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手漕ぎボートに帆が立ち、風で進むようになった2018年

年の瀬ということでみんな素敵な振り返りをしている中、改めて僕が書くこともないかなと思って実家でダラダラしていたら、罪悪感が出てきたので備忘録として2018年の振り返りをしたいと思います。(来年の目標は「年末に実家のこたつでパジャマ着て振り返り記事を書くような大人にならないこと」に決めました)

天気予報は雨のち晴れ

正直2017年が終わる頃は振り返り記事を書く余裕なんてなかったです。3年経って生き残れる会社は少ないなんて話をよく聞きますが、それは単純にビジネスが回らなくなってお金がなくなることだけが原因ではなく、今までがむしゃらに人事制度やメンバーとのコミュニケーションを放置して前に進んできたことの弊害がボロボロと出始めるのが3年目くらいなんじゃないかなあと思います。自分の経営者としての甘さが原因で経営幹部が卒業してしまったり、お金はなくなりそうになったり。2018年はそんな状態からのスタートでした。

あまり細かく振り返ってると長くなってしまうので、特に大きかったイベントを3つほどまとめます。

①元LINE PM吉村のCPO就任
2017年に経営幹部が会社を去ってしまったときに一番最初に頼ったのが学生時代から知り合いだった吉村でした。知り合った当時からカンボジアで事業立ち上げをしていたりLINEでも活躍している姿をFacebookで見ていました。以前から何度か一緒に働こうと声はかけては断られていたのですが、頼み込んで会社に来てもらいました。(正直当時の僕は一緒に働こうなんてかっこいい誘い方じゃなくて「助けてくれ」みたいな誘い方でした)そんな彼がプロダクトを全面的にリニューアルし、ターゲット拡大とプランの改定を推進してくれた効果で会社は前年比300~600%で成長することができました。2018年の成長は彼がいなくては無かったと思います。ありがとう。

②GREE Ventures根岸さんのフルコミット
2018年1月~6月までの半年間、ラブグラフの出資元GREE Venturesの根岸さんが会社にフルコミットしてくれました。若いメンバーが多い弊社にとって根岸さんの存在は大きく、経営面でもメンタル面でもたくさん支えてもらいました。この半年間に僕自身は起業家から経営者に視座を上げてもらったと感じています。まだまだ至らないところもありますが、この期間の学びを胸に2019年も頑張っていきたい。その時の記事はこちら↓

③共同創業者 宮村がリクルートの修行から帰還
ラブグラフを共同創業したもうひとりのメンバー宮村がリクルートライフスタイルでの3年半の修行を終え、ラブグラフに帰ってきました。
「いってらっしゃい」という言葉は「ただいま」という言葉があって意味を成すと感じました。今は全国に300人ほどいるカメラマンたちのチーム作りとカメラマンの新規採用強化、法人のアライアンスなど幅広く頑張ってくれています。

2018年の学び「経営とは人として正しいことをすること」

まだ会社を始めて4年ほどしか経ってない社長が偉そうに経営のことを語るつもりはないのですが、この4年の雨も虹も経験してきた中での学びは、経営は人として常に正しくあることが大切ということ。

当たり前のことを言ってるようにも思えるのですが、これが経営という視点に立つと非常に難しい。サービスの成長を追うためにメンバーに不当なプレッシャーをかけてしまったり、自分の気持ちを優先してわざと嫌な言い方をしてしまったり。まだまだ至らないところはあるけど、2019年も人として正しくあることを大切にしつつ、会社の成長に貢献していきたい。

舟から船へ

2018年始めの会社の状態は「手漕ぎボートに穴が空いて水だらけだけど、会社を成長させないと駄目なので、それでも手でオールを漕ぎ続ける」といった感じでした。そこから今では穴を塞いで水を出し、帆を立てて風で会社が動くようになってきました。こういう状態に持ってこれたのも上に挙げた人だけでなく、会社に関わってくれたすべての人の力無くしては会社を続けることは難しかったでしょう。

2019年は2018年の学びを活かし、舟から船へ。より多くの風を受けれるように帆を大きくしたり、新しいエンジンを積んで会社をより早く前に進めていくような一年になると感じています。2018年も残り数時間。今から2019年が楽しみです。

最後にはなりますが2018年にお世話になった皆さん。本当にありがとうございました。2019年も機嫌よく世界中の人を幸せにすべく会社を頑張っていきたいと思っているので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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