見出し画像

岡村靖幸 20223-2024 WINTER TOUR「元気です」/Zepp DiverCity Tokyo


11/11(土)、岡村ちゃんのDATEに行ってきた。
楽しい時間は一瞬で、あっという間に記憶が飛んでしまう。

会場は、Zepp DiverCity Tokyo。初めて行く会場だった。
今までは、中野サンプラザ、J-COMホール八王子に参加。
どちらも座席ありだったけど、今回は、オールスタンディング。
アラフィフの私の体力が持つのか正直心配だった。

20代の時、UAのライヴでクラブクアトロ、FM802のミナミホイールであちこちのライヴハウスを見て回ったけど、今あの体力はない。
それなら、前回と同じJ-COMホール八王子という選択もあったが、武道館でのスピッツライヴが直近にあったため、これじゃあ、どちらもライヴ後の余韻を楽しめないと思って、Zeppを申し込んだ。
開場前、1人で来ているファンの方と少しおしゃべりできたんだけど、その人も、スピッツが好きと聞いてうれしくなった。
岡村ちゃん推しとスピッツ推しが両立しても変じゃないんだ!とうれしくなった。

前回のツアー、最高でとても楽しかったのだけど、ラストのDATEが岡村ちゃんの体調不良により急遽中止となった。
その時、「まさか…?」と胸がザワザワして不安に思ったベイベは、私だけじゃないはず。
Googleの予測変換でもわかるように、人って一度ついた印象を払拭するのって難しい。
もう大丈夫だと思うけど、本当に大丈夫なのかなと、次の報道が気になって仕方なかった。
だから、今回のツアーが決まって、きっちり岡村ちゃんを見届けなければ!という気持ちにもなっていた。

岡村ちゃんは、シンガーソングライターダンサーだけど、メチャクチャかっこいいファンキーな曲をアーティストに提供するコンポーザーでもある。
私は、ブランクのあるファンなので、お恥ずかしながら、曲を提供しているアーティストは渡辺美里、チャラ、川本真琴、アイナジエンドしか知らなかった。
BUCK-TICKの櫻井敦司さんに曲を提供していたのは知らなかった。
ライヴの少し前、櫻井敦司さんの訃報をニュースで知った。
特にBUCK-TICKのファンだった訳じゃない。
学生の時、友人がBUCK-TICKのファンで、あっちゃんのイラストを描いていたのを思い出した。
あと、BUCK-TICKをモデルにした少女漫画が連載されていて、その雑誌を読んでいた記憶がある。
そして、去年、藤井風にどハマりして購入した”GQ”。
それに、櫻井さんのページもあって、相変わらず美形だなあなんて思っていた。
それが、57歳という若さでなくなってしまうなんて。
岡村ちゃんも、櫻井さんと年近いはずと思い調べていたら、”SMELL”という曲を提供していたのを知る。
この曲、めちゃくちゃかっこいい。
YouTubeで両方聞き比べてみたけど全く違う印象。
どちらもいいけど、櫻井さんの方がダークで妖しくて、クラクラ来てしまう。

そういえば、岡村ちゃんにはまっていた学生時代、私は筋肉少女帯も大好きだった。
筋少から、江戸川乱歩や寺山修司にはまったりしてた。
櫻井さんの訃報の際、筋少の大槻さんがコメント出しているのを見て、この人も同い年だったんだと知る。
そういえば、筋少のライヴも行ったことがない。
私は、学生時代、おとなしめグループで自分の思っていることの半分も言えなかった。
当時、友人と一緒に行っていたコンサートは槇原敬之。
もちろん、マッキーも本当に大好きだった。
歌詞には、優しさや思いやり、琴線に響く言葉がちりばめられている。
けど、私の中の暗い部分、人に見せない隠している部分では、岡村ちゃんと、筋少が大好きだった。
でも、このことをカミングアウトすると、変わり者扱いされるのがいやで、私は陰でこっそり聞いていた。
もう、いい大人になって、「自分の好きなものを忠実に!」なろうと決めた。
それでも、志を同じにするような人は周りにいなくて、さみしいなあと思うときも正直ある。
でも、ライヴに行くたび、こんなにたくさんファンの人がいて、1人で来ている人もいっぱいいるのを目の辺りにして、1人だけど1人じゃないような、なんとなくうれしい気持ちになる。
人生は短いし、いつかは消えてなくなってしまう。
後悔はしたくないから、躊躇したり、遠慮している暇はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?