父より母に長生きしてほしい

私の父は、風呂上がりのぱんつさえ自分で用意できない。

自分で食べた食器をさげることはない。

洗剤の種類とかもわかってないし

洗濯機の使い方も怪しい。

しかし、そう育てたのは母である。
父には甲斐性があったし、母は専業主婦で、子どもたちも不自由なく育ててもらった。

時代としても、ギリギリそれが許される年だったのではないかなと思う。

父には感謝している。
経済力のある家庭に生まれ育ったおかげで、なんとかまともな生活をおくれているようなきがするから。

だが、私は父が嫌いだ。
家事ができない父が嫌いだ。

社会人となって働き始めたとき
私はくたくたになって帰ってきても
家事を手伝わなければならなかった。

残業で、家族よりも遅くにごはんをたべることがあった。
父も残業で、遅くに帰ってくると、私は食事の手を止めて父の食事を用意しなければならなかった。

父の食べ散らかした食器を下げなければならなかった。

父のぱんつを畳んで用意しなければならなかった。

勿論、家事を手伝うことは当然で
専業主婦といえども母一人に負担させることはおかしい。

家にお金は入れていたが、4万円ほどだったし
自分が家事をすることは当然のことだ。

父の世話をすることは、昔からだったし。

でもふと、思ったのだ。
私も働いているのに、なぜ「世話をする側」なんだろう?と。

それは、簡単な答えで

「父のほうが圧倒的に稼ぎがいいから。」

つまり、私のほうが年収が低く
どちらかといえば養われているので
父に従わなければならなかったのだ。

そう思ったときに、とてもいやーな気持ちになった。

正直、私が父の年収を越すことは難しい。
では一生このまま…?

結論はすぐでた。

一人で暮らそう。

そして私は父の世話から解放された。

スッゴい楽。

男でも女でも、自分のことは
自分でできたほうがいい。

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