幽霊には出会えなかった
子供の頃、お化けとか幽霊とか宇宙人とか未知のものがめちゃくちゃ怖かった。
ただ、怖くなくなった時があった。
それは幽霊に会う時は死ぬ時だって考えたら、急に怖くなくなった。
失恋して、途方に暮れていた
何をしても時間が進まなくて、自分の時間だけがゆっくり進んでるような気がした。
消えてなくなりたいくらいキツかった。
自分の存在を消したくてもそんなことをする勇気はなかった。
そして、外を歩いてみた
たくさん歩いた。
歩き慣れた道
歩いたことない道
大学の近く
ちょっと車で行ったお店で賑わう道
歩いたことない道をたくさん歩いた。
そしたら、普段は怖くて近寄れない夜のお墓の近くも簡単に通れた。
幽霊が出てきてくれないか、自分のことを襲ってくれないかって思ってた。
でもそんなことは無く、幽霊なんて見ることができなかった。
そして自分の死期はまだまだ先なんだ、頑張らないといけないんだって悟った。
子供の頃は恐怖の対象だった幽霊が歳を重ねるにつれて怖く無くなり、なんならすがる対象になってたな感じた。
この頃は本当に自暴自棄で何もできなかった。
人生で一番絶望だった。
その頃から半年以上経って、まだ未練タラタラで立ち直れてないけど、前には進んでる。
幽霊には会えなかったし、
大人になって、怖いものがなくなった自分に、
寂しさを感じつつ、このまま未練タラタラ男のままではダメだって思ってる。
失恋のタイミングはエネルギーが大きいから何かをするのにちょうどいいと思った。
僕はダイエットをした。
ダイエットの話はまた別の機会に書きます。
とりあえず、大学在学中は未練タラタラのままで、新しい彼氏がいる元カノのことを考えちゃうけど、許そうと思う。
忘れる日が来るその日まで
p.s.
失恋はみんな辛いと思います。
この記事を読んで元気になって欲しいなんて言いません。ただ同じ思いをした人が自分だけではないって思ってくれたらなって思っています。
ナカバ
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