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陰のう湿疹の治療法

陰のう湿疹の原因は食物アレルギー(植物油など)と金属アレルギー(銀歯など)の可能性が高いです。私はこの2つに対処したらかゆみがほぼ消えました。現在でもかゆみが少し出ることはありますが、フェミニーナ軟膏の使用量は月1本(30g)から月1g以下に減りました。

種本はベテラン皮膚科医が書いた『油を断てばアトピーはここまで治る』 (永田良隆) と『Dr.菊池の金属アレルギー診断室』(菊池新)です。本書は陰のう湿疹に焦点を絞って簡潔にまとめています。対処法はそれほど難しいものではなく、効果はすぐに出るものが多いです。

本書でターゲットにしている陰のう湿疹はフェミニーナ軟膏やデリケアM'sが効くタイプのものになります。ステロイド軟膏はあまり効かないタイプです。この湿疹は20~30代で突然発症するという特徴もあります。

私は男性ですが、フェミニーナ軟膏を使っているので、一部の膣湿疹にも有効かもしれません。

■自己紹介
陰のう湿疹に13年ほど悩まされたおっさん。花粉症・アトピーなし。ニンニクやショウガで遅延型のアレルギーあり。アレルギー検査(IgE抗体検査)で検出されるアレルゲンなし。金属アレルギー検査(パッチテスト)は未検査。

1,基本的なケアの仕方

ここで紹介する方法は治療が進めば必要なくなりますが、治療初期には一定の効果を期待できます。

<洗い方>
陰部の皮膚はデリケートなため、低刺激のせっけんなどでやさしく手洗いするのが基本です。ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと汚れはよく落ちるのですが、皮膚のバリア機能を担う構造脂質まで落としてしまうので、アレルギーが出やすくなります。

そもそも皮膚についた皮脂や垢には雑菌などから体を守る作用もあるので、完璧に落とす必用もありません。ナイロンタオルなどで体を洗う場合は、そこで生じた泡を使って陰部を手洗いするのがよいと思います。

陰部をやさしく手洗いするようになると、皮膚の感触が柔らかくなり、かゆみが出にくくなります。

<かゆみケア>
かゆくなったら掻かずに薬でかゆみを抑えた方がいいです。掻いてしまうと皮膚の再生過程を妨げたり、表皮のバリア機能を奪ったりしてかゆみが悪化しやすくなります。

<蒸れ対策>
かゆみは汗が汗腺から出るときにも生じやすいので、蒸れにくい下着(トランクスなど)を着用したほうがよいです。

2,食物アレルギー

<調べようと思った経緯>
私はこれまで一部の食品をとるとかゆみが出やすくなることはわかっていたのですが、食品を食べてからかゆみが出るまでにタイムラグがあり、また食べてもかゆみが出たり出なかったりしていたので、原因をはっきりとは特定できませんでした。そこで参考までに、『油を断てばアトピーはここまで治る』を読んでみました。そこにはアレルギー検査では検出されないアレルゲンについての記載が豊富にあり、書かれていることを試すと、かゆみがだいぶ引きました。以下、著者が考えるアレルギー(アトピー)の起こる仕組みやその対処法などについて紹介していきます。

■アレルギーが起こる仕組み
アレルギーは植物油と一部の動物性タンパク質のとりすぎが原因で起こります。

植物油をとりすぎると、植物油の中に含まれるリノール酸が体の中でアラキドン酸に変化し、マスト細胞の中に蓄積していきます。マスト細胞はアレルギー反応に関わる細胞であり、そこにアラキドン酸が蓄積していくとアレルゲンに対して過敏に反応しやすい体質になります。

とりすぎた植物油は皮脂腺からも排出され、そこでもかゆみが生じやすくなります。皮脂腺はおでこや脇の下、陰部などに多く集まっています。

*『油を断てばアトピーはここまで治る』には、「男児の陰嚢のかゆみは植物油の取り過ぎが原因です」との記載もあります。

動物性タンパク質をとりすぎた場合は、タンパク質の消化が追いつかず、ポリペプチドという物質が生まれます。ポリペプチドは栄養分として体には吸収されないので大部分は便として排出されますが、一部は腸から吸収され血液中にたまっていきます。血液中にポリペプチドがたまりすぎると、やがて皮膚から排出され、そこでかゆみが生じやすくなります。

■検査法
現時点でリノール酸やポリペプチドをアレルゲンとして検出できる検査はありません。

・チャレンジテスト
原因と思われる食品を、通常摂取量の5倍×4日、摂取してアレルギーを誘発するテストです。食品を摂取した後に症状が出ればその食品がアレルゲンの可能性が高いといえます。

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