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心理的安全性ゲーム

アジャイルコーチ・ファシリテーターであり、心理的安全性ゲームの発案者の安井 力(やっとむ)さんによる、心理的安全性ゲームが社内勉強会で行われたので、同じ部内のメンバー5名(開発者2名、スクラムマスター、営業、マーケ)で参加しました。

心理的安全性ゲームとは

「心理的安全性ゲーム」では、マズい状況でに対する様々な反応を体験して、チームに心理的安全性があるとき、ないとき、チームがどうなるか、実感します。そして、チームとしてどう成長したいのか、そのために心理的安全性をどう醸成していけばいいのか、理解を深めます。

ゲームのやり方を簡単に説明すると下記のようになります。

1.親が状況カードを引き、発生した問題に対して発言をする。
2.子が手持ちの発言カードを出す。
3.親が子全員分の発言カードの内容からその時感じた気持ち言う。
4.得られた学びを「未来のチームの姿」シートにマッピングする。

詳細のやり方は本家の心理的安全性ゲームを参照してください。

やったこと

1回目のルール:状況カード、発言カードをシャッフル
手札からカードを選ばなければならないため、言いたくないこと、やりたくない行動もしなければならなかった。

ポジティブになるパターン
親の「このチームはこれだからダメだ」の発言に対して
・お前の責任だ(怒った声で言う)
・もう無理だね
・一緒になんとかしよう
ネガティブになるパターン
親の「今話題の新しい技術をやりたい」の発言に対して
・いいんじゃん(顔を背けて)
・無理だよ
・(笑い)

厳しい意見を言っても、一人でも一緒に考えてくれるメンバーが入れば、ポジティブに問題に対して取り組める。
全員が否定的、無関心の場合はネガティブになることがわかった。

2回目のルール:状況カード、発言カードをフルオープン 発言カードは何回でも使用

自分たちがなりたいチームとして挑戦できる。お互いに学べるチームを目指して行った。
どれでも使って良いルールだと「一緒にやってみよう」、「私に任せて」などを頻繁に使ってしまった。そうすると未来のチームの姿シートには「助け合える」「助けを求められる」が多くなるが、「挑戦」、「学習」が伸びず。一回目とそれほど変わらない結果になった。

わかったこと

・ポジティブに問題に取り組むためには一緒にやってくれる、考えてくれる味方が一人は必要
・寄り添い一緒にやるだけだと、挑戦、学習が少なくなってしまう。
・厳しい意見も、言い方、頭につける修飾語次第で相手にポジティブな印象を与え学習、挑戦を促進させる。

これを生かして

今の組織では、チーム開発を行い、助け合い、やりたいことやってもらうこと重視しているが、コミット感が薄いため挑戦・学習になっていない感がある。
メンバーに裁量と責任を与え、挑戦・学習が進む組織にしていきたい。


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