心折れたよしの
心折れた社会人のエッセイです
レビュー
2日目の夜に、カンジャンケジャンを食べに行く。 生のワタリガニを醤油に漬け込んだ、カンジャンケジャン。 調べると、明洞の路地裏に良いお店がありそうだった。 今回泊まったコリアナホテルは、明洞の繁華街から歩いて行ける距離だったので、まるで新宿か渋谷のような賑わいの街中を抜けていく。 入ったお店は観光客慣れした、とても親切なお店。 どこの飲食店に行っても思ったが、とにかくオモニのパワーがすごい。 遠慮がなく、なんでも良い放題やり放題。 地獄の獄卒でももうちょっと気を使うんじ
辛いモノが好きな一方で、わたしは胃腸がすごく弱い。 セブンイレブンで売っている「蒙古タンメン中本」は、翌日が休みでなければ口にしてはいけない、という戒律を自らに課しているほどです。 以前この戒律を破ってしまったことがあった。 その時は最悪で、わたしの胃腸に悪魔が住みつき、これまでの全ての人類の罪がわたしの肛門に集中してしまったかのようだった。 原罪はわたしのケツが背負う。 しかし、今回は韓国旅行。 さすがに辛いものから逃げるわけには行けない。逃げちゃダメだ。 シンジ君よ
旅行で韓国に行きました。 韓国は良い。 旨辛でホットな料理。 どイケメンな韓流スター。 荘厳な宮殿。全部好きです。 2回目の韓国旅行でしたが、今回は映画『ビューティー・インサイド』を直前に見たということで、特にテンション高めで参戦しました。来世は寡黙な家具職人に転生します。 今回は女子旅なので、30代のオネエおじさんはほぼくっ付いているだけ。 そして、やはり女子旅ではコスメ。 コスメに次ぐコスメ。 コスメティックの鬼と化した女子陣には時間という感覚がない。 歪んだ時空の
年末が近づくと、仕事が忙しくなる。 職種的に年末年始もしっかり仕事なので、世間のお休みモードはヨダレを流しながらビチョビチョの指を口にくわえて眺めることになります。 連休が羨ましい。 いったい、社会人の皆様は連休をどう過ごすのでしょうか? 死後の世界レベルで想像もできない。 今後も縁がないと思うので、もはや異次元のような存在になってしまった。 こんな時には現実逃避が1番。 小さい頃から養ってきた、妄想力が現実のわたしを救う。 そういえば、去年も忙しさがピークになった時、
とにかく誰かに律して欲しくなる時があります。 わたしは社会人として、やや欠落しているようで、ストレスフルになると幽霊に逢いたくなってランニングがてら深夜の墓地を徘徊したり、突然UFOが連れ去ってくれまいかと寒空の下窓全開でただ空を見つめていたりします。 もちろん幽霊は現れてはくれないし、グレイにキャトられもしない。 そういう奴にはむこうも会いたくないのかもしれません。 逆だったらきっと嫌でしょう、めんどくさそうだから。 そんな感じに精神年齢が年々退行しておりますが、実生
2019年もあと1ヶ月で終わりますね。 しかし1/1に決めた、今年の目標はなにひとつ達成されていません。 残り30日ほどでどう達成しようか? まず「飲み会を自重する」という目標。 なにをどう思ってこんな発想に行き着いたのか。 今年は偉人の泥酔にかこつけて「もう別にどうなってもいいや」と決意をした年でした。 そうでなくてもコレから忘年会に次ぐ忘年会。 ボスラッシュ直前のセーブポイントにいるのですから、この目標はもう未達確実。むしろアイテム回収として、胃薬とヘパリーゼをため込
いつかわたしにも子供ができるんだろうか。 30代になって感じたのは「まだまだ人生は長い、いや長すぎる」ということ。 人生100年時代ということで、ここまでの人生の更に倍以上が待っている。 50歳になっても、まだ半分。 さらにコールドスリープなんかができた日にはもう「人生どの段階からでも新しいことにチャレンジできる」という言葉がめちゃくちゃ現実的に思えます。 そんな訳でいま結婚相手がいないわたしでも、「手を繋ぐ」から「プロポーズする」までの諸々の過程を仮にクリアーできたとし
こんにちは、心折れたよしのです。 ひとって誰しもが破壊衝動を抱えて生きてるじゃないですか。 「いや、おれはそんな気持ち起きたことないよ」 という、真っ当人間の皮をかぶったド化け物のそこのアナタでも、小さい破壊衝動はあるはずです。 ジェンガもそう。 オムレツだって、古代フランスでワガママ王子の破壊衝動を抑えるために開発された料理だとか、そうじゃないとか。 世の中のほとんどは破壊衝動と共にあり。may the force be with you。 わたしがはじめて破壊衝動を
ひとに勧められて韓流ドラマ『ピノキオ』を見る。 「イ・ジョンソクがイケメンすぎる」という触れ込みで見たら、予想以上にイケメンで驚愕した上に、彼はわたしとほとんど年齢が変わらなかった。 わたしも、ああ言う大人になりたかった。 天は何物をイ・ジョンソクに与えるおつもりでしょうか。 『ピノキオ』の舞台はテレビ局で、イ・ジョンソクは報道記者なのですが、ふとわたしも小さい頃の夢はアナウンサーだったことを思い出しました。 どうしてアナウンサーになりたかったのだろう。 ひと前で強く語
夕飯をクレープで済ませてしまう。 糖尿病まったなし。 遅い昼の時間に、ルミネの中華屋さんでドカ食いをしてしまったのがそもそも悪かった。 ルミネらしい小綺麗でおされな中華。 休みにダラダラと起床し、ちょっとした買い物をした後に空腹を満たすため、たまたま入ったお店。 30代のおじさんは、いい加減ルミネなんかに行ってはいけない。 悲しいことに場違いだと感じるところが、年々増えてきました。 心のなかの、20代の亡霊がなかなか成仏してくれないのがよくない。 誰かいい密教系YouTu
先日、とても面白い記事を読んだ。 腹を抱えて笑わせて頂いたのですが、実はコレに載っている積読本の一部をわたしも積読しております。 荷物が増えるのが嫌で、本を買うのにはかなり慎重になるのですが「お、これは有名だし勉強にもなりそう」と手にとって結局ギブ、というパターン。 「いや、まだ読むことを放棄してないから。いつか読むために温めてるだけだから」という言い訳のもと、捨てずに手元にある『ツァラトゥストラはかく語りき(上)』。 上巻しかないところに、まだ未知の可能性を感じるでし
髪を伸ばしすぎた。 結婚式が重なりすぎて、どのタイミングで髪を切ればいいか分からなくなってしまいました。 30代の会社員ではちょっとだらしないくらい長い。 メンタルがだらしないキッズなので、見た目くらいちゃんとしないといけない。 しかし、わたしの家系はハゲの生産地。 一家相伝のエリート・ハゲですので、ここまで伸びた髪を切ることには少し罪悪感があります。 せっかく貴重な毛髪を切るなんて。 いい身分ですね、と心の中の先祖たちが囁いてきます。 髪型といえば、将来ぜひやりたいス
自分の目の届かないところで起きていることが、基本的に信用ならない。 性格に問題があることは承知していますが、なぜか不安になるのです。 わたしのカルマそのものに欠陥があるかもしれない。 例えば、会社から勝手に命じられる定期健康診断の採血。 そもそも会社の指令により血を抜かれること自体に納得がいってないのですが、健康のためには仕方がない。 しかし万が一、目を背けている隙に、なにか謎の液体を流し込まれていたら困りますよね? それで手の先から鋼鉄の爪が出せるようになるなら飛んで喜
読書会に参加したことがない。 「趣味は読書です」と必ず答えるクセに、読書会にいったことがないのです。 別に読書なんてソロ活動なわけだし、ひとの意見なら書評でいいじゃない、と昔は思っておりました。 つい、内側の世界で生きるすぎるわたし。独房でも生活できるスタイル。 ただ年齢を重ねると興味の方向性が変わるというか、ある日突然、 「どんなシステムで、どんな人が参加しているんだろう?」 と外側の世界が気になってしまい、なんとか参加してみたい。 都内の読書会を検索すると、結構な数が
海外旅行の予約が面倒臭い。 今年の冬、海外旅行の計画を立てているのですが、なにもかも友人にやってもらいました。 わたしは荷物を持って成田に行くだけである。 ちょっとした罪悪感はあるのですが、自分がやる手続きの面倒さを思うと、申し訳ない気持ちはすぐに消える。 もう、記憶改竄がお手のモノになってきた。 あとで美味しいビールを買ってあげよう。 はじめて海外に行ったの20歳。フランス、パリだった。 ど田舎出身のわたしは大都市への憧れが強く。 美術史を勉強していたこと、1人旅を経験
かねてより噂され、先日サイレントかましてくれたAirPodsPro。 いよいよAppleもノイズキャンセリング搭載。 決して早くはなかったけれど、AirPodsの手軽さへ更に音への没入感が追加されたのはありがたい。 真夜中にiPhoneを見ながら、 「すこし値段が...」 と一瞬躊躇しましたが、次の瞬間には決済完了していました。 オンラインこっくりさんが発動している。恐ろしい。 これはわたしのせいではない。 無事、発売日(というかさっき)に届きました。 新しい仲間・友を向