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ウミネコ童話集🍀ねじりさんの挿し絵の魅力とそのパワー

昨年の秋、ウミネコ童話集『真っ暗森のお姫さま』というお話を書いて応募させていただきました。

その後、集まった童話すべてに対して挿し絵の募集も始まりました。

果たして私の童話に挿し絵を描いてくださる方はいるのだろうか? 自分で描くのもありかな。と、試しにいくつかイラストを描いてみました。
でも、いざやってみると、納得のいく絵が描けません。
イメージはモヤ~ンと頭に浮かんでいるのに、全然うまくいかないのです。

肝心のお姫さまが子どもっぽくなりすぎたり、逆にお姉さんすぎる顔立ちになってしまったりで、だいぶ迷走しました。また、いつもの自分の絵のタッチだとお話にマッチしていないとも感じていました。

もうあかん……と頭を抱えていたとき、ふと、ある人の描く絵が頭に浮かびました。
それは、いつもnoteで拝見しているねじりさんの絵でした。

「おふたりさん」(ねじりさんと相棒さん)🐨💖が登場する可愛くて不思議な世界に癒され元気をもらっている方々は、noteでもたくさんいらっしゃると思います。

私もそのひとり!

ねじりさんの絵の優しい色づかいやタッチ、そして思わずクスッと笑ってしまう楽しい仕掛けに魅了され、早幾年。

もしねじりさんが私の書いたお話に挿し絵を描いてくださったら……☺️✨️と、妄想しては、いや、もうすでに他からお声が掛かっていて着手されているかもしれぬ。と部屋を行ったり来たりしていたのでした。


再び自分で描いてみるも、一向に路線が定まらない、そんなとき。
ウミネコ童話でNyaajima Hikaru 氏(ぼんらじ編集長)の『ヤディとヤドン』の挿し絵をねじりさんが担当されているのを拝見し、モノトーンの絵なのに、こんなにも表情豊かでうごうごするキャラクター達って?! と、もうすっかりフォーリンラブ💖

それでも、こちらから依頼してもよいのかなとモジモジモジリアーニしていた私のもとに、数日後、特大の朗報が舞い込みました。

ウミネコ制作委員会さんの童話と挿し絵のマッチング決定記事をチェックしていたところ、なんと、『真っ暗森のお姫さま』のタイトルにねじりさんのお名前が!

これぞハッピーサプライズ!🥹🎉🎉

あとで知ったことなのですが、ぼんらじ編集長がねじりさんに、「六太さんの童話に挿し絵を描いてみるってのはどうでしょう?」と打診してくださったそうなのです。ありがとうございます!😭✨️

ナイスキューピッド!✨️👼💘✨️

念ずれば通ず。を、もろに実感した瞬間でした。

そうして、描いていただいた挿し絵がこちらです!🍀

真っ暗森の仲間達とお姫さま

イメージとドンピシャ!いや、さらにその上の上をゆく美しさと、ミステリアスな空気が漂う一枚。

真っ暗森の仲間達がお姫さまの周りに集まって、ここでの暮らしがいかにお姫さまにとってかけがえのないものか、見た瞬間に伝わってくる象徴的な絵です。

また、私が理想としていたイメージが具現化された、カッコよくてエレガントで可愛いらしい、狼男、ユニコーン、そして動物達のビジュアル!
いくら試しに描いてみても自分では到達できなかった画風です。

この光と闇の絶妙な配置とバランスに、うわぁ🥹💖と感激いたしました!
裏テーマが、「闇が光を浮かび上がらせ、光は闇を際立たせる」でしたので、文章では書ききれなかった「光と闇」両方の魅力と必要性を、ねじりさんはこの絵で描いて表現してくださいました。

また、絵の中ではさらに素敵なことが起こっています。お姫さまの膝の上をご覧ください。これ、未来を暗示してますね。
頭文字がUの童話集に収録してもらえたぞ!の、ウミネコ童話集が、真っ暗森に届いたときの様子。そう解釈しております、わたくし🤭🎶


そして二枚目は、大団円の真っ暗森ロックフェス!

真っ暗森にロックが鳴り響く
裏表なしのおもてなし

生まれてから亡くなるまで、ずっと主役であり続ける人もいなければ、脇役のままで終わる人もいない。と、個人的には思っているのですが。
マインドとしては、いつも自分は主役であると言えますよね。でも、一歩引いて、今はこの人を輝かせる時、と誰かを祝福したり活躍を後押しするときは脇役になれる。

さらには、よい者と悪者の区別も、昔話やおとぎ話では見た目によるところが大きいなと感じます。
綺麗な娘さんは王子様に見初められプリンセスになったり、もともと善良なプリンセスだったり。オオカミ、キツネ、黒猫などは悪役で登場しがち。
刷り込まれてきたなぁ……と思います。

見た目にまったく自信がなく、性格も自信ないよっていう私は、物語のお姫さまに憧れながらもなんとなく悲しい気持ちが拭えませんでした。

そんな鬱憤と、決めつけられた善悪、変わり者や真面目さん、美男美女との境界をぶっ壊すのが、真っ暗森のロックフェス🎉

魔法使いと王子様のビジュアルもドンピシャだったんですよね、こちらの絵😻✨️そして、オオカミ男のロイをめっちゃカッコよく描いてくださって、ブーツに稲妻型のエレキギターとかも本当にイメージどおりだったんです!
事前にこうしてほしいとか一切やりとりしていないのに、こんなミラクル起きるの?!😭💖と、ねじりさんが物語を深く読み込んでくださったことが伝わってきて、うれしかったなぁ。そしてそれを絵にできる才能って、本当にすごい!と思いました。


さて、ねじりさんはもうお一方ひとかたの素敵な童話へ、挿し絵を描いておられます。

Marmaladeさん『ゆきのしずく』です。

涙が出るほど美しく、ヒンヤリとした温かい童話の世界を、見事に表現されています。
モノトーンで、こんなにもぬくもりをもって静かに発光している絵ってすごい……✨️と、心に響きます。
お話と絵のお互いを呼び合うような関係性がまた素晴らしいと思うのです。

ねじりさんが挿し絵を担当された三作品、『ゆきのしずく』はウミネコ童話集(二)で秋頃発売予定。
そして、『ヤディとヤドン』、『真っ暗森のお姫さま』はウミネコ童話集(一)で、紙の本で手で触れられる形となってすでに発売されております!

私は、書店に注文しようかネットで購入しようか、まだ迷っておりますが……本屋さんで買うって、なんだかとってもエキサイティング😻と、そちらに傾いています。


ウミネコ童話集では、私の身に訪れたようなミラクルが、すべての童話で巻き起こっております!
童話を書く人×挿し絵を描く人との出会い、ご自身の童話に絵を描かれている両刀使いの作者さま。そして、私のように自分の作品の挿し絵は他の方に描いていただき、自分は別の方の挿し絵を担当するというパターンも。

そして、グリム童話集にも負けないバラエティに富んだ童話の数々。note上で投稿される度、私も胸を躍らせ拝読しました!

最後に改めて、この素敵な出会いと機会をつくってくださったウミネコ制作委員会ぼんらじ編集長、そして、素晴らしい挿し絵を描いてくださったねじりさん🐨🍀、本当にありがとうございました!


最後までご覧いただき、ありがとうございました😊


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