どうも。
こりーぬ、です。
また読んでくださってるんですね。
初めての方も
ありがとうございます。

つい先日まで放映されていて
もの凄く話題になっていた
アニメ『葬送のフリーレン』。
私は娘が観ていた金曜ロードショーで虜になり、
半年間毎週しっかりウォッチしてました。

私、アニメ化、ドラマ化とかされたお話を
先にテレビで見た場合、
気に入ったものは原作を読んでしまって
先取りしちゃうことが多いんですが、
これは、今までとは毛色が違う。

Xとかにその週の放送分の漫画が
掲載されているのを読んだりしたんですが、
どうも、これはアニメで見た方がいいと
私は判断し、原作を追わないことにしました。

誤解のないように申し添えておきますと、
漫画も素晴らしいです。
充実した内容が短いページ数に
コンパクトにまとまっていて
作画も大変美しい。

ただ、アニメの世界観が
私好みに良すぎただけ。

youtubeでアニメの解説をしてくれている方が
いらっしゃるのですが、
漫画の意図を
アニメが非常に細かく補完していることを
丁寧に解説していて、
それを知ってから余計にアニメ派になりました。

あと、なんだろう、
この先どうなるんだろうか？という
ワクワクはあるのですが、
まだまだ先は長く、
フリーレンたちとゆっくり旅を楽しみたい
という気持ちにさせてくれる
というのもあるようです。

おっと、本題に入る前に
フリーレン語りが始まってしまった！

ええっと、
フリーレンという魔法使いのエルフがですね、
冒険者のパーティを構成するメンツに
ザインという天才僧侶を入れるかどうか、
という時、最初は（たぶん）
乗り気ではなかった。
仲間にその理由を問われて返した
フリーレンの言葉は
「同族嫌悪、かな」

フリーレンが『同族嫌悪』したのは
ザインがかつての自分と同じように
「冒険に出るなんて、今さら…」
と口にしているから。
その頃の自分を思い出して、
ちょっと嫌になっちゃったんでしょう。

ところで、
『同族嫌悪』って、したことありますか？
（本題に入るまでが長すぎる…）

こんな風に切り出すからには
私もありますよ、当然。

私、生まれつき斜視なんです。
そんなに酷くはないから目立たないけど。
斜視っていうのは、
眼球は両端から筋肉が引っ張っていて
健常者は瞳孔が真ん中に来るように
自然と調整されているんですが、
その筋肉の張力がアンバランスになっており、
まっすぐに見ているつもりでも
瞳孔が正面からズレてしまうのです。
つまり、どこ見てるのか、
相手にはちょっとわからなくなる。

手術である程度は調整できるんですが、
時間が経つとまた緩んできちゃうので
私も子供の頃と、大人になってからと
2回手術しました。

要するに、それは完治ではなく、寛解です。
手術をしても視線が安定しないことは度々あって
眼球を動かして視線を移動させる時とかには
ズレることがあります。
思春期は「どこ見てるの？」と言われたり、
写真を撮っても、ひとりだけ違うところを
見ているように写ってしまったりすることに
引け目を感じていたところが
性格形成にも影響を与えたかもしれません。

えー、
こんなところが前提のお話なんですが、
じゃあ、誰にその『同族嫌悪』を
抱いたかというと、
恐れ多くも
米倉涼子サマですよ。
「私、失敗しないので」の大門未知子ですよ。
ドクターXですよ。

さすがに、そんな最近の話ではございません。
まだ米倉サマが雑誌モデルから
CMに出始めた頃、
売り出し中の女優だった頃のお話。

私も確証があるわけじゃないけど、
たぶん、彼女も
極軽度の斜視だったんじゃないかと思う。
（勘違いだったら誠に申し訳ありません。）

CMで見ている時に、
『カッコいい女性なんだけど、
なんかやだ。』
と思ってしまう自分がいました。
でも、その理由が説明できない。
それがもどかしかった。

少ししてから『同族嫌悪』という言葉を知り、
あれが、そうだったのではないか、
と思い至りました。

たとえば身体の不調とかがあったとして、
それが何でなのかわからないのって
ものすごく不安になるじゃないですか。

でも、わからない時期が続くと、
病名が付いたり、原因がわかったりするだけで
治ってないのに治ったみたいに
安心することってあるんですよね。
不思議。

私は、私の抱いた気持ちに
同族嫌悪という名称が付けられて
米倉サマが好きになりました。
自分が自分に対して嫌だなと感じている部分を
反映しているに過ぎないことがわかったから。

この同族嫌悪ってやつ、
自分で嫌だなって思ってるところを
客観的に見せられちゃうから
その人の事を嫌だなって勘違いしちゃう
ということなんでしょうね。
本当は自分のことを嫌だと思ってるだけなのに。

う、ここで書いてるうちに思ったけど、
私が子供に対してイラッとしたり
注意したりすることって
同族嫌悪に分類されることが
半分くらいはあるかもなぁ。

我がフリ直せ、ってやつですかね。
自分に都合が悪いことに
気づいちゃったな…