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U149 1話、2話を見た。僕らの未来は、きっと明るい。

アイドルマスターシンデレラガールズU149というアニメを見ました。担当アイドル全員が12歳以下、149cm以下というアニメで、このご時世にとち狂ったものが生まれたなという印象はある。

庇護する

アニメの内容としては、未だ実績も何も無い小学生のみが所属している第3芸能科にプロデューサーを付けることになり、そこに入社三年目の新人プロデューサーが彼女達の担当になるというもの。

この時点で色々と会社の闇が垣間見えていいですよね。上から出た予算をどうにか使う為、小学生だけが所属する部署を作ったものの、その先の展望が無く放置。で、どうせ何かの会議で『それってどうなの?』的な意見が出たんでしょう。その結果、アイドルプロデュース経験は無いものの、やる気があって社交性もある3年目の社員を生贄として差し出す。失敗しても角が立たないように。俺、橘ありすにこの文章朗読させたいな

ある意味、社会の尺図としか言い様が無い、聞いてるだけで胃が痛くなってくる内容なんですが、それでもストーリーは動き出す。1話と2話でスポットが当たっているのは、新米プロデューサーと橘ありすと市原仁奈でしょうか。というより、現状掘り下げがあったのが3人だけなので、3人に焦点を当てて感想を書いて行きます。


これが社会人のあるべき姿

まず新米プロデューサー、名前は知らないんですが、所謂熱血漢タイプだと思います。身長が低いのがコンプレックスらしく、たぬかなに言わせたら人権がないタイプの青年です。ちなみに僕も人権は無いです。168cmなので。

そして、性格面。経験の浅さからアイドル達に不満を持たれることもあれど、何事にも前向きで仕事に対してやりがいを持ってる。そこは僕と正反対ですね。俺は仕事に対して辞意以外の感情が無いので。つーか、同じ社会人3年目なのにどこでこんなに差が生まれたん?? 俺、普通に同期の中で出遅れたしマネージャーから落ちこぼれで扱いされてまーす!! 死にた。

さて、俺の発作はいいとして、彼が印象的になのは小学生アイドルへの姿勢で、彼は小学生でも子供扱いせず、同じ目線に立って言葉を発していることでしょうか。第1話で橘ありすに自身の夢を本気で語っていたように、年齢差があろうが自分の見たい景色を共有しようとしてくれる。初めは不信感を抱いていた橘ありすがなんだかんだ好感をちょっとずつ寄せてるのも、それが大前提なんだろうな。

無表情で参考書を開いて、電車のドアに寄りかかる君を見て、僕は君に、一度も、何も関係できないけど、
上手くいって笑って欲しいと思ったんだ。

次に橘ありす、本作ではU149のまとめ役みたいな地位に立っており、第2の主人公とも言えるような立ち位置の小学6年生の女の子です。

後述の市原仁奈と一緒で、両親共働きで一人でいる時間が長いせいか、勉強も出来、礼儀も正しくかなり大人びた性格をしている。1話を見た感じ、両親も非常にしっかりした人達なので、教育の成果ってすごいなと思います。人って普通に育てば歪まないんだなって。

また、おそらく大抵のことは何でも1人で出来るほどには要領もいいのでしょう。両親が共働きで一緒にいる時間が少ないという孤独感と、上記の人として生きる上での要領の良さ。それが、佐々木千枝のような穏やかさを奪い取り、プライドの高さとして現れてるのも特徴的。恐らく、学校などの授業等、教えてもらう立場では従順なのですが、アイドル活動みたいに自主性が求められる場所では大人だろうと平気で噛み付くあたり、自尊心の高さと自分に対する自信が垣間見えます。ありすって下の名前で呼ばれるのが嫌なのも、同級生に名前を馬鹿にされたとかが響いてるとどっかで聞いたので、このままだと結構面倒くさい女に育つかもしれません。

知らんけど、子供扱いしてたら1話でU149終わってそうな感じの子だと思います。レスバで叩き潰したいですね。

陽射しが注ぐ公園で、着ぐるみを着てはしゃぐ彼女の姿を見て、少しだけ僕の未来も明るいような、
そんな錯覚が、した。

最後に市原仁奈。この子に関しては、フォロワーのこの記事を読んでください。俊逸なので。そこまで考えてアニメ観ることあります?どんだけ必死に女児見てるんだ。

個人的にちょっと気になるが、一人で居ることが多いという橘ありすと共通点がありながら、着ぐるみに依存する自尊心や自己肯定感の低さでしょうか。明るい性格が素としてありながら、反対称として上記があるので、登場人物の中ではかなり歪んでいる気がします。言葉使いからも、ストローを噛む感じの家庭環境が垣間見えてとてもいいです。将来、大森靖子や浅野いにおなど描く爛れた恋愛に焦がれるつまらない女にならないことを祈ってます。てか、彼女の自信のなさを見破って誘導する一ノ瀬志希は一体なんなんだよ。

と思いながら、僕はU149を眺めていました。小学生、アニメで見る分にはとてもいいですね。これからどんどん、他の子達の個性も見えてくるんでしょう。つーか、アイマスという大コンテンツで小学生だけが主役のアニメ作るか普通? 漫画は分かるけどさ……。

ちなみに、このアニメ見た後、amazarashi聴くと『帰ってきたな』と思うのでオススメです。

 ひとまず、それでは。3話以降も気が向けば書くよ。

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