「Love, Day After Tomorrow feat.15directors」

倉木麻衣のデビュー15周年を記念して制作された「Love, Day After Tomorrow feat.15directors」 この企画に集った15人にフォーカスした記事。それぞれのクリエイターがどのような設定でこの映像企画に関わったのか。映像と一緒にお楽しみ下さい。

2000年担当 西澤岳彦(LIGHT THE WAY)

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
テーマは「時間の流れ」
倉木さんファンならジャケットが規則的に順番にすり替わって行くだけで、
十分時間の流れを感じることができると思いましたので、
これらを主軸とし、ジャケット以外のビジュアルはあまり意味を深く持たせない(意味を押し付けない)ような、
幾何学を使ったモーショングラフィックスで、時間の経過表現をできないかと考え制作を進めました。
視聴者ごとにCDジャケットのビジュアルにきっと思い出はあると思いますから、
各々がジャケットに思いを馳せれるよう、一番にそれらが目に入ってくるような構成を考えました。
ただ、単純にスライドでジャケットを見せるだけでは面白く無いので、
見せ方や場面展開にはバリエーションをもたせました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
ジャケットをどう効果的に見せるかのアイディア出しに苦労しました。
2000年はアニバーサリーなので、当初どんどん後半にかけて
幾何学をカラフルにしていくことも考えておりましたが、
実際にやって見ると、短い尺の中であまりにも情報がごちゃごちゃしてしまい失敗。
ジャケットの印象も薄れてしまったので、
最終完成動画のように全編白黒とし、世界観の統一と視認性のバランスを調整しました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
場面展開やモーショングラフイックスを見ていただきたいです。

・今回の映像のエピソードをお願いします
2000年映像パート&ジャケットで思い出すことは、自身の2000年時の事ですね。
その頃はPCでのビジュアル制作に興味を持ち始めた頃だったと思います。
当時はまだ学生でしたので、PCでビジュアルを作るにしても、
何からとりかかっていいのか分からず、本片手に一生懸命PCに向かって作業していました。
PC機器の発展もあって、今ではスムーズに作業を行える環境が当たり前になりましたが、
あの頃は自分も頭の中のイメージをアウトプットするのも容易ではなかったので、
ものすごくもどかしい思いをしたことをよく覚えています。
あれからだいぶ時間が経った今では、モーショングラフィックを扱えるまでになったので、非常に感慨深いです。
これからも日々新しい表現を模索し、新しい表現に挑戦していこうと思っています。

2001年担当 2001 Rémi Yukio Bouvier(eggheads)
        illustrated by Katsura Bouvier helicopter shot by TKD-system

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
2001年当時19歳だった倉木さんになぞらえて、この年代特有の少女と女性の狭間にある繊細な空気感、美しさや脆さを
実写で捉え、湧き出る複雑な思いをアナログな手法で描くイラストで表現。


・今回の映像で一番苦労したポイント
企画の段階でイラストレーターである妻に19歳の少女の気持ちをイラストを交えて表現したいとイラストの方向性を伝えた
ところ、「やっぱりあんたは女の気持ちがわかってない」とつつかれ口論に。それを乗り越え制作を終えた時にはお互いの
理解度が深まった気がした。気がした、、、

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
倉木さんの個性に15人の監督達の個性がうまく融合したところ

・今回の映像のエピソードをお願いします
今回の映像で個人的な狙いとしては、やりたいことはやりつつも普段の僕の映像ぽっくない作品にしようということだった。
クライアントや観る人の事を意識することで表現の幅が広がるのではないかと思っていた矢先にこの企画を頂いたからだ。
企画書を出した時、僕の作品を知る人から「レミさんっぽくない企画が上がってきましたね」と言われた時には不安も
感じたが、ある程度自分のなかで映像のイメージが出来ていたため今回はこれでいこうと思い制作に踏み切った。
個性を出すための作品でなく個性を広げるための作品として制作した作品だ。

2002 担当 李東勲

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
倉木麻衣さんのR&B的な音楽が似合うバーを舞台にしたイメージを表現したかったです。 

・今回の映像で一番苦労したポイント
全体的に楽しく制作させて頂きましたが、ストーリーを10秒内に納める事が以外と難しかったです。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
やはり倉木麻衣さんご本人の登場シーンですね(笑)

・今回の映像のエピソードをお願いします
最初の絵コンテは全く別ものでした。ある意味で無難な。
でも、もう少し変わった感じでもいいんじゃないかとうことで方向性を変えてしまいました。

2003年担当  wataboku

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
まずはじめに今回のお話をいただいたときに、ジャケットを使用する前提はあったので、私の担当する3枚のシングルのジャケットが動くだけでも面白いものになるのではと着想しましたのですが、その段階で本人を撮影する事はできなかったので、イラストレーションを使用したジャケットの画が動くという単純なアニメーションを想定していました。
ただ、そういったアニメーションだけではこの映像を使って伝えたいことが離れてしまうと考え、そこから再度画を構築しました。

使用している絵はジャケットが元になっていたので、
実際にジャケットにはめて撮影したものを連続で見せるという手法に切り替え、
ジャケットを中心、その周りに歩く人々が来るように撮影し、
15年間という年月の中で、たくさんの人々に影響を与え続けている倉木さんを表現しました。その要素を加えた事で、当初のイメージからはかなり変わったものになりましたが、結果的には自分の納得する部分に落とし込めたように思います。

・今回の映像で一番苦労したポイント
私が担当している11秒は単純にコマに置き換えると330コマあるのですが、
これはアニメーションで描き起こすべき枚数になります。
ただ、あまり滑らかな動きになってしまっても、
写真を使っているアナログ感が欠けてしまうので、
1枚の絵を3コマ表示させ、110枚の絵で構成しています。

実のところを言うとアニメーションの経験に関しては一切なかったので、
同じような絵をこれだけたくさん描くという作業自体初めてでした。
不慣れな作業であったことに加え、作業時間もそれほど確保できなかったので、
今回使用している絵は1週間ほどですべて描き起こしました。

写真の撮影に関しても、都内で3カ所ほど撮影場所を替えて1500枚ほど撮影しました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
ジャケットから次のジャケットにまたがる動きに関しては、
私の「倉木さんはこういう風に動くのではないか」
という勝手な想像で描いてしまったので、
仕草や瞬きなどを見てもらえれば嬉しいです。

・今回の映像のエピソードをお願いします
一連の動きは奥さんに指示通り動いてもらって撮影したものをベースにしていますが、普段あまり奥さんに仕事を手伝ってもらう機会が少ないので、かなり照れていましたが、今回は倉木さんになったつもりで動いてもらいました。

また写真の撮影をしている時に、
同じ位置で撮影し続けなければならなかったことに加え、
合成用の素材として白紙のジャケットを置いて撮影していたので、
通り過ぎていく人々に不思議そうな顔で見られていたのが印象的でした。


2004年担当  伊東佳佑

・映像の制作過程のエピソードをお送りします
つらいことや落ち込むことがあっても
倉木さんの「Love, Day After Tomorrow」を聞くと
また次へと向かっていくための勇気がもらえました。
元気よく咲き乱れる花を、勇気が湧いてくるイメージに反映して
しめった気分を、明るく華やかに彩る演出を考えました。

2005年担当 山田涼太郎

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
15秒間に50人の女性が歌う姿を同じ画角で捉えるという企画です。
2005年、倉木さんは初めてシングルのセルフプロデュースを行いました(「Love,needing」)。
また、大学卒業など、ご自身の中で、何かしらの転機になっているのでは?と予想します。
当時の倉木さんと同世代の女性たちの表情をカメラで捉えることで
この時期彼女が考えていた事とは何だったのか?
また映像を観た女性が、自分自身を振り返れる瞬間になればと考えました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
1人でカメラをもって撮影にむかいました。
撮影をお願いする女性に声をかけた瞬間は、怪しい撮影ではないかと疑われ、
改めて自分の風貌を見つめ直すキッカケとなってしまいました。
撮影許可証を見せると、皆さん安心して撮影に協力して頂きました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
湘南の海岸で最終的に51組53名の女性に出演いただいたのですが、
今回の楽曲をほとんどの方が、ご存知だった為、撮影自体は比較的スムーズに進みました。
改めて楽曲の力を感じました。

・今回の映像のエピソードをお願いします
今回の楽曲の雰囲気から予想すると
もっと、しっとりとした仕上がりになると想像していたのですが、
予想と反して、明るく楽しくカメラの前で歌う女性が大半でした。
カメラの前のこの表情も、この世代の女性のリアルなのだなと感じました。

2006年担当 saekiX

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
Lo-FiなCGが融合し、アルバムジャケットが完成するという流れです。

・今回の映像で一番苦労したポイント
元のアルバムのIMAGEをどう表現するかという部分です。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
無機質さの裏にあるLOVELYな雰囲気です。

・今回の映像のエピソードをお願いします
アルバムジャケットのデザインをモチーフにしつつ、
全体のTASTEは他の方と外していく方向にしようと考えました。

2007年担当 及川佑介

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
 音楽がもともと好きで高校生あたりまでは「音楽を聴く=CDを買う・借りる」が当然だったのですが、
2007年、専門学生1年だった当時周りで音楽をやっていた人達がSNS的にMySpaceを使い始め、
それがじんわり浸透しつつあったので僕自身もインターネットで音楽を掘る事を始めました。
それからだんだんとSoundcloudやBandcampなどが活発になっていくにつれてインターネットで音楽を楽しむ事がほとんどになり、
音楽を聴く=CDではなくなりました。
そんな2007年時代背景を想いつつ「CDジャケットを使う」というルールを考えたときに、
ジャケットのデザインを使うのではなく、CDそのものとして使おうと思いました。
 さらに個人的に2007年は「11年間やってきた野球をやめた年」でもあります。
そんな自分だけにしか作れない映像を考えたときに、とりあえずコントロールには自信があったので
「CDを隙間に通す」ことにしました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
隙間にCDを投げ入れる事。
CGは使わずに全て実際に投げて隙間に通すので運任せに近い撮影でした。
隙間をすり抜けても、それがいい感じなすり抜け具合でなければもう一回。
外で撮影する場合は人や車の通り、風がおさまるのを待って一投するので神経を使いました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
隙間をすりぬける気持ちよさ

・今回の映像のエピソードをお願いします
ジェンガの撮影を友達の家で撮影した後、CDがどんな隙間をすり抜けたら面白いかという話になり
「電車に駆け込み乗車みたいにすれすれで入るの面白そう」と言うと
たまたまその友達の家の近所に古い電車が置かれた公園があるというのですぐそこに向かいました。
公園に着いたときにはちょうど閉園の時間で電車も戸締まりする直前でしたが、
管理人の方にお願いすると「10分待つ」と言うので、すぐにアングル決めて、機材を準備して、4投だけしました。
ばたばたしましたが集中した良い投球ができました。

2008年担当 大野悟 (MRKM)illustrated by 岡田成生

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
2008年を担当させていただきました。
15周年の中間点としてある年として、キャリアを重ねられてこられ、音楽性や魅力の多様さが現れてきていた年だと考えました。
各多様さが重なり合い、時代の姿と魅力を形成している、
多才なものがカラフルに開花している、そんなイメージをしました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
イラストレーターさんに、ムービーとして動かす前提で描いてもらうやりとり。
水彩というアナログなメディアを、今回の映像のギミックに反映するために、テクニカルなところでの調整。
なんども描いてもらい、繰り返してベストな形にしました。
苦労した分、そこがやってて面白いところでもありました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
多彩で鮮やかで、強く華やかに、優しいイメージにしてみました。

・今回の映像のエピソードをお願いします
重なり合う、というテーマのため、
水彩とかアナログ的な淡さやニュアンスのイメージがいいと考えました。
ミュージシャンや俳優など人物をモチーフに描いている
イラストレーターの岡田成生さんならば、と思い彼にご依頼しました。

2009年担当 山田智和 

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
2009年の「Beautiful」のジャケットやPVの世界観と、 「Love, Day After Tomorrow」の歌詞を自分なりに表現してみました。
日常から精神世界にダイブするふとした瞬間と、そこから駆け上がる人の強さみたいなところを描きたいと思いました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
水中撮影は苦労しましたが、スタッフと役者が素晴らしいカットを撮ってくれました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
基本的には全てです、、、笑

・今回の映像のエピソードをお願いします
「Love, Day After Tomorrow」は小さい頃から聞いていて、
どの世代の人も絶対1回は聴いたことがある曲だし、
今聴いても絶対良いと思う曲だと思います。なので自分は現在のテーマで、ただ思い切りやらせて頂きました。

2010年担当 井上愛香

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
2010年という時代に起きた象徴的な物(はやぶさ、バンクーバオリンピックetc..)をコラージュとして配置し、全体の雰囲気を演出しました。
メイン右側のがらくたの生き物は、その2010年の物達を食べてどんどん大きくなり、ついには倉木さんのCDをも奪おうとするのですが、
あとちょっとの所でバランスをくずし、バラバラになってしまいます。

・今回の映像で一番苦労したポイント
全体的なデザイン、そして世界観です。コラージュの面白さをどう映像で表現すればいいのかを重点的に考えて制作しました。


・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
がらくた生き物は若干奇妙で怖い感じですが、とにかく倉木さんのCDが欲しくて欲しくて仕方がないんです(笑)
そんな誰よりも倉木ファンで猛突進している様子を、楽しんでいただければと思います!


・今回の映像のエピソードをお願いします
大学時代、これから就職どうしようとぼんやり考えていた時に、大学の図書館にアートアニメーションの映像のDVDが置いてあるのを発見しました。
そこで「ユーリ・ノルシュテイン」という作家と「ヤンシュヴァンクマイエル」という作家に出会い、今まで見たことのない独特な世界に当時の私は、どんどんのめり込んでいきました。

ユーリ・ノルシュテインの映像は、切り絵で表現された可愛い世界観。反対に、ヤンシュヴァンクマイエルの映像はどこかグロテスクで、食べ物や人間などありとあらゆるものをを気持ち悪い位に緻密に表現する。
両極端の作家の作品を見て、「私もこんな作品を作りたい!」と強く思い、その後映像会社に入りました。

しかしやはり仕事ではなかなか自分の作りたいものが作れず、悶々とした時期を5年過ごしその映像会社を退職しました。もう映像はいいか、、としばらく映像から離れていた矢先、この企画のお声をかけていただきました。
中身は自由に作っていい、、という事で、私はふと大学時代に私を沸きたてたあの二人の作家を思い出し、この作品に自分のやりたかった事、表現したかった事全てを注ぎました。
切り絵アニメで可愛いけれど、どこか緻密でグロテスク、、。
映像をやりたいと思って6年、ようやくここで1歩前進出来ました。


2011年担当 磯部麗

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
2011年は東日本大震災の年で、水の表現は適切かどうかと大変迷いましたが、
歌詞に丁度雨という言葉もあったので水の表現を使用し、今もなお問題が多く残る年ではありますが、そこから始まったものが次に繋がるように良い方向に広がればという思いを込めています。

・今回の映像で一番苦労したポイント
10秒という短さの中で、画をまとめる事が難しかったです。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
歌詞との繋がりのところなどを見てもらえたらと思います。

・今回の映像のエピソードをお願いします
作ってみたい表現を模索しながら制作したので、仮編を提出してから全て撮りなおしました。尺が短い事もあって、失敗しても取り直せる、という気楽さみたいなものもあり、制作していて楽しかったです。コマドリで制作したので、撮ったものが、編集後どう見えるかを楽しみにしながら、色々な方法で実験的に制作できました。

2012年担当 酒巻大樹

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
今回の作品では、男女が別々の時間と空間の中で、
同じCD(音楽)を共有し、結ばれる様子を描きました。

CDがモチーフになっていることから、
「物質(モノ)としてのCD」について改めて考えました。
昨今、音楽の聞き方が多様化(ネット配信等)する中、
僕の世代は、やはり実物のCDを「選び~手に取り~聴く」
という「物質(モノ)としてのCD」がベースになっていると思いました。
モノとしてのCDを身の回りの人に貸したり借りたりして
お互いの中で共通言語がひとつ増え、新たなコミュニケーションが生まれる。
そんな日々の生活の中での、何気ない、でも関係性をより豊かにするコミュニケーションツールとしてのCDを表現出来たらなと思いました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
【300文字程度】
「感情の高ぶり表現する為のかなり寄った画角の主観の画」と
「客観の画」を
早いカットバックで見せ、
見ている方に状況やストーリーを理解してもらえるかというのが、
企画時には不安でした。

カメラマンの方やお手伝い頂いた方と、
撮影手法や編集イメージをディスカッションし、
思いのほかイメージ通りの作品になりました。
ご協力頂いた方に大変感謝しております。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
【100文字程度】
表情や台詞ではなく、
手や足などの微細な動きで、
音楽による感情の高ぶりを感じて頂ければ幸いです。

・今回の映像のエピソードをお願いします
【500文字程度】
1日撮影でしたが、
後半の車シーンの撮影時に大雨が降り、撮影を中断しました。
後日撮影も考えましたが、夕方奇跡的に晴れ、
澄んだ空気の中で美しい画が撮影出来ました。
すごく嬉しかったです。

当日はじめてお会いしたビーイングさんの栗咲さんにも
暑い中、とても意欲的に撮影に臨んで頂き、大変感謝しております。

2013年担当  徳永真利子

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
私は倉木麻衣さんがデビューされた時中学生でした。その時から今までずっと大ファンで、本当に大好きで、青春時代を倉木麻衣さんの歌と一緒に過ごしてきました。倉木さんの歌を聴いて元気になった思い出なんて数えきれないくらいです。大人になった今改めて歌詞の意味がわかったりすることもあります。倉木さんの歌と共に生きてきた私と、透明感のある倉木さんの歌声を映像に表したいと思いながら制作しました。


・今回の映像で一番苦労したポイント
倉木さんの歌声の綺麗なイメージをどのように表現したらいいかとても悩みました。また10秒という短い時間で、また前後で違う作家の方と映像をつなげるので、他の人はどんな映像にするんだろうとか、流れを壊しては行けないというプレッシャーがありました。


・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
倉木さんのCDを大切そうに抱えた姿から倉木さんを大好きな気持ちが伝わればうれしいです。倉木さんの歌から沢山の勇気をもらって成長していく姿を描いたので、映像の中の女の子が光を得て未来に希望を感じているような、キラキラした気持ちがあふれているイメージを感じて頂けたらなと思います。

・今回の映像のエピソードをお願いします
今回映像制作のお話が来たとき、メールを何度も読み返してしまうくらい驚きました。まさか倉木麻衣さんのMVのお話がくるなんて夢にも思っていなかったので。まだ私が中学生だった頃、倉木さんのLove, Day After Tomorrowをきいて、すぐに大ファンになりました。お小遣いでCDを集めたり、ファンクラブに入ったり…年に何度かくる会報、暑中お見舞いのメッッセージなど、私に取って1番の宝物でした。そんな倉木さんのMV制作のお話は、私にとって、とても夢のようなお話でしで、即お返事をして参加する事を決め、倉木さんへの大好きな気持ちを込めて制作しました。

2014年<Intro&Outro>担当 稲井耕介

・今回の映像に関するストーリー(設定等)をお願いします
<Intro&Outro>
ある女子高生が学校をふけて海に訪れ、
倉木さんのLove, Day After Tomorrowを聞く所から
15年(15人のDir)のストーリーが始まります。
15年後、同じ場所に彼女が登場します。
大人の顔つきの彼女。近くには子供が。
彼女は母親になっていました。

学校をさぼっていた女子高生が成長して
立派な母親になっている姿を見せる事で15年の月日を表現しました。

<2014年パート>
15年という年月を第一線で走り抜けて来た倉木さんを、また、
周りや時代に流させれる事なく独自のスタイルを貫いてきた倉木さんの様子を表現しました。

・今回の映像で一番苦労したポイント
撮影時は炎天下、しかも子供達の撮影で予想だにしない事だらけでしたが、
スタッフ初め、お父さんお母さんの協力のもと、なんとか乗り切る事が出来ました。

・今回の映像で倉木麻衣さんに見てもらいたいところ
15人がそれぞれ「Love, Day Aftertomorow」と15年の各年について感じた事を表現し、
それぞれの個性がぶつかり合って1つの映像になっている所。

・今回の映像のエピソードをお願いします
最初に企画(15人で1本の映像を制作する事)を聞いた時は
完成の想像が出来ず、(ぎりぎりまで想像出来なかったですが、、)
また、15人集まるのかという事もありとても心配でした。
しかし皆さん企画自体を面白がってくれて、多忙の中参加してくれました。
また10数秒にアイディアを絞りだし、それが15連続する事で、
視聴者は少し疲れてしまうのでは?と思う程、濃いモノが出来たと思います。

おわりに
今回のこの企画は当然であるが15人それぞれのドラマがあり、映像からは伝えきれない熱量が隠れている。基本的には各個人が自由な表現で制作した映像であったため観てくれた方に映像を創る楽しさや面白さが伝われば幸いである。