・f5.6まで絞っても、拡大すると微妙にピントが来ていないような、ぼんやりした描写になる、気がする。このレンズは比較的よく写る、という評判のようで、今回は曇りやバルサム切れの影響が出ていると推察。
・使っていて気付いたが、ピントリングの動きが渋い。もう少しスムーズに動かせればリズムよく撮影できるのだが。。。調整が必要かも。
・描写の甘さ以外は問題ないと思われる。よって使える

そう、使えるんですこのレンズ。
やっぱり値付けが間違ってたとしか思えない。
やったぜ。

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