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邦題の謎 ジョンディーコン編

QUEENの楽曲には、「邦題」がついているものがいくつかあります。ざっと調べたところ、36曲ほどありました。(フラッシュゴードンのアルバムは含んでいません)

その中で、???何でこの邦題???と思うものがあるのです。

私が言うな、というのは承知の上。ここからは平凡な1人のファンの妄想として、読んでもらえればと思います。決してイチャモンをつけるつもりはございません。


ジョンディーコン、邦題つけられ邦題

今回注目なのが、QUEENのベーシスト、ジョンディーコンの楽曲。

・永遠の翼
・恋のゆくえ
・セブンデイズ
・うちひしがれて
・地獄へ道づれ
・愛ある日々
・喜びへの道(フレディと合作)
・心の絆(フレディと合作)

ジョンディーコンが作った曲は、15曲。そのうち実に8曲に邦題がつけられているのです。(多い!)

しかも彼の曲は、どうしてこの邦題になったのか?と頭をかしげたくなるものが多いのです。


その1:恋のゆくえ (Who need you)

こちら、原題「Who need you」
直訳すると、「誰が必要とするのか」くらいですか。
からの、「恋のゆくえ」!!
原題からかけ離れすぎ。

この曲の内容はというと。
ワガママな彼女に振り回される主人公が、なんとか自分が恋の舵を取りたい、ともがいている曲。

曲の最後は、「Who need you」で締めています。
「誰が君を必要とするのさ、うんざりさ」という捨て台詞的な。

恨みつらみの歌詞のわりに、曲調はラテンのノリで軽やか。
歌詞だけを見ると、「勝手にしろよ」とか「もう知らないからね」という、わがままな彼女を突き放す気持ちが込められているのですが、ボーカルは茶目っ気たっぷりに歌っている。

ほのぼのとしている曲調なので、このくらいの、やんわりとした邦題なのかもしれません。

でも、「Who need you」=「恋のゆくえ」
うーん、と思ってしまう。

その2:うちひしがれて(If you can't beat them)

こちら、直訳すると「彼らを叩けないのなら」「打ち負かせられないのなら」くらいでしょうか。邦題の「うちひしがれて」の意味は、「気力や意欲などが減退するさま」

…?

原題からまたかけ離れた邦題。

この曲の内容は、「打ち負かしたいヤツらを打ち負かせなかったとしても落ち込むな!元気出せよ」といった、主人公を励ます曲。
曲調も気持ちの良いアップテンポで、フレディもスカッと男気あふれるボーカルを披露しています。

「うちひしがれて」ではないような。

どこをどう取っても、この曲にうちひしがれている感はないと思うのですよね。もう少し主人公を鼓舞するような邦題でもいい気がするのです。

むしろ、「うちひしがれるな」と言いたくなる。

その3:夜の天使(Need Your Loving Tonight )

こちら、直訳すると「今夜君の愛が必要」くらいでしょうか。
からの、「夜の天使」
またまたかけ離れていますねー。

内容は、「過去の事は怒ったりしないから、僕を見てほしい。愛しているんだ、君の愛がどうしても必要なんだ」と、彼女にすがる曲。
ただ、天使がどこにも出てこない。

歌い出しの

No, I'll never look back in anger

の部分で、angerがangel(エンジェル)かな?と一瞬思いましたが(お馬鹿まる出し)、全然違う。

まさかジョンディーコンがかわいいから「夜の天使?」

その4:セブンデイズ(In only seven days)

もはや言いがかりレベルですが、In only seven daysでいいんじゃない?わざわざセブンディズにしなくても。
と突っ込みたくなる。


ただ、
地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)
は、すごくいい邦題だと思います。

Another One Bites the Dustは、「また1人倒れた」という意味で、どんどん倒れていく様子は、まさに「地獄へ道づれ」
的確な邦題だな、と思います。あ、私ごときが。

好き勝手書いてしまいました。
いずれにせよ、ジョンの楽曲は名曲が多い!

ゆえに、あれこれ突っ込みたくもなる…。という話でした。



#ジョンディーコン #邦題#QUEEN