面接官 A
「趣味は水泳……
クロールと平泳ぎ、どちらが得意?」
私
「…………。」
面接官 A
「ご兄弟が五人……
でも皆同じ誕生日なのはどうして?」
私
「…………。」
面接官 A
「特技は殺人……
うちの場合、あまり目立つようなやり方だとちょっと困るんだけど。」
私
「…………。」
あんまりつまんないことばかり聞くから
飲み込んであげたわ。
額に眼鏡、右手に履歴書を持ったままの臭う男、
私の白いブラウスに血液まじりの唾液
そこに面接官 B
「採用っ!」
床に舞い散った私の履歴書。
右上に貼られた3cm角の写真、
写っているのは鰐の顔。
気にいっていただけたら、投げ銭おまちしております!