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女王陛下のプラチナジュビリーに沸いた英国・うちのご近所は?

エリザベス2世女王の在位70年を祝う祭典、プラチナジュビリー。その様子は世界各国で報道されたので、ニュースなどでご覧になった人が多いと思います。

バッキンガム宮殿前で繰り広げられたパレードやコンサート、セントポール大寺院で執り行われた荘厳な式典など、まさに国を挙げての大イベント。

そうした絢爛豪華な催し物のほとんどは首都ロンドンで繰り広げられましたが、実は大小の地方自治体でもそれぞれ祝賀ムード満載!

かく言う筆者の住まう小さな町でも、さまざまな形で女王陛下への親愛と敬意を表していました。そこで幾つかご紹介しますね♪

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まずはバッキンガム宮殿でのパレードTV中継が終わる時間を見計らって、町の広場にタウン・クライヤー(Town Cryer)が登場!

タウン・クライヤーというのは「町のお触れ役人」。昔ネットどころか電話も新聞もなかった時代には、市民の貴重なニュースソースだった存在です。

もちろん今は実用としてでなく、年に数回このような機会に伝統的な風習を守る名誉職みたいな感じ。

手に持った鐘をカランカラーン♪と鳴らしてから、女王陛下がプラチナジュビリーを迎えて誠にめでたい!という内容の祝辞を述べ、最後に「ゴッド・セーヴ・ザ・クィーン」の決まり文句で締め。

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両隣りにいる女性は、町長さんともう1人の役人さん。時代がかった衣装を含め、ちょっとした見ものでしょう?笑

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商店街では、どの業種のお店もこぞってお祝いムードのウィンドウ。ユニオンジャックや女王陛下のポートレートなどを飾っていました。

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近所のスーパーへ行く途中には、こんなバンティング・バナーが。パッと見は、普通のバンティングでしたが・・・。

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立ち止まってよく見たら、1枚ずつ手作り!地元小学校の生徒たちが作ったらしく、ほのぼの素朴なデザインが微笑ましい~♪

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一方こちらは、コロナ禍でロックダウン中だった頃から、徐々にイギリスで流行り出した郵便ポストの手編みカバー。

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クリスマスや復活祭など四季折々のテーマで衣替えするのですが、これも女王らしき女性にロンドン塔の衛兵、コーギーたちの編みぐるみ。

先ほどのバンティング・バナーと同じく手作り感が溢れていて、陛下に対する親愛の情が伝わってきますよね。

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4連休のジュビリー祭典が始まる前日に繁華街へ行ったら、こんな2人組にも遭遇!翌日から街なかで行われる各種イベントを宣伝していました。笑

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4連休が終わった後も、まだ祝賀気分の残滓があちこちに。ヴィクトリア駅やウェストミンスター周辺では、女王の愛犬として知られるコーギーが増殖中?

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これは「コーギー・トレイル」と題されたパブリック・アートのイベント。合計19体のコーギー達が、今年(2022年)7月31日まで展示されています。

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久しぶりに見た旧型ダブルデッカーは路線バスじゃなく、車内でプラチナ・ジュビリーをテーマにしたアフタヌーン・ティーを楽しむという企画もの。

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お祝い気分で人びとのお財布のヒモが緩めば、経済にも貢献します。国の繁栄を誰よりも願う女王陛下にとって、大いに喜ばしい事でしょう。

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ヨークシャーに住む娘一家からも、こんな写真が送られてきて・・・老若男女を問わず、思い思いに楽しんだプラチナジュビリーでした!


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