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はっきりカタをつけてよ

昨日、行政との意見交換会が開かれた。先方からの提示は、以下の通りとなる。

行政が考える候補地には、開店休業状態の建物がある。所有する企業が4月上旬をめどに、その一区画(約30㎡)に無人決済販売所を(3年間の期間限定で)開設する。
行政としてはこれに相乗りする形で、残りの(100㎡以上ある)空間をこの民間企業から借り受け、我々プロジェクトと共に企画運営していってはどうかという。
まだ予算化されていないため、新年度になった段階で暫定の予算をつける。
このトライアルの結果をもって、本格的な「道の駅」の足掛かりにするのはどうだろう。

こちらとしては、否応もない。いやだと言っても、代わる次案が先方にないからだ。
インターチェンジに続く主要道路から少し離れた場所に位置し、市外・県外の来場者を意識した「道の駅」構想からすれば、かなりピンボケにはなる。
一方で、地元の人たちにターゲットを絞った計画であっても、トライアルとしてなら悪くない。
地場産品を主軸に静岡市の名産など販売し、コスト的に折り合えば山梨・長野のフルーツなども常設する。
数は限られようと、各所に散らばる名産品がここに行けばワンストップで手に入るとなれば、一定の需要は喚起かんきできそうだ。
魅力ある商品選びはそのまま、「道の駅」の主要テーマともなってくる。

問題は、有人販売とした場合の人件費である。
同所の民間企業が無人決済販売所を試行するのは、かつて有人で出店し、かんばしくない結果となった反省からだ。行政としてもトライアルのための暫定予算である以上、あまり大きい額には二の足を踏む。

しかしまぁ、提案してきたのはキミたちの方だろうと、そこは言いたいわけだ。
まさか施設を所有する企業同様に、無人決済販売所とするわけにもいかんだろう。
有人であれば期間を過ぎて撤収するだけだが、無人用の機器を初期投資で購入したりすれば、あとの処分が大変になるだけだ。
なにより我々が一切関わらないのであれば、トライアルの意味自体ないじゃん、ってことになる。

そこで店を開ける日を、週末や祝日に限定してはどうかという案も出る。
人件費を抑えるならそれしかないが、月に数回しか開かない店に客が来るのか?
このトライアルの中身が、「道の駅」実現を前提にした”なんちゃって”アリバイ作りならいざ知らず、最初から集客を見込めないお試し期間じゃ意味がない。
やっぱ、毎日の開店は必須でしょ。広告宣伝も大事だが、口コミで徐々に広がる認知こそが大事なわけだから。
逆に決済は、現金のみにしてもいい。あくまで期間限定なのに、やたらシステムを導入しても煩雑になるだけだ。

行政が本当に予算をひねり出せるかは不明であるが、しばらくは何とかしてよ攻撃でいくか。だって、言い出しっぺはそっちでしょ。

来週月曜日から、新年度が始まる。人事異動のある役所にとって、上旬が落ち着かないだろうことくらいは理解できる。
それでも迅速にことを進めるよう、プレッシャーを強めていく。こちとら、これまで散々待たされてきたんだから。
どういう未来が待っていようと結果だけははっきりしていかなくっちゃ、「やってられないわ」。

イラスト hanami🛸|ω・)و


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