アラサー女、孤独死に怯える

一人暮らしで、わたしが最も不安に感じていること。
それは、誰にも助けが呼べない深夜に、体調が悪くなることだ。

わたしは幸い、これまでの人生で大怪我も大病もしたことがない。(頑丈な身体に作ってくれた両親と、運のいい自分に感謝だ)
入院をしたこともなければ、病院のお世話になること自体も子どもの頃からあまりなかった。なので、病院とはどの程度まで悪くなったら行ってよい権利が発生するのか、そもそもこの症状の場合、どこへ行くのが適切なのか?そのレベルからわかっていない。

なので、突然の身体の異変が、めちゃくちゃ怖い。

多分ストレスなんかのせいだと思うけど、一時期深夜に突然目が覚めて、強い力で胃を掴まれるような激痛にたびたび襲われていた時期があった。
でも夜中の3時とか5時とか、そんな時間なのである。
みんな寝ている。2時とか6時なら、ギリギリ起きてる人がいるのに。

仲の良い友人にラインしても当然寝ていて既読はつかない。
ツイッターの民もいない。ボットが粛々と定期的なつぶやきをしているだけだ。連絡がついたところでどうしてもらうわけでもないのだが…。

マジで、これ救急車呼んだほうがいいのか?いや呼んだらきっとこんなこと程度で呼ぶな死ねと怒られるし無理だしぬのか?今そもそもなんでこんなにヤバい状態なの??わたしはなんの病気なんだ??何かバチが当たったのだろうか?死ぬかもしれない。誰も見つけてくれない。1人の部屋で発見されずに死ぬのかもしれない。いや、朝になれば、とりあえず一般的な朝の時間になりさえすればそれまでたえればなんとか病院に、あさまでってあと何時間あるんだあとさんじかん?よじかん?それってあとなんじかんくらい?しぬかもしれん、こわい。

脂汗をかきながら、胃を押しつぶしてくる握力と何もかもがわからなくておしよせる不安に堪えつつ、目の前の小さな光る四角い物体に、とにかく今の状況を手当たり次第に入力する。
わたしのこの今の状況はなんなのか、教えてくれグーグル。

その頃は、そうやってるうちに突然痛みがひいてきて、体力もなくなり気を失うように眠るうちに朝になっていた。
で、病院いって胃カメラ飲んでも異常がなくて、あれだけ苦しみ悶えてるのに異常がないって、一体どれだけの苦しみを得ればわたしの体に異変があると認めてもらえるんだと変な方向でつらくなった。

誰かが家にいれば、気がついてもらえる。
自分の痛みや苦しみを客観的にも判断してもらえる。万が一倒れてても見つけてもらえて間に合うかもしれない。

でも、一人暮らしではそうはいかない。

わたしは1人が好きだし、基本インターネットがあるし、やりたいこともたくさんあるから、さみしいとか、そういうのはほとんどない。
けど、深夜、明け方はほんとに誰もいないのだ。普段インターネットを賑わしている人たちがほとんど稼働していない。
そんなときに体調が、今まで覚えのない方向に悪くなったりするの、真の孤独だ。あれはヤバい。

30年以上同じ身体を使ってると、そろそろうっかりどこかにガタがきたり、バグってもおかしくない。
いかにこれまで頑丈な体で入院知らずだったといえ、突然ドーン!!てきて死ぬかもしれない……。(ということを10年前から思っている)

とにかく、なれない体調不良を見極めてくれる心優しい第三者の存在が、夜中にほしい。夜中に、つらい、くるしい、おかしいのだといって突然起こしても怒らない存在が。
なにか不慮の事態があったときに、ともに自分ごととして考えてくれる第三者がその時だけはいてほしい。話を聞いてくれるだけでかなり不安は和らぐ。
たぶんこれって世の中でいう配偶者とか、家族のことなんやろうね。でもわたしはそれはあまり望んでいないので、難しい問題。

うちの家系、代々脳梗塞をやってるので、いつ私にも来るかということに日々怯えている。で、時々来る。今日はマジで頭に変な脈打ちがあったからドキドキしたし、時々指先が痺れたりする。
でも大体こうやって疑う系の痺れ、肩こり由来なんですよね。今回もそうだわ。たぶんね。

でもそのなんか、突然音沙汰なくなったら…あ、しびれがほんとにやばくて、見誤って死んだのかもなって思ってください。死にたくない!

時々というかわりと頻繁に、主に仕事中とかに、ふわあ~っと、いなくなりてえ~!とか死にてえ~!とか思うことありますけど、なんだかんだ死にたくないっていつも思ってるじゃん。ということを今日は改めて胸に刻むよ。

夜の体調不良は、怖い。
長く一人暮らしをして、何度もそんな夜を越えてきているけど、肉体の耐用年数は迫り来る中、一体いつまでこの恐怖に耐えればいいんだろう、とは思うね。

読んでくださりありがとうございます!もし「応援してやろうかな」と思ったら、サポートをお願いします。いただいたサポートは、次の記事を書く元気チャージのおやつ代にします!