職歴ボカシ

通過しやすい書類とは⑫ 【通販から学ぶ】 職務経歴書

前回の更新から間が空いてしまいましたが、早速職務経歴書に落とし込んでいきましょう。 

職務経歴書の書き方については、どの人も戸惑ってしまうと思います。
書式というものは決まっていませんし、ネットを見ても、バラバラなことが書かれていて、それぞれを参考にして、見様見真似で作成されていると思います。
私も年間500枚以上の職務経歴書を読んでいますが、書式も内容もバラバラです。
時系列に書かれていたり、逆時系列になっていたり、箇条書きになっていたり、長文になっていたり、「ですます」調か「切る」文体か、1枚にまとまっていたり、15枚の大作になっていたり・・・と。
正解が無いにしても、あまりにバラバラすぎて、しかも大半が読みづらいという事態です。
読み慣れている転職エージェントですら、読みづらい書類を、採用担当者が読むでしょうか。

そこでまずは読みやすい書式を紹介いたします。
私はDODAさんの「【ニーズ別】職務経歴書のフォーマット・テンプレート」をお勧めします。
職種別にテンプレートが分かれており、見やすいレイアウトになっています。
私も求職中に、あるエージェントからこのテンプレートを勧められて書き直したのですが、不思議と仕事ができる男に見えてしまうのです。

今回はこのフォーマットを利用して説明させて頂きます。

まず最初にタイトルの「職務経歴書」と中央に書きます。
読み手に何の書類なのかを伝える必要があるからです。
意外とこれを抜かしている方が多いです。

次に日付とフルネームを右詰めで書きます。
そして1行空けて、いよいよ本文です。

本文の最初は、どの採用担当者も必ず目にするポイントです。
まず読み落とすことは無いと思います。
ここで惹きつける必要があります。

通販ページを思い出しましょう。

ページの左に商品写真。左右の矢印をクリックすると5-6枚ほど写真が出てきます。
イメージ写真、全体写真、商品説明の写真、各パーツのアップ3カットという感じです。
右側に商品名が入り、値段、「カートに入れる」ボタンがあります。

美しい文章の商品説明やスペックなどは、その下に書かれますが、読まれない可能性があります。
つまり、職歴を書く前に、前章まで長々書いてきた「通販の商品画像」の要素を入れる必要があります。

そのタイトルとして「■職務要約」と入れますが、場合によっては「■自己PR」でも「■応募動機」でも構いません。過去の経験や職務スキルをアピールしたい場合は「■職務要約」、職務経験が無いが挑戦したいという「思い」を伝えたい場合は「■自己PR」でも「■志望動機」でも構いません。
どの場合にせよ、そこの欄に「キーワード」を書き込むことになります。(続)


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