はじめに

こんにちは、地域ライターのりいあです。
年々大好きになる東村山市のこと、もっと知りたい伝えたい！
一緒にワクワク・ドキドキを感じられるような記事をお届けします☆

今回は、新企画【東村山お友達紹介～紹介したいお店と人～】の記念すべき第1回目。私りいあのお友達からスタート！
大人かわいいハンドメイドショップをご紹介します。

お友達紹介：kichi 井上さん

素敵なアクセサリーを作っているのは、ハンドメイドショップkichiの作家、井上さんです。

井上さんは、私の仕事仲間でもあります。平日は別の仕事をしながら、土日を中心にハンドメイドショップkichiを運営しています。
kichiは、東村山市内きづつみのえんでの月1回の出店に加え、各種イベントでの出店と、Instagramでの販売も行っています。
そらいちにも出店していたので、ご存知の方も多いかもしれません。そらいちは大盛況でしたね。当日はkichiも大人気で近づけないときもありました。

井上さんに、仕事をしながらkichiを運営する原動力について聞くと「やっぱり出店でお客さんとお話するのが楽しいからかな」とニコニコと答えてくれました。

こんなの欲しいを形にする

井上さんがハンドメイドショップを運営し始めたきっかけは、ママ友から「こんなアクセサリーを作ってほしい」の声があったから。
息子さんのスタイ 作りでハンドメイドの楽しさに目覚め、くるみボタンなどを作るうちに、作品を見たママ友から「かわいい！それでピアスを作ってほしい！」の声があがりました。その要望に応える形でアクセサリー作りと販売を始めたのです。

「ほしい」を叶える。その姿勢は今も変わりません。
「出店の時、前に買ってくれた方が『ここが良かった』とか『ここが取れやすかった』とか、改善点を教えてくれたりもする。『こういうの作って』とか『こういうの作れる？』って、アイデアをくれたりするの。自分が想像していなかったことがあって、『あ！』って思うことがある。やってみようかなって思うの」
カメラスタジオからの「着物の子どもに合うヘアバンドを作ってほしい」というオーダーでに応えたこともあるんだとか。

「こんなのほしい！」の声に応える、技術と気持ち。井上さんの作品作りには、その気さくで楽しい人柄も反映されているように感じます。

着けたいものをつくる

kichiのこだわりについて井上さんに聞いてみました。
「私は服も好き。アクセサリーってファッションの一部だってずっと思っている。アクセサリーがコーディネートのすごいスパイスになれたらいいな」
「やっぱりほら、いくつになっても、大人になっても、アクセサリーって女子はときめくじゃん！そういうちょっと大人のおしゃれみたいなイメージで、若い人よりは大人向けに作っている」

アクセサリーを着ける人のことを考える井上さん。

着け心地を良くするため素材選びを工夫し、あえてガラスでなくアクリル、金属でなく銀糸などの軽い素材を使った作品もあります。

「ピアスやイヤリングのリペアも受けてるの。だってね、片方無くしたらもうつけられないじゃん。嫌じゃん、残った１個が悲しいじゃん。案外落とすから！笑」
自分が好きで着けるものだからこそ、着け手の気持ちに寄り添う井上さん。

布ぞうりの魅力

kichiで扱っているのはアクセサリーだけではありません。皆さんは布ぞうりってご存知でしょうか？
布を編み込んで作った室内用の履物で、使うほど足になじんできて履き心地が良いものなのです。井上さんいわく、鼻緒をつまんであるくことで重心を正し骨盤が整う効果もあるんだとか。

井上さんは、両国の布ぞうり屋さんで習った本格的な技術をもとに、大好きなリバティ生地と得意な色の組み合わせで、大人のおしゃれな布ぞうりを作っています。

出店への想い

kichiの今後の展望について伺いました。
「対面販売が今一番したいなあって思う。対面が楽しいね。木づつみで買ってくれた方が、他のイベントの出店でも来てくれたりする。（作品を見てファンになってくれる）そこが楽しい」
「自分の作品を付けてくれるってさ、ありがたいじゃん。世の中いま安い金額でもかわいいのいっぱい売ってる。その中でも手作りの良さってあるなって思ってて、それをあえて選んでくれて、自分のアクセサリーの一つとしてつけてくれるっていうところが本当嬉しい」

kichiは2023年から市外での出店も開始しています。
「今は木づつみの出店がメインだけど、もっと色んな人につけてほしい。もっと色んな作家ともふれあいたい。外に出ることで新しい作品のインスピレーションがわく。もっと都心でも出店してみたい。」

今回取材を行うにあたり、読者の方に一番伝えたいことを伺うと…
「1回、出店の時に来てくれたら嬉しいなぁ。買っても買わなくても全然いいんだけど、作品見てもらいたいなあって思う。ハンドメイドの良さ、量産できない良さはやっぱりあるから、ぜひ手に取って見てもらえるといいな」

出店の予定については、Instagramで随時情報提供していくとのこと。

次回のお友達紹介

最後に、井上さんに紹介したいお店＆人を教えてもらいました。

「紹介するのは、パティシエの（榎本）みゆきちゃん！」

ということで、次回は、ローケーキパティシエ【ミユチェッラ　榎本さん】にお話を伺います。

井上さんが木づつみのえんのシェアスペースで出店を始めたのは、３年ほど前から。ママ友の友達だったパティシエの榎本さんと「一緒に何かやれたらいいね」とスタート。
お二人は、それ以来木づつみのえんを拠点にそれぞれやってきた仲間なのです。

おわりに

kichi作品のかわいいは、大人にこそ似合う絶妙なかわいさ。
華やかなのにどこか上品で、遊び心があるのに子どもっぽくない。色の組み合わせや光りの反射を活かし、大人らしいかわいさが表現されています。
ぜひ、出店の際は見に行ってみてくださいね！