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独立してからもうすぐ3年経つので振り返ってみる(2)

こうして独立してからこれまでの事を記事にしているが、1年で1記事ぐらいに考えていたのだが思ったより量が多く1エピソードで1記事になってしまった。

3年経った今だとあっという間に感じるが、振り返って文字にしてみると思ったより濃密な期間を沢山過ごしてきたと言うのが分かる。

ただ、濃密な期間を過ごしているから良いかと言われると、3年経った今でも貯金無し借金ありの私の現状を見るに決して良いと言える状態では無いだろう。生きては行けるが日々自転車操業、そんな今の私を確立してしまった要員の一つがこれから紹介する転売業だ。

転売業は、私自身悪質な事をしないように気をつけてきたが、世間から疎まれる存在だ。しかし私はそれについては仕方が無いと思っている。生き延びるために必要だと思ってやってきたので後悔もしていない。そんな転売業との出会いを記事にしてみた。

転売でお金と引き換えにストレスからの開放

転売業は独立前からやろうと考えていたわけではない。独立時は比較サイトなどメディア運営をメインに考えて独立していたのだが、現実は個人と代理店契約を結んでくれる会社などなく生活費を稼ぐのは困難だった。

その期間に起業や独立に関する情報を貪っていたのだが、たまたま見つけたのが転売ラジオだった。転売業だとある程度稼ぐ事ができたら人に教えるコンサルをして更に稼ぐという流れがあったみたいで後に私が教えを乞う方もラジオで転売について情報を発信していた。

結構影響を受けやすい私は、都合の良い話を聞いてすぐに転売に興味を持ちラジオで情報発信していた方に連絡を取ってみた。

都合の良いとは言っても「楽して○○円稼げる!」みたいな物ではなく、しんどいがしっかりやっていけば少しずつ稼ぐ事ができるという発信をされていてそこに共感した。ある意味しんどい方を好んだ私はドMなのかもしれない。。

何はともあれ連絡をとりコンサルの話を進める事ができた。金額は300,000円で6ヶ月の契約だった。当然貯金無しだったが迷わず契約。頑張って働いて稼いで払えば良いぐらいに考えていた。今思うとその無謀さには少し呆れる。

コンサル費用を払ってマイナスからのスタート

コンサル費用を払った事で既にマイナスだったが、独立直後のペーペーの私に転売業は更に追い討ちをかけた。

何でも転売はまず仕入れが必要。お金がなければ仕入れできないのだが貯金ゼロでむしろマイナスの私は当然そのような資金は用意できない。勿論この話はコンサルを依頼する前にしっかりと聞いていたが構う事なく依頼してしまった。

ただ、お金がない私にコンサルの先生はクレジットカードを利用した転売を提案してくれた。幸い私は学生の時にクレジットカードを作っていた。カードを使用して仕入れをしてできるだけ早く何とか売り切り支払い時を乗り切ろうという作戦だ。

この苦しい状況の中、私の転売生活がスタートする事になる。ちなみに転売は違法行為とあるが全てではなく、古物商を取得してチケット転売に手を出さなければ違法ではない。

私が教わっていた転売は中古品を購入し清掃し綺麗な状態にして販売し直す転売方法だったので勿論違法ではない。

しかし、昨今マスク転売など買い占めで人々の需要を煽り利益を稼ぐ転売もあるので世間で悪いイメージを持たれる事は仕方ないと思う。少しでも読み手の方が不快に思わないように心掛けていきたいと思う。

1,000円の利益で夢中になり気づいたら少し稼げるようになる

転売ヤーの中でも決して良いスタートをきる事ができなかった私だがその分、殆ど転売に一日を使った。

丁度その頃は、元々いた会社から仕事を受けることができていて1日3時間程は在宅で仕事していたのだが、それ以外の時間は風呂に入っている間もスマホで転売の教材を見続けすぐに実行していた。

転売には、お金以外も準備が必要だったので準備開始から15日後ぐらいだったと思う仕入れていた商品が初めて売れたのだ。3,000円ぐらいで購入した商品が5,000円ぐらいで売れた気がする。

手数料が引かれて1,000円程度の利益だった。私は涙は流していないが感動した。

今まで人に雇われ使われる事でしかお金を得ることができていなかったのだが、それが自分だけの力でお金を稼ぐ事ができたのだ。

正直、時給で言えば500円より下回るぐらい時間もかかり、教えてもらっているので自分だけというのは語弊があるが心の中では「自分だけでもお金を稼ぐ事はできる」と感動、そしてとにかく興奮していた。

そこからは更に夢中になり転売を続けた。子供がゲームをするようにパソコンに齧り付き良い商品が見つからないか探していたと思う。その結果、ラッキーパンチもあり、2ヶ月目で10万円程稼ぐ事ができた。

融資で初めての借金によってぬるま湯のような生活にシフトチェンジ

こんなギリギリの生活をしていた私だが、転売開始早々に申し込んでいた政策金融公庫の融資がおり100万円程借りる事ができた。

貯金無し、無計画での独立に公庫の担当者も最初は難しいと言っていたが、少ない金額の融資である事に加えホームページを作れる事や比較サイトも既に運営している事などを考慮してか審査に通る事となった。

これでカードの支払い後に口座に数千円しか残らなくなる大学生ばりの生活からは逃れる事ができた。しかし、このゆとりが良くも悪くも私の飽き性具合をより顕にさせた。

転売を初めて4ヶ月目までは非常に良いペースで仕事をする事ができていた。先生も褒めてくれるのでついつい私も調子に乗せられて良い形で成果を残す事ができていた。

しかし、早いペースで利益を得られたからこそ私は転売をある程度ものにした気でいた。そして少し飽き始めたのだ。できるだけ時間をかけずに転売で同じぐらい稼げないかと転売にかける時間を大幅に減らしてしまった。

結果的に、4ヶ月目か5ヶ月目で最高利益を出し、そこから2年程経っているが上回った記憶がない。

何よりこういう事を振り返ってみてもあまり反省しようとそもそも思わない事が私の大きく稼げない理由なのかもしれない。

まとめ

以上が、転売を始めた時のエピソードだ。転売は今でも少し続けているが正直殆どお金にならない月もある。

今の私が4ヶ月目の頃の私にアドバイスを聞いたら、恐らくその頃の私は嬉々としてアドバイスを語り出すだろう。ビギナーズラックとは怖いものだ。

ところで、転売の時間を減らしていた期間私が何をやっていたかと言うとそもそもビジネスと成り立っていないお金が稼げないのにお金と時間がかかる事を夢中になってやっていた。次回はこのエピソードについて記事にしていきたいと思う。

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