今年も花まつり
お不動さまの近くに住み始めて12年。
毎年4月8日、お釈迦さまの誕生日にこんな美しい行事があることを、それまでは知らずにいた。
そういえば韓国に留学していた頃、お寺に通う伯母が「お釈迦さまのいらっしゃる日」だといって、お寺から綺麗な色の提灯を持ち帰り、嬉しそうに家に飾っていた。思えばあれは花まつりだったのかもしれない。
花まつりの少し前から、お不動さまの境内はたくさんの花で埋め尽くされる。お釈迦さまが花園でお生まれになったからだそう。すてき。
天上天下唯我独尊
(てんじょうてんげゆいがどくそん)
お釈迦さまが誕生した時に言ったとされる言葉。
いろんな解釈があるようだけれど、私は
「この世に自分より尊いものはない。
ひとりひとり誰もが、たった一つしかない命をいただいている尊い存在である」
つまりは「自分自身を最大限に大切にする」ということかなと理解している。
バッチフラワーレメディを創ったエドワードバッチ博士の言葉「なんじ自身を癒せ」にも通ずるような。
花まつりでいろいろな種類の花たちをみていると、この言葉の意味をより味わい深く感じる。
いろんな色、いろんな形、いろんなしぐさ。
それぞれに個性があって、お花から受け取るものも全部違うが、どのお花もその花ならではの美しさ、エッセンスがある。
お花たちはヒトと違って、そこに迷いや悩み、とまどいがなさそうなのがよいではないか。
そして花まつりにおける個人的なツボは、この小さなお釈迦さまがいる花御堂だ。
お釈迦さまが生まれた時に「産湯のために9頭の竜が天から甘露を降らせた」という伝説があるとのことで、柄杓でお釈迦さまに甘茶をかける。
小さな柄杓と、甘茶でピカピカに輝く小さなお釈迦さまのお姿…ここが私の最大のツボ!!
みているだけでしあわせな気持ちになる。
お釈迦さま、今年もお誕生日おめでとうございます。
子どもみこしのゾウさんは今年もシュール。
眼差しがたまらない!
また来年お会いましょう〜
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