見出し画像

特定の競技を最強と信じるのはやめろ!

「レスリングが最強だ」とか自分がやっていた競技を最強だと洗脳されていませんか?
自分も高校、大学とレスリングをやっていてバッチリ洗脳されていました。
当時は「他の格闘技の中でもレスリングの技術が最も優れている」と考え「何をやってもうまくいく」と"根拠の無い自信"と大きな勘違いをしていました。

パラエストラ東京(当時はパレストラ東京)に入門したての頃、大道塾から飯村さんが出稽古に来てくださっていました。
飯村さんはおろか大道塾すら何も知らない私は自らタックル有りの打撃スパーリングを「やろうぜ」的な軽いノリで当たりに行きました。

「他の格闘技の中でもレスリングの技術が最も優れている」と考えていた若かりし私は「打撃があっても簡単に倒せるし、投げれる!」と本当に大きな勘違いをしていたのでスパーリング始まった瞬間案の定タックルに膝をバチコン!と合わされてあっさり倒されてしまいました。

見事に倒れた私は一瞬で顔が腫れ「骨折の疑いがある」と中井先生と若林さんに言われ、めでたくパラエストラ東京設立第1号の病院送りの人間になり、病院に行ってから「飯村さんは、大道塾の中でもとても強い人なんだよ」と後で教えてもらい、自分の勘違いにただただ笑うしかありませんでした。

「お前が弱いだけやん」って思う人もいるでしょう。
私が、弱かったそうかもしれませんね。
では一度でいいから体験してみて下さい。
今からでも遅くありません、大道塾吉祥寺支部へ行って飯村さんにチャレンジしてみるといいです。
「打撃はちょっとアレだから」と思われる方は、是非ロータス世田谷へいらしてください。
私が、お相手いたします。

打撃なら大道塾吉祥寺支部へ!
組みならロータス世田谷へ!
自分の大きな勘違いに気付かせてくれるはずです。

多種多様の競技がありますが、正直言って最強の競技は存在しません。
各競技を好きでやっていてリスペクトがあるのと、こっちの方が強いとか弱いとかは別次元の話しです。


だいぶ前ですが、某大学にロータスの子供達が練習で行った事がありました。
そこの大学の監督が「レスラーが最強だ!」って子供達に常々言っていたらしく非常に残念な思いをした事がありました。
自分がやっていてリスペクトしているレスリングで世界のツワモノ相手に一時代築いた人間の思想、視野の狭さにガッカリし、今でも当時の事を思い出すたび腹が立ちます。
ましてやMMA(総合格闘技)をやった事無い人間が競技を比べてはいけません。
※ファンを除く
競技は、ルールで定められた中で戦う物なので最強とかそう言う思考を持つ方がおかしな話なのです。


レスリングしかり柔道、ボクシングなど競技をやってる選手、個人個人が強い人間なのかもしれないのであって競技が最強じゃないんです。
各人間の頑張れるか頑張れないか、そして強い弱いであって、レスリングやその他競技はただのスポーツや競技、武道なんです。
レスリングじゃなくても陸上選手の方が優れていたり、野球選手やサッカー選手、ラグビー選手、その他もろもろどんな競技やってたとしても背が高い低いなどの先天的才能は抜きにして一生懸命頑張れるか、頑張れないか、そこだけです。
極端な話し、競技なんてやってないただの普通の人ですら強い人はいるかもしれません。


ハッキリ言って「レスリング最強だ!」って言ってる視野の狭い頭がカッチカチのおじいちゃん達と一緒に私はなりたくありません。


多種多様の時代に一個の競技だけやらせて「これで生きていくんだ」って押しつけて言うのもそろそろ古いのかもしれませんね。
一個の競技を極めるにしても各種競技の特徴を活かしたさまざまな基礎トレーニング方法があったり、身体の使い方があったり、指導方法があるのかもしれません。

今は、ちょっとGoogleで調べたり、YouTubeで調べたり、素人でも情報が集めれる時代です。
まあ情報が溢れている分、やってないと分からない"嘘か本当かの情報の目利き"を含め「自分に合ってるか、合ってないか」の分別、整理も出来ないといけません。
いろんな事に手を出しても、自分に合ってる使える部分だけ本命の競技に全部還元出来れば良し悪しも見えてくるし、そもそもの強くなるための本質を押さえていれば、より効率良く強い人間に近づけるのではないかと思います。


もしまだ自分がやっていた競技が最強だと勘違いしている人がいたら強制的に厳しく教えてあげましょう。
例えビックリするぐらいやられても文句は言わないはずです。
だって自分が信じてる競技が最強だと思ってるのですから(笑)

もし最強説を信じていて自分がMMAを含む他競技に挑戦して負ける事によってその競技の信頼度が下がると考えてる人がいたらそんなマインドさっさと捨て去りましょう!
無駄な心配してる暇があったら目一杯練習してさっさと挑戦して勝負してから考えてみましょう。
挑戦して勝ったの負けたのでその競技の信頼度は100%1mmも下がりません。
その程度で信頼度が下がるようならそこまでの競技だったって事で、競技自体がニセモノだって事です。

もう一度!
打撃なら大道塾吉祥寺支部へ!
組みならロータス世田谷へ!
お待ちしております♪
押忍!



追記
競技も何もやっていないファンの方々は「特定の競技最強説」を目一杯楽しんでください。
プロレスや格闘技は、特にそう言う目線で観て話題にしていただけるとよりいっそう盛り上がり楽しめると思います。
逆にあさーーーーーーーいうんちくばかり言う邪魔くさい人には「お前やった事あんのか?」と突っ込んであげてください(笑)
ちなみに私は、子供の頃「週刊プロレス」と「週刊ゴング」を教科書に育てられ、プロレスラーを目指していました。
今は、昭和、平成のプロレスをYouTubeで観戦しながら懐かしがってるただのプロレスファンです。


八隅孝平

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?