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清水の市場にて

3月3日(日)に、第1回「清水いはらマルシェ」を開催する。
昨日は午後4時から、会場をお借りする「するが花き卸売市場」で出店ブースの区分けを行った。これからは原則第1日曜日に実施する予定でいる。
僕として、人生初のマルシェ主催者の立場になって、ここまでの事務処理を行ってきた。

(以前から企画していた)マルシェを実行に移すと決めたのは、昨年の暮れ。それにはまず、会場を決めなければならない。青空市場だと天候に左右されるから、できれば屋根のあるところが望ましい。

その点、清水いはらフェスを3度開催した「ちゅ〜るスタジアム清水(静岡市清水庵原球場)」なら、コンコースを利用すれば雨天でも開催が可能である。
最有力候補と言いたいところだが、今年から「くふうハヤテベンチャーズ静岡」がホームグラウンドとして使用するため、日曜日は試合当日にぶつかる可能性が高い。
今後はそれを逆手にとって、試合がある日に協同開催する提案もしてみたいが、今のところそこまで手が回らないだろう。他所よそを当たることにした。

スタジアムから車で数分のところには、「清水厚生病院」がある。無料駐車場だけで60台分あり、日曜日なら外来診療がないので利用可能だ。
理事長にご挨拶に伺うと、こころよく承諾してくれた。ここも候補地の一つとなったが、残念な事に屋根がない。天候不順の場合、開催しても来場者は大幅に減るだろう。もう少し条件のいい場所はないものか。

「するが花き卸売市場」の名前は当初から上がっていたが、我々プロジェクトの中にルートがない。代表が事務所に打診すると、直接社長と交渉してくれと言われる。
トップダウンの会社か。こういうのは過去の経験上、いやな事を想像するんである。何か口をはさんでは相手のご機嫌を損ねるのが僕の”得意”技なので、代表に同行し、終始無口で横に座っていた。

ところがこちらのトップ、実におおらかでフレンドリーな方である。お願いすると二つ返事で承諾頂き、使用料等も一切不要とのことである。照明代や出店者が使用する電気代まで、いらないとおっしゃる。
ささやかな出店料を次回「清水いはらフェス」の軍資金にあてこんでいる我々からしたら、とてもありがたい決定である。

(それまで僕などはまるで無縁だった)花のおろしの実情について、構内を一緒に見学しながらかなり踏み込んだレクチャーまで頂く。
なるほど。共通する日本の深刻な課題は、花の業界でも例外でないのか。
にない手農家がいなくなっていく未来の見通しは決して明るくないものの、社長自身は新たな生産力の構想を明確に描いている。
経営者は、たくましい。

ここまでのご厚意に報いるには、こちらとしても持続性ある取り組みをしなければならない。
幸いなこと、かつてマルシェを運営されていた方が、我々のアドバイザーになってくれている。お話を聞き、毎回やらなければならない手続きを把握していった。

まず、出店者の募集。毎月同じ人が店が出すとは限らず、来場客もそれではすぐに飽きてしまう。面倒なようで、毎回募集するのが持続していくための必須条件との事だ。

1月28日フェス当日、46の出店者に募集チラシを渡した。
3月3日は各所で同じようなイベントが企画されていて、すでに他所で参加を決めているお店も少なくない。
それでもいた効果は確実にあり、地元を中心に10店を超える応募があった。
まずまずのスタートが切れた形だ。

イラスト hanami🛸|ω・)و


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