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独立してからもうすぐ3年経つので振り返ってみる(5)

独立してからのエピソードも今回で5話目になる。noteに投稿も始めたが一回投稿すると「スキ」が1個付いたりするだけで嬉しくなり投稿を頑張ろうとしている自分がいる。

1個「スキ」が付くのは運営側が考慮しての事なのかもしれないが、もし運営側の意図でやっているのだとしたら私はアニメのキャラクターさながら操られている事も知らずにまんまと術中にハマっている状態だと思う。

何はともあれ今回の話は業務提携契約した話の続きだ。アルバイトとそう変わらない業務提携から新規店舗の店長として選んで頂いたのだ。その時のエピソードを紹介したいと思う。

バタバタの引き継ぎ業務に加え失敗の連続

私が新規店舗の店長になったのは新規店舗がオープンしてから1ヶ月後の事だった。そのため、引き継ぎは非常に大変であり、まだオープン間もなく体制が取れていない部分も沢山あったと思う。

私の店長としての役目は少しでも早く月単位で黒字化させる事。前の店舗は黒字化するまでに1年間かかっていたのでそれより早く目標達成する事が求められていたと思う。

しかし、実際にやってみると黒字化させる事が非常に難しく感じた。当然家賃で数十万円かかる。ビジネスモデルがサービス業で基本的に1対1で行われるため私一人で自身の人件費と家賃を上回る程の売上を私一人で出すのは到底不可能だった。

そのため、アルバイトを雇わなければならないのだが、アルバイトをシフトに入れてもお客さんが来なければ人件費がかかるばかりで寧ろ赤字を増やしてしまう。まさに最初の1〜2ヶ月目はアルバイトを入れ過ぎてしまいかなりの赤字を出してしまうことになった。

お客さんが全然来ず近隣に出向きまくる

何とか体制をつくり運営を進めていたがとにかくお客さんが来ず大変な想いをした。最初の3ヶ月目までの売上や利益は前の店舗の売上や利益より少ないぐらいで1年以内に黒字化させるのも難しいと考えていた。

そこで私は店舗にいるだけではなく近隣のお客さんになりそうな方への営業やティッシュ配りなど自身が出来ることを進めていった。この行動力は以前オリンピックの応援活動で身についたものなのかもしれないのであの活動もやっていて良かったと言えなくもない。

更には、その界隈での有名人をゲストとして招きイベントを開催したりSNSやyoutubeによる情報発信なども行っていた。これらの他にも営業など行っていたが一番効果が大きかったのは店に来てくれた人に+αの営業をする事だった。

こうした地道な営業の効果か4〜5ヶ月目ぐらいには黒字化目前まで迫っていた。

コロナのおかげか目標の黒字化達成

結論から言うと6ヶ月目にして目標であった黒字化を達成する事ができた。しかし、この目標達成には裏があり本当の意味で達成しているとは言えなくもない。

と、言うのも6ヶ月目は丁度コロナが流行り始め緊急事態宣言がでる直前の月であった。そのため、自粛を始める店舗もある中私の店舗は様子を見ながら営業していた。周りの店に行ってた人が一時的に集まるのは当然の事だ。

なのでその月は目標達成したとしても翌月は分からないという目標達成の仕方だった。しかし、私にはその翌月が訪れる事が無かったので結果は分からない。その後、コロナが本格的に蔓延し始め店舗の営業は自粛する事となった。

店舗自粛を気に私と会社の業務提携の契約は打ち切る事となった。勿論、両者納得した上での結果だ。

こうして私の店長としての店舗運営は幕を閉じる事になる。終わってみればあっという間の半年間だったがやっている最中は店に泊まり込んだり、お客さん、アルバイト、社長の事を考えなければならず中々に大変で濃密な期間だった。

まとめ

以上が私が店長業務をしていた時のエピソードだ。正直沢山の失敗を重ねていたので黒字化は他の店舗より早かったがコストもそれなりにかかっていたと思う。こうした経験をさせて頂いた前職の社長には感謝したい。

店長を経験した事でサービス業の難しさや金銭面と施策のバランスの取り方を学んだ。その経験を活かし私は新たなるビジネスを始める事となる。

次回はその新たなるビジネスについての話を紹介していきたいと思う。乞うご期待ください。

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