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外国人に人気のラーメン屋さんから学ぶインバウンドプロモーションのヒント

街では外国人を多く見かけるようになり、インバウンド需要が狙える業態の会社さんにとっては、数年ぶりに売上増のチャンスが到来してきました。

インバウンド需要を、もっと獲るぞ!
外国人に、もっと買ってもらうぞ!

この目標を会社全体で意思確認しながら、是非このラーメン屋さんから、インバウンド需要獲得のヒントを皆さんと学んでいきたいと思います。

まず、このラーメン屋さんは、ジャパンフードエンターテインメント株式会社さんの「めん馬鹿一代」というブランドです。
社名にもありますように、「食にエンターテインメント」を会社のミッションとして掲げてらっしゃいて、食べる以外の感動体験も提供されています。

こちらのラーメン屋さんは京都にある店舗で、店内は主に外国人で溢れかえっているようです。

ちなみに・・・「インバウンド」と一言に言っても、肝心のモノを買ってもらうターゲットとなる人の顔が見えないので、もう少し解像度を高くすると・・・、ざっと調べると約60%が、韓国台湾中国香港の方。さらに約80%以上が、リピーターで、日本好きな方が多いようです。

そんな彼らが旅の情報の参考にしている情報源の1位は動画サイトで、2023年いよいよ2位のSNSを抜いたようなので、これからの情報収集の本流は「動画」になりそうです。

つまり・・・漠然と「インバウンド」と言われれる購入者は、アジアのリピーターがメインで、動画サイトから情報収集をする。逆に言うと、動画サイトへ情報が掲出される仕組みがつくれれば、ここからの需要の動線が確保できる。という事になります。

ここで、私の持論交えながら・・・動画サイトへ情報が掲出される為に必要な要素を「めん馬鹿一代」さんの事例を交えながら説明します。

覚えやすいように頭文字をとって、下記のように名付けました笑
「MNSEP」(ムンセップ)

Movie(魅力的な動画)→動画サイトにアップしたくなる「絵」
Naming(ネーミング)→口コミしやすいネーミング
Story(ストーリー)→どんな背景なのか?語りたくなる物語
Experience(経験)→語りたくなる貴重な経験
Place(場所)→外国人が自然に集まる場所(人が来ないと始まらない!)

で・・・

「めん馬鹿一代」さんの場合、私の法則に照らし合わせると・・・

Movie(魅力的な動画)→「目の前で舞い上がる炎」
Naming(ネーミング)→「FIRE  RAMEN」
Story(ストーリー)→京都の九条ネギは高温の油で熱した方が美味しい
Experience(経験)→店主からの「炎」の注意・美味しいラーメン
Place(場所)→京都二条城近く

と、かなりちゃんとツボをおさえてらっしゃいます!

このラーメン屋さんのポイントである「炎」は、単なるアトラクションではなく、地元(京都)のネギを美味しく食べる為に必要な作業工程である。
という点が、情報設計としては秀逸だと思いました。

めん馬鹿さんは、今後外国人人気を更に加速させる為に海外に出店するようですが、個人的には外国人が集まる日本の別の観光地で、別のストーリーと、別のアトラクションで、出店しても面白いなーと思いました。

皆さんも、この5つの要素(MNSEP)を意識してインバウンドプロモーションを検討してもらっても面白いかと思います。
その際は、是非教えてください!



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