優劣とはなんなんだろう(ステのナゴジュク旧知を見て)

彼はいつも私のそばに居た
彼はいつも私と同じ目線で話してくれた

世界の闇が私の心を蝕んでいった
同じ道を歩いた 同じ光を求めた
もう友とは呼んでくれないのだろうか…

周りが私に遠慮をする中、1人になりがちだった私を彼の一見不躾な態度が私の事を助けてくれた。

同じ光を見ていた。
時を経て巡り会った今はもう共にあゆむ事は出来ないのだろうか

同じ目線にいたかったけどあまりに自分が変わり対等でいる事に劣等を抱える先生。

8月に今作が決定してからずーっとライシャをシャッフルで流れる時は聴く位の頻度で聴いていた私。
旧知間のリリックを聴いて弁護士とは?医師とは?寂雷先生が今迄受けてきた心の傷や痛みの深さと獄さんが受けてきた過去のものや傷の天秤は同じなのだろうか?とずーっと問い続けても未だ出ない答え。すんって内容入ってきたけど考えれば考える程泥沼内容。
獄さんもとい弁護士は黒い人に対しては有無を言わさず六法全書を出して突き付けて終わりだけど、寂雷先生もとい医師はどうなんだろう…診断を下した瞬間、人の肌や真皮を切り開き心以上にその人に踏み込み1寸の狂いや迷いが許されない瞬間、奇跡が起きればスーパードクターと表されその反対が起これば救いたかった人を救えない半強制的に人殺しとなってしまうお立場や責任の比重を考えるとあまりに土俵が違い過ぎて検討にも値しなくて。命の重さ平等さ尊さを捧げられてきている祈りを知っているから痛い程お分かりだから獄さんがしようとした事に全力で止めた意義や行いは上辺だけの友がするような事では無い深い仲なのだと窺える。真面目に見ているのに真意が掴めないもどかしさからの。「当たり前じゃないか…友の歪んでいく姿なんて見たくないだろう」

私は寂雷先生や麻天狼が好きで良かったと心から思わずにいられない人なので私の中での天秤に掛けたら獄さんやBATは下に落ちてしまう事すら私の考えはまだまだ天井しらずなのではないかと…
ただ先生を応援したいから肩を持つとかではなくて正当な理由。
己への歪んだ行いを質したくて人を救おうとしてるのに結局殺し屋となってしまう場合もあるそんな表裏一体な先生は獄さんよりもずーっと上にいらっしゃるのではないかと。獄さんは知っているのだろうか…
その口から発されたあのTDDの出来事を。数多の人間を殺めてきてピンクの飴を命とする子が引き金になり先生にとっての安らぎかげかえの無い仲間を2度も失われたあの闇の事を。人を殺めまくった過去と向き合った時の先生の心、そんな心をこの4人ならと思っていた矢先に起きた事の心、2度もPOSSEを失った時の心の闇の深さ。最後の最後までボロボロになりながらも支えだった獄さんまでを失いたくなかったと願っていた先生の心。痛い…痛過ぎる。痛過ぎるを通り越して獄さんの攻撃場面は有無を言わさず痛い…締め付けられるというかぐわぁ…というか。
一方で獄さんはお兄さんの他に仲間やチームメイトを無くした経験はあるのか。それを考えるともうね私はお願いだからこれ以上先生のご心労を増やしてくれるなと。
BATは仲違いやすれ違いをする事はあっても解散とか別れは今現状過去を辿ってもtrack3を見た上で無いと思っているから闇を経験した先生の事分かっておられますか…とずーっとこの想いがいつになったって消えない。

寂雷お前は○○科を目指すんだ?
獄、君は良く人を見ていて気付かない部分に目を向けられるから○○科もいいんじゃないか?

こんな会話もしていたのかななんて…私の想像ではこういうのが限界でまだまだ理解が乏しいからこそ極めたいし勉強でもある。

ちょっとしたボタンのかけ違いと思っていた事が気付けば掛けなきゃいけない筈のボタンがそこにはなくてずーっと埋まらないその穴。

ステって人生だよね。
今分からなくても後から絶対にあっこれあの時観た2人と瓜二つ現象だ…となる過程で己を見返る事が出来るから。深い。

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