Minori Fujii

──愛したい人を、愛したいだけ、愛したい。 ブログ『セックスレシピの作り方』sexrecipe.hatenablog.com

体が愛されずして、どうして愛を語れるだろう。即物的俗物的、結構、だって人間だもの。

こころの輪郭を、
掬って撫でて抱き締められた。

ああ、────幸せだ。

"しあわせ"、なんてたった4文字じゃ表せないし、"愛してる"なんて5文字でも足らないものを感じたいから、人は肌と肌を重ねるのだし、それでも届かない何かに触れたいから、それを幾度となく繰り返す。

けれど、一つだけ言えるのは、体と心両方あるのが人で、その両方を愛して欲しいと思うのが人。だから、セックスもなくならないし、「体だ

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汚いところこそ、愛して欲しい。弱い自分も、まるごと抱き締めて欲しい。

結局のところ、つまるところ。
これが本音で、誰もの願いが、これに尽きると思うのだ。
  
一生懸命に強がって、背伸びして、蓋をして、ひた隠しにするけれど。愛する、愛されるって言葉には、そんな弱音と呼ばれてしまう本音が、宿っているのだと思う。
 

 
それには普段から、弱さも汚さも晒け出せていなきゃ、いつか必ず清水の舞台を飛び降りさせられる羽目になる。せっかく飛び降りたっていうのに、そこで受け入れ

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遠い。指を触れ合わせていたって、それこそ胎で繋がっていたって、太陽系よりもずっと遠いと思うこともあれば、1分前まで存在すら知らなかった誰かの言葉の表層に触れただけで、抱きしめたくなるほど、ありがとうと駆け込んで伝えたくなるほど、近いと思うこともある。

距離とは、何だ。
少なくとも、愛じゃないことは、確かだけれど。

一目惚れ。会ってすぐにピンと来た。信じられるって直感で。気づけば愛情は消えて

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好きだよ。

好き。好きだ。あなたが好き。好きだよ。好きだなぁ。

 

好きって、何だ。

 

「好きが分からない」という。
「好きすぎてどうしたらいいか分からない」という。
「好きになっている自分が好き」なのだという。

 

酷く滑稽だ。ここはサーカス、それとも見世物小屋。

 

好きなことを好きだというのを、時々躊躇うのだという。好きと感じるているその事実に、嘘偽りなど介在しないのに。

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「Who am I 」

思うのだ。海外の雑踏の中にいるように、そこらじゅうの文字全てが"ただの線が織りなす記号"で、そこらじゅうの音声が全て"人間の発するランダムな音"だったら、と。

そうしたら、私は私の声だけを、そのどちらの意味や主張や趣向に覆いかぶさられることなく、水琴窟にしゃがんでそっと耳を傾けるようにして、じっと聴いていられるのに、と。

そういう意味で、この世界は針の穴を覗き込みながら生きるような地獄かもしれ

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「両親とのカンケイ。家族って、あってもなくてもいい」

初めて親に殺意を抱いたのは、幼稚園の頃だった。
家出を画策して、自殺を考えたのは、小学校中学年だった。

親の愛は疑ったことがない。
だからこそ、窒息するほどの罪悪感に溺れた。
産んだ親が悪いという想いはいつしか、
生まれた私が悪いとベクトルを反転させていた。

愛の有無は関係ない。
どう接せられたかも。
家族構成も。そこで紡がれた言葉も。

ただ、言いたいことを言えない空間があった。
帰りたいと

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