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SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 HIMITSU STUDIO at 日本武道館 1/12

スピッツ単独公演に初めて行ってきました!
とても良かった、楽しかった、最高の時間だった!
こんな単純な表現じゃなくて、もっと感動を伝えられたいいのに。

マサムネさんの、瑞々しい伸びやかな歌声が、心に沁みわたって癒されてうっとり。
メンバー間がとても仲良く、その雰囲気が会場全体に伝わっきた。
寒さにかじかんだ体が温泉に入ってじわじわと指先まで温められて行くような、そんな気分。
最近、元気がなかった私は、ライブからダイレクトなパワーや優しさ、いいものをたくさん受け取って、100%の笑顔を充電できた。
これが、アーティストの感動を生み出す力なんだなと、ライブに参加する度に感謝しています。

オープニング

今回のライブは、ハプニングから始まりました。
開演時間7時になり、テツヤさんが先に登場し、会場からは拍手。
けれど、すぐにメンバーが後に続くと思いきや、誰も出てこず妙な間が。
テツヤさんは、しばらく客席に対して後ろを向いて微動だにせず、客席も「??』という雰囲気に。
これは、田村さんと崎山さんのイヤモニが間違っていて、それを交換していて手間取っていたとのこと。
テツヤさんは、そのトラブルを知らずに1人で先に登場してしまったそうです。

「もう、どうしようか、唯一の持ち歌「オバケのロックバンド」を歌おうかと思った!待っている時間が2時間くらいに感じられた。そでに戻るわけにも行かないし」
テツヤさんはそう言って、みんなを笑わせてくれました。

ステージセット

舞台中央には、天井から苺のオブジェが吊るされていました。
マサムネさんは、「このセット、きゃりーぱみゅぱみゅがの真似になってないかな?」と心配してググったとのこと。
「ぱみゅぱみゅ」が「ぱむぱむ」になってて、うまく発音できないのが、かわいい!
舞台右端にはスケボーのオブジェ、ドラム横にはロボットのi-Oくん。
どっちもマサムネさんが欲しかったもの。

「エレキギターかスケボーかで迷って、ギターを選んだから、今ここにいる。」

ステージには階段もあって、そこを登って客席を双眼鏡で覗くマサムネさんや、田村さんが演奏してくれる演出もありました。

MC

田村さんがマサムネさんに、「今日はオラつかないの?」
マサムネさんは「あれはちょっと飽きたから・・・」といっていたけど、急にトーンをかえて、
「みんなついてきてるかー?」
とオラオラっぽく言ったのは、謙虚で温和なマサムネさんが、いつもと違う雰囲気で意外で面白く、かわいいなあと思った。

田村さんは、「今日すごい楽しい。お客さんより自分の方が絶対楽しんでる。楽しすぎて、時々弾いてなかった」と言って、
マサムネさんが、「いや、弾いてよ!」とつっこんでいました。

武道館という歴史ある会場についてマサムネさんは、
「初めて武道館で演奏する時は誰かをお手本にしようと思って、TOKIOの武道館ライブ映像を見て。長瀬くん、こんな感じなんだ」と思ったとのこと。
今回のライブにあたっては、参考にしようとして見たのは矢沢永吉の映像。
でも、「矢沢が〜」と同じ調子で「草野が〜」といっても、なんか違うよねと笑っていました。
後のMCで、崎山さんが「崎山は〜」と言っていて、それがほっこりして笑ってしまいました。

「2023年はスピッツにとって色んなことがあった年だった、ニューアルバム出して、コナンくんの映画の主題歌でストリーミングが伸びて」
「ストリーミングでは、こんなのが流行ってるんだと知ることができて、若い人の歌も聞いたりしています」と言って、おもむろに、マサムネさんがギターをかき鳴らしながら、藤井風の「きらり」のワンフレーズを歌っくれた!
私は、風さんも好きなアーティストの1人なので、うれしいサプライズ!

マサムネさんが「チェリー」の歌詞を、他の歌手のメロディーにのせて歌うというのをやってくれました。
ゆずの「栄光の架け橋」のメロディーでチェリー。
新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」のメロディーでチェリー。
最後、「ハッ!」という掛け声に、テツヤさんが、
「なかなか見れないマサムネのアッコさんのモノマネ」と言っていた。
テツヤさんが、最近ゆずに会った時、ライブでゆずのカバーをやってくれていると誤解したまま感謝されたから、「こんな風にカバーしてるなんて、言っちゃダメだぞ!」と言ってたけど、書いてしまいました!

スピッツと私

スピッツの演奏を生で聞いたのは、30年近く前、FM802が主催する音楽フェス・“MEET THE WORLD BEAT“。
大阪の万博記念公園、もみじ川芝生広場へ友達と一緒に行った。
“ロビンソン“で一躍人気になって、大学生の時、夢中で聞いていた。
フェスでは、みんなが曲に合わせて手を大きく揺らして、それを見てマサムネさんは「催眠術みたい。眠くなる・・・」なんて言っていたのを、ついこないだのことのように思い出す。キラキラした真夏の素敵な思い出。

私のお気に入りの一つに「月光の囁き」という古い映画がある。
喜国雅彦原作の漫画を映画化したもので、20代の時に京都のミニシアターへ見に行った。その主題歌が、スピッツの「運命の人」。
この映画の、美しく純粋でいて、歪んで捩れた愛の世界観がスピッツにしっくりとあっていた。そして、その世界観は今も変わらずそのままに。
スピッツは唯一無二の輝きを放ち続けている、と感じた今回のライブでした。

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