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る・ひまわり「ながされる君へ」12/30~31


情報解禁から楽しみにしていた る太!
(以後、本公演のことを上記のように呼びます)


もうねぇ、楽しみで楽しみで仕方なかったの!
なぜなら、私の推しが準主役ポジで出るから!

しかも!肝心の主役は、大好きなレ・ミゼラブルでアンジョルラスを演じていた相葉くん。この二人の並びを、私が全信頼を置く原田優一の演出で見られる。「私にとってご褒美みたいな公演じゃん」神様ありがとう・・・心底そう思いながら観劇日を迎えました。

○1部

TRUMPみがあると噂には聞いていたが観劇したら本当にTRUMPだった。残酷で悲劇で、ループ物で・・・。足利兄弟が仲のいい兄弟であればあるほど悲劇感が増す。自分はこういう設定が大好きなので存分に解釈を深められて本当に楽しかった。

初見では「尊氏が永遠にループしている」と感じたけど、観劇を重ねる内に「直義もループしてる?」「佐々木道誉と風清も物語の終末を知っていたのでは?」と思える節が沢山出てきて、同じ物語を違う尺度から何度も見れたのが面白かった。真相はわからないし、正直答え合わせはしなくていいと思っている。答えがわかった時点で想像の世界が終わりを迎えるし、それなら色んな解釈を想像できる今の状態の方が楽しくない?

”この結末から逃れるために最高の始まりを何度も繰り返す足利兄弟”に私は”最高の終わり”を迎えるためのシナリオを考え続けてあげたい・・・。
結婚相手が違ったらどうだった?
兄者たちが生きていたら?
と、タラレバを言いだしたら止まらないけど、
自分なりのifを考える余白が沢山あって、
私はこういう余白がある舞台がやっぱり好き🥰

さて、話は変わるけど
私はもともとこの時代のファンです。高校の時にドハマりした携帯小説が鎌倉の滅亡から南北朝時代を取り上げていて、当時寝食を惜しんで毎日読んでいた。歴史上の推しは護良親王。所詮、携帯小説の物語だから史実とは違う部分があったかもしれないけど、彼の人生が壮絶すぎて忘れられない人になっている。この時代、今も目立つのは後醍醐天皇と足利尊氏ばかり。当時、護良親王のことを知りたいと思っても彼の人生だけを取り扱った著書や物語はほとんどなくて歴史に埋もれたかわいそうな王子様なのかなって思ってた。

あれから12年。まさか、推しが出る作品に護良親王が出てくるなんて。しかも護良親王を殺すのが推し・・・。一体なんの宿命だよ。
でも、池テツさんと原田の優ちゃんが 護良親王描写だけはわりと史実に基づきて描いてくれていて、それがとっても嬉しかった。
殺しにきた直義の刃を歯で折っちゃうところとか土牢の感じとか、そうそう、きっとこんな感じだったと思う。宮様を演じてくれた石川凌駕くんも宮様の後醍醐帝への思いをリアルに演じてくれてからめちゃくちゃ泣けた。素敵なお芝居をありがとう。

そして推しよ。「兄上のために」「兄上のために」と自身に呪いをかけ続ける姿があまりに痛々しくて切なくて、私は「いいぞ、もっとやれ」と思ってました。ごめんなさい笑
でも、それだけ内藤大希の真骨頂がよく出てたの。カラッとした可愛い役も良いけど、私はあなたの”目からスっと光がなくなるような陰のお芝居が”本当にスキです。これからも変わらずに闇落ちし続けてね笑

語りたいことはまだまだ沢山あるけどまとまらないので、思い立ったらまた加えていこうかな。
さて2部のお話に行きます。

○2部
カオス!笑いすぎて脳みそ溶けた!以上!

エンリコとTHE ZENが異次元のやばさだった。
加藤啓おそるべし。一生コントが終わらないかと思ったし
終わらないでくれとも思った。
あと、愛・尊氏がやばくてだな 今思えば
あの時間 何かの宗教の会合だったように思う。
それと、かじゅくんな。ブラックホース過ぎてやばい。
なんだよ「グーチパー」って。
あの相葉祐樹から「おまえ何中?」「じゃんけん知らねぇのかよ」を引き出したのほんとすごいよ!すでに私の中では2024年流行語大賞w
あんなに笑ったの、人生で初めてってくらいの爆笑でした。
るひまで年を越せてほんと幸せだったな。

次にいつるひまで年末を迎えられるかわからないけど、次に推しが年末の明治座に立つまで私はる太の残像を喰って生きていくのでしょう。
上映会やらリーディングやら、早くやってくれないかな。
オタクに延命措置を早急にお願いします。


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