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そういうとこ!

10月3日開幕のシーズンに向けて、1ヶ月で9試合というハード目なスケジュールのプレシーズンの2週目に入りました。
日本では練習試合となると、1日で2試合やったり、45分×3本とか、30分×4本とかやることが多かったように感じますが、スペインでは、練習試合でも基本90分だけ。なので今は20人で90分(1人45分ずつ)とかで今のところ疲労的にはそこまでではありません。
これからは、水曜日に60分出たら、土曜日は30分という感じになっていくみたいです。やっぱり試合が多いのは選手的には嬉しいです。試合が1番上手くなるのはいうまでもありません。(指導者的には難しいと個人的には思っています。)
あと普通に平日の夜21時にキックオフする感じ結構エグい。この前のバルサ戦なんて22時にキックオフしててもうなんか、うん、そういうとこ。嫌いじゃないっす。
あくまで1番大切なのは『試合』であって、そのほかのことはいい加減。でもその順番は外さない。って感じ。

先日、ポゼッションの練習で「5回パスを繋いだら、逆のグリットにパスができる」みたいな練習があったんですよね。

で、僕のところに「いい流れで」パスが回ってきました。でもそん時はまだ4回目。流れ的にはいい流れで回ってきたし、ポジション的にも逆に変えることができるポジションに立っていました。でも律儀に心の中で(1、2、3、4)と数えていた僕は、あと1回パスが必要だと思いわざわざバックパスを選択しました。で、めちゃくちゃ怒られた。

監督:「(逆のグリットに)変えろよ!」

僕:「いやまだ、4回だったじゃん」←これが火に油をたっぷりと注いで、おまけに薪までたっぷり焚べ、それを取り囲むように周りで輪になってキャンプファイヤー!

監督:「うるっせーよ、4回とか5回とか関係ねえよ、俺たちが欲しいのは回数じゃなくて、解決だ!この〇〇が!(自粛しますがめちゃめちゃ汚い言葉)」


怒られながらも、あぁ凄くいいなぁと感じてました。日本人の悪いとこ出ちゃったなぁと。(良いとこでもある)
確かに試合中に回数なんて数えないし、大切なのは、流れであり、勝利です。回数はそれを達成するための手段であって、目的ではないです。
どっちが大切かっていうところを外さない。

ルールを守るからこそ、駆け引きが加速するっていう意見ももちろんあると思いますが、マジで、時と場合による。臨機応変。そのバランスとか使い分けは、日本みたいにネチネチ縛られてなくていいなぁと思います。ですが、何度も書きますが、それは日本の良さでもあります。そこらへんのことはまた書きます。


あと一応グリットで区切られていたとしても、少しボールが外に出ようが基本プレーを続けます。チームメートもそこに対しては全然文句言わない。
でも試合の際の「出た出てない」問題には一生文句言ってる。そんな言う?ってくらい言う。普通に2分くらい文句言ってる。(いやそこは、切り替えろ?)

練習では、多少ボールが出てようが続ける。それは「上手くなる、強くなる」ことが目的だから。
試合では、少しでもボールが出たら、鬼のように怒る。2分くらい怒る。(いやそこは、切り替えろ?)「勝つ」ことが目的だから。たまに理不尽なときもあるんだけどね。そういうとこ、人間っぽくて結構好きです。

Love is all.

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