産後うつを防いだ、パートナーの6つの行動(後編)
この記事はこちらの続きです。
まだお読みでなければ、先にこちらをどうぞ^^↓
4.「妻が一番」でいてくれる
妊娠がわかったときに私がまず恐れたこと。
それは彼との関係が変わってしまうことであり、
具体的に言うならば「彼から女性として見られなくなるんじゃないか」とか「なんでも子どもが第一優先になって、私なんて顧みられなくなるのではないか」といったことを心配しては、さみしさに胸を痛めていました。
あとは“お母さん”に徹して枯れていくのかしらこの人生、さよなら、私の青春……と。
ところが実際には産後、
彼は赤ちゃんのことはそれこそ目に入れても痛くないといった可愛がりようなのだけど、
それでも、私こそが彼にとって一番大切であるということを、日々私への接し方で伝えてくれています。
(ああこんな未来が待っていたとは)
彼が相変わらず、というよりも産前にも増して私を愛し大切にしてくれるからからこそ、私は安心してわが子を目一杯可愛がることができているようにも思います。
私自身は正直なところ、彼よりも赤ちゃんを優先させて行動することが多い。
けれどたとえ私側の優先順位が変わったとしても、彼が私をなにより大事にしてくれるということが、産後の私の心を安心感で満たしてくれています。
そしてそれが、幸せいっぱいで赤ちゃんのお世話をできる土台となっていると思うのです。
赤ちゃんのいる暮らしというのは、たしかに大変な瞬間も多々あります。
だけれど、赤ちゃんからも彼からも求められる「家庭内モテモテ状態」は、かなり幸せです!笑 えへへ。
5.不要な争いの芽を育てない伝え方
ほんの少し、伝え方をまるくするだけで。
それだけできっと防げたであろうはずのケンカを、私はこれまでの人生でいったいいくつこしらえてきたのだろう……
思わず遠い目になるほど、怒りも悲しみもいらだちもストレートに語気に含めてしまう私。
むき出しのコミュニケーションをしがちな私に対して彼のそれは、きちんとやさしさと配慮をまとっています。
少し切羽詰まると私などつい「ちょっとあれとって!」「早く〇〇して!」ときつい言い方&命令口調になってしまうのが常ですが、
彼はどんなにいっぱいいっぱいになってもそんな言い方はしません。
いつ何時も
「いま〇〇ってできたりする?」
「〇〇をお願いできたら嬉しい」
「もし可能だったら~」
という伝え方をしてくれるところ、ほれぼれと尊敬してしまう。
語尾やいい回しがソフトなのですよね。
いかに切羽詰まった状況でも言い合いにならず、平和を保てているのは彼の伝え方のおかげ。
彼に家庭内ノーベル平和賞を授与したい私です。
6.「夜の部」を担当して私を眠らせてくれる
最後になりましたが、産後の私にとって肉体的にも精神的にもいちばんありがたいと思われたこと。
それは、(赤ちゃんがいる身にしては)眠れていることです。
生後間もない赤ちゃんを抱える母親の切実な願いとは、「とにかく眠りたい……」ですよね。
かなりラッキーことに彼はもともと夜型人間、さらにはフルリモート勤務。
就業時間がわりとフレキシブルなこともあり、24時間対応で臨む必要のある赤ちゃんとの暮らしの「夜の部」は、彼がメインで引き受けてくれています。
産後なによりも母親を追い詰めるのはきっと睡眠不足であり(睡眠を欠くことは母親のみならずあまねく人類を追い詰めると思いますが)、
何よりも欲しいものは“ゆっくりと心ゆくまで眠れること”……なんて贅沢は言わずとも、とにかく翌日なんとか活動できるくらいには体を休められること、であります。
産後の妻が夫にイラつく瞬間としておなじみの、「子どもが夜中泣いていて母親の自分が対応しているさなか、夫は横でグースカ寝ている」現象。
上に述べたようにわが家は彼が夜通し起きてくれているので、この「私ばっかり眠いのを耐えて赤ちゃんのお世話をしている…!」という不公平感はあまり味わわずに済んでおります。
ミルクを使わず母乳で育てているので、どうしても夜間も授乳自体は私がするしかないのですが、とはいえ赤ちゃんが泣いたら彼が枕元まで赤ちゃんを運んできてくれて、授乳が終わるころまたベビーベッドに戻してくれるので、起きあがることなく夜間の授乳ができるのはとてもありがたい。
(うちでは赤ちゃんと夫婦は別室で寝ています)
生後何ヶ月頃だったか、赤ちゃんがなかなか寝つかない地獄の日々(寝かしつけに1時間かかったのに30分で起きる、を一晩中くり返す)などは、彼が夜の赤ちゃん対応を引き受けていてくれたことで本当に救われていました。
あの時期もし私が夜間の授乳だけでなくその後の寝かしつけまでしていたら、確実にノイローゼになっていたと思います……
そんなこんなで飛ぶように過ぎた、家族が3人になってからの1年。
赤ちゃんとの暮らしは想像よりもずっと楽しく幸せに満ちたもので、
こんなにお世話に手間がかかる生きものでありながら人類が途絶えることなく存続することができている理由は、ひとえにこの可愛さにあるのだろうと身をもって体感する毎日でした。
もうそれくらい、赤ちゃんは可愛い。
けれども大変な瞬間がたびたびあったのもほんとうで、簡単にプラスがマイナスに転じるというか、ともすれば感情の振り子が鬱に振り切ってしまうことも想像に難くありません。
そんななかでもわりとすこやかな精神状態で赤ちゃんとの日々を目一杯堪能できたのは、ともに親になるという縁を持てたパートナーのおかげです。
のろけのような内容になってしまった自覚は大いにありますし笑、あくまでわが家の場合の話でしかないけれども…
読んでくださりありがとうございました。
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