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ソウルの女王 アレサ・フランクリン

Queen of Soul、「ソウルの女王」といえば、アレサ・フランクリンですよね。

私がアレサフランクリンを知ったのは、フレディ・マーキュリーの書籍には必ずと言っていいほど、アレサフランクリンの名前が出てくるからです。フレディはアレサ・フランクリンをずっとリスペクトしていたのです。

となると、彼女がどんな曲を歌っていたのか、知りたくなるというものですよね。

・アレサ・フランクリンの名曲

アレサ・フランクリンの名曲といえば。

その1.「RESPECT(1967年)」

昨年公開された、アレサ・フランクリンの半生を描いた映画のタイトルにもなっている、彼女の代表曲ですね。


その2.「A NATURAL WOMAN(1967年)」


キャロル・キング作詞作曲のこの曲を、アレサ・フランクリンも歌っているんです。

こちらの曲はキャロル・キングのアルバム、「タペストリー」にも収録されています。
1967年に、アレサ・フランクリンがシングルとしてリリースした後に、1971年にキャロル・キングがアルバムでセルフカバーしているので、アレサ・フランクリンの方が先だったのですね。

私は、聴き慣れたキャロル・キングバージョンの方が好きかな。

その3.「THINK(1968年)」


有名なこの曲も、アレサ・フランクリンが歌っているのですよね。


・アレサ・フランクリンとはどんな人?


とはいえ、人物については全く知らないのです。アレサ・フランクリンとは誰ぞ?と、お勉強をすべく、図書館で分厚い本を借りてきたものの、彼女の幼少期の複雑な生い立ちから、13歳で出産するあたりまでで断念。

途中パラパラめくって飛ばし読みして、所々のキーワードでどんな人物か大体把握しました。

・複雑な家庭で育つ
・父親は宗教家でありミュージシャン
・6歳の時に母が家を出て、10歳で母を失くす
・内気で寂しがり屋
・幼少期から音楽的才能に優れていた
・性に奔放
・愛に飢えていた
・わがままで見栄っ張り
・パーティ好き

ざっくりこんなことが書かれていました。
華々しい音楽の経歴は飛ばし読み、性格やスキャンダルばかりをつまんで読むという、ゴシップ好きな私。


そんなアレサ・フランクリンをリクエストして、2021年6月3週目にラジオ番組Bで採用されたのが、この曲です。


◆「I Say a Little Prayer(1968年アレサフランクリン)」
邦題は「小さな願い」です。



ラジオのテーマが「願い」だったので、この曲をリクエストしたのでした。

アレサ・フランクリンをほとんど知らない私ですが、この曲が一番好きです。ソウルミュージックをとても繊細に歌っているのが素敵。流れるように歌う彼女のテクニックにも惚れ惚れします。

ちなみに、アレサ・フランクリンはグラミー賞を20回受賞しているんですよね。さすが「ソウルの女王」

ただ、音楽の才能がありすぎたゆえに、凋落を過度に恐れていたようです。新しく出てくる女性シンガー達に嫉妬して、冷たい態度を取っていたとか。


アレサ・フランクリンをリスペクトしていたフレディは、一度彼女のコンサートに行った際、期待していたアンコールがなくてがっかりしたのだそうです。

・ソウル・ゴスペル

ソウルもゴスペルも同じに聴こえる私です。なので少しだけお勉強しました。

アレサ・フランクリンはゴスペル出身、と書籍に書いてありました。幼いアレサは教会で歌を歌っていました。聖歌隊をバックに歌うのがゴスペル。
宗教音楽がゴスペルなのだそうです。

対して、ソウルは宗教とは関係のない、ポピュラー音楽のことを言うそうです。

・QUEENのゴスペル・ソウルを思わせる曲



アレサ・フランクリンに憧れていたというフレディが、彼女を意識して作ったというのがこの曲です。


その1.「Somebody To Love(1976年)」

160人編成のゴスペル聖歌隊を再現するのに、3人の声を何度も何度も重ねて収録したというこの曲です。アレサ・フランクリンの昔のアルバムにあった、ゴスペル路線のアプローチに触発されたそうです。

ボヘミアン・ラプソディもですが、この曲も3人でよくあんな壮大なコーラスを表現できたなと、今更ながら驚きます。

その2.「Let Me Live(1995年)」


こちらもゴスペル風です。フレディが亡くなってから作られた曲ですが、フレディが好きなゴスペル風に作り上げられているところから、残ったQUEENのメンバー(きっとブライアン)が、フレディを意識して作ったような気がします。

その3.「The Golden Boy(1988年)」

こちらは、QUEENではなく、フレディがオペラ歌手モンセラート・カバリエと発表した曲です。

フレディといえば、オペラにもチャレンジしていたのをご存知でしょうか。
フレディの曲で、ゴスペルといえば私はこの曲が浮かびます。

QUEENのフレディ・マーキュリーの印象が強い方には、戸惑うかもしれない楽曲です。


ちなみに、日本を歌う曲、

◆「La Japonaise(ラ・ジャポネーゼ)」

は、フレディ、そしてモンセラート・カバリエも日本語で歌っています。涙
ゴスペル・ソウル風ではなく、日本風。

嬉しい…!


QUEENはロックバンドでありながら、様々なジャンルの音楽にチャレンジしているのですよね。

(アレサ・フランクリンのことを書くつもりが、結局QUEENネタ…)



#アレサフランクリン #ゴスペル#ソウル#QUEEN#フレディマーキュリー