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【POGヒストリー】vol.17:2015-16年 調教理論の確立 再びの頂点

はじめに

ぼくは今年、POG参加25年の節目の年になりました。
そこでこれまでの25年間の歴史を、愛馬とともに振り返っていこうと思います。
みなさんの知ってる名馬も出てくると思いますので、楽しんでいただければ幸いです。
これまでのバックナンバー (vol.1-10はvol.11の記事にURLアップ)
vol.11 2009-10年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n89bf1a87eb22 
vol.12 2010-11年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n8bb2ee16dd2d 
vol.13 2011-12年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n52b6dafd8ae8
vol.14 2012-13年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n0a95dd90386b
vol.15 2013-14年:https://note.com/lovely_auklet755/n/nfab798ec2dd0
vol.16 2014-15年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n0ef2b9a964c7


POGヒストリー 17年目

POGを始めて17年目のこの年、ついに仕事が忙しく、
16年参加が続いた本チャンPOGと呼んでいたググPOGを欠席することに。
気持ちも離れていたし、
自分が幹事を務めるグランドPOGの充実も図りたかったからです。

この年のドラフトはドゥラメンテのせいで
クラシック戦線に全く興味がなかったので、
綿密に調教過程を追うことが出来ていたので、
かなり挽回する自信がありました。

グランドPOG

参加組はいつも通り12組。
しかし、いつもと違ったのは、
今も一緒に戦っている尾崎さん知り合っていたこと。

実は、尾崎さんの奥さん恵美さんに
番組の取材でロケさせていただいた際に、
尾崎さんの自宅におじゃましていたんです。
その時、家の中をみた時、旦那、競馬好きだな、と気づき、
自分も競馬好きを匂わせて帰ったんです。
そしたら、連絡いただいて(笑)今に至ります。
8年も前の話なんですね。
その時、尾崎さんも自分の知り合いたちとPOGをされていて、
だったらぼくらのレベルの高いドラフト見にきませんか?
となったわけです(笑)

そんな中で迎えたドラフトですが、
この年の1番人気はダントツで、母ナイトマジックで間違いありません。
もうね、すごかったんだから。
POG本に三冠はもちろん、凱旋門賞も意識してる、
みたいなこと言ってて。
バッカだなあ、と思ったのを覚えています。

当時のPOG本 母ナイトマジック評

河崎さんはそれに夢中でした。もう敢然とドラ1で指名。
もう片方は相変わらずの母エアグルーヴ。
まあこのやり方でドゥラメンテ当てたわけだから文句はありませんが。
ほかには矢作厩舎の母ゴールデンドックエーの鼻息も荒かった記憶が。

当時のPOG本 母ゴールデンドックエー評

河崎さんは1つ目のチームで、得意の青葉賞を勝つヴァンキッシュランと、前半で故障してしまったバティスティーニが活躍したものの、そこまで。

河崎さん1チーム目:1位母エアグルーヴ

もう1つのほうが、2位指名のマウントロブソンが、
ナイトマジックのくそ馬ぶりをカバーするスプリングS勝ち、
アドマイヤダイオウやレプランシュが3000越えを果たし、
2チーム合計で-32030cとまあまあの負けで済みました。

河崎さん2チーム目:母ナイトマジック1位指名

みのさんは1つ目のチームは
6位のレインボーラインが大当たりしたものの、そこまで。

みのさん1チーム目:6位レインボーラインが活躍

しかし、もう1つのほうで、
ぼくが密かに2位で抜こうと思っていた母アビラを
いきなり1位で指名する鮮やかさを見せられ(1700万とまあまあ稼ぐ)、
レッドアヴァンセ 2880万、
エースにしたテオドール 2900万、
ロイカバード 4130万、と小当たりを1~4位まで連発。

さらに6位のブランボヌールが、函館2歳を勝ち6000万獲得。
さりげなく10位指名のジュンヴァルカンまで2660万稼ぎ、
7頭が4桁賞金という素晴らしいチームに。

その極めつけは9位まで残っていた母シーザリオのリオンディーズが
朝日杯を勝ち12900万の大当たり。
2チーム合計で、+124786チョコと勝ち組に。

みのさん2チーム目:7頭が4桁賞金に

さあわたくし。
この年も4チーム。
うち1チームはいわゆる地獄ルールでのチャレンジ。

その地獄ルールチーム。
1位でかなり自信があった母レンⅡがすべり(笑)
まだ地獄ルールのアプローチ方がわかってなく、ほぼ全滅。
ただ褒めてほしいのは
5位で指名したトーセンファントム産駒のブレイブスマッシュ。
デビュー前の調教の上がり具合をしっかり見定めていたので、
クソ血統とはいえ前半最後で押さえました。
それがサウジRCを勝ち5880万稼ぎだした大活躍。
のちにオーストラリアに移籍し、GⅠを2勝するほどの実力馬でした。

1チーム目:地獄ルール

2チームめは、1位で当時こだわっていた社台RHの
当たり馬と思っていた(笑)母オンヴィラを指名。あー恥ずかしい。

このチームはダサいホームラン狙いを重ねるチームで、
普通ならドカ負けくらうんですが(笑)
残り物として9位で抑えた
母ウィキッドリーパーフェクトのハートレーが
まだGⅡ時代のホープフルSを快勝。なんとか少しは挽回できました。

2チーム目:ホームランを狙ったチーム

3チーム目は、
この年のダービー馬ではないかと思っていた母ラヴズオンリーミーの、
プロディガルサンをエースで1位指名。
8820万ならまあまあですが、その後がこのチーム続きませんでした。

よく見ると、今年指名した山口裕介オーナーの
ライゾマティクスの先代をここで指名しています。
期待馬にこの名をつける山口オーナー。
この時は故障で涙を飲んでいます。

3チーム目:ライゾマティクスの先代を指名

そして最後の4チームめ。
1位は当時かなり自信があった母シルヴァースカヤ。
シルバーステートをぼくは1位指名していたんですね。
この時かなりぼくも吹いていて、
その時のイメージが初めて見学にきた尾崎さんの脳裏に焼き付いていて、
今のシルヴァースカヤバカに結び付いているのでは、
と思うと感慨深いです。

いつ河崎さんが指名するのかと思っていましたが、
指名してこないので、4位で、池江厩舎の母マルペンサを指名。
どうやらドゥラメンテで興奮していて
アホみたいに堀厩舎ばっか指名してて、
1位のフォイヤーヴェルクのどっちか理論のパートナーを選んでいないんですよね。
普通ならマルペンサか、
河崎さん大好きなレディバラード指名するはずなのに、逃してますもん。
なので、河崎さんが指名しないのを見計らって4位で指名してみました。

さらに、7位で田村厩舎で
ナムラビッグタイムと同じような調教過程を踏めていた、
ダイワメジャーの牝馬を指名することに。
これがどえらい確変を起こします。
その2頭のおかげでこのチームが圧勝。

ブリランテで優勝して以来、通算4度目の優勝に輝きました。
他の3チームのマイナスをカバーしてあまりある破壊力の
+30万cを1チームで弾き出しました!

4チーム目:破壊力抜群チーム

はい、母マルペンサと母キャッチータイトルの話は
愛馬編できちんと書かせていただきます。

ちなみに。見学していた尾崎さんは
しっかりと母キャッチータイトルを指名して、
このペーパーの恐ろしさを実感してくれたようです。
なにしろキャッチータイトルはPOG本に一切載ってなく、
調教を見れる人間の特権で指名できた馬なのだから。

当時のPOG本

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