当店にメニューはありません。
お好みに応じて、今のあなたにピッタリの一杯をお作りします。

子供が寝たあとのキッチン飲みが定番
そんな私が久々に一人飲みを楽しんだ話です。

世界ベストバー50に選出された
「日本一のバーテンダー」
鹿山博康氏の特集をTVで見てから
自分の感性で独創的なカクテルを生み出す
一流の「バーテンダー」の仕事を
目の当たりにしてみたい！と思っていました。

東京まではちょっと行けないので
それならば！と、名古屋行きを決めた時点で
「名古屋」「女性一人飲み」「隠れ家バー」と
グーグル先生にお伺いを立てました。
そこで、真っ先に出てきたのが「直心（じきしん）」さん。

オーセンティックバー 直心

近鉄名古屋駅から徒歩１０分ぐらい
階段を３階まで上がるとドアがあります。

店内は、暗めの照明にどこか和を感じる内装。
カウンターが「畳」のバーなんて初めてかも。
穏やかな笑顔が素敵な店主さんに促され
緊張気味でカウンターに座る。
都会の喧騒を忘れる癒やしの空間。

「何になさいますか？」
「えーとじゃあ、
　ちょっと柑橘系のスッキリした感じで」
「お酒は何がいいですか？」

店主さんとのゆるりとしたやり取りの後
出てきたのは、テキーラ系のさわやかなカクテル。
「メスカル」というちょっと聞きなれない名前。
これもメキシコのお酒だそう。

口に含むと、ちょっと独特の風味がある。
うん、なんかコレ飲んだことあるかも。
トルコのラク酒っぽい。
ラクは癖があってちょい苦手だけど
これは飲めるなー

1人、まったりと飲んでいると
店内にコーヒーの良い香りが漂ってくる。
今度は、お隣のカップルために
コーヒーのカクテルを作っているよう。
丁寧にペーパードリップしたコーヒーを
シェイカーに入れて・・・
プロの美しい仕事を見てるだけで楽しくなる。

好奇心に負け、2杯目をお願いすることに
今度は、「ラム酒」でリクエストすると
とびっきりおしゃれで爽やかな「ダイキリ」が！

「夏のカクテルですが、冬にダイキリもいいですよ」

真冬に南国を感じさせるカクテルを味わってみる。
うん、ミントが利いていて、
甘さも絶妙で…本当に美味しい。

「実は、手作りのバナナシロップを使っています」
店主さんは、感動しきりの私に
南国を感じる風味の正体を
こっそり教えてくれました。
それも果実ではなく、皮を使って作るとか！？

この後は、今年、初海外で
北イタリアに滞在予定という店主さんと
しばし楽しく雑談。
目的はずばり「食」だそう。

今年こそ、海外行きたいですね～。
南仏の田舎町で
マルシェ近くのアパルトマンとか借りて
３週間くらい滞在してみたい。

とかなんとか、おしゃべりしてたら
あっと言う間に時間が過ぎ
ルンルンの千鳥足でホテルに帰りました。

ちなみに、お代は3000円ちょっと。
（メニューがないのでちょっとドキドキでした）

今週末あたり、ラム酒とミント買って、
こたつで「ダイキリ」飲もうっと！