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日常のコミニケーション

3月22日~3月24日まで「日本災害医学会学術集会」に参加した
この学会は、多職種の参加があり、学生の参加もある
多くの人からの発表やそれに対する質問は自分の考えと
異なる視点からのものであったりと新たな視点を生み出す

今日はコミニケションについて書く

災害時、被災者はとても疲れている
倒壊した自宅、ながい避難生活、ライフラインの途絶
災害による持病の悪化 日常生活が一変してしまい
多くのストレスを抱えている
コミュニケーションをとることは心を軽くすることも
重くすることもある

災害時だからと言って専門家ではないので
特別なコミュニケーションスキルが
あるわけではない
日頃からのコミニケションが大事である
ではどのようなコミュニケーションをとればいいのか

聴くことの大切さ

自分も若いときは思ったことをすぐに口に出してしまう
悪い癖があったが、歳を重ねるごとに少し変わってきた
(今も後悔することはあるが)
コミュニケーションで大事なことは、まずは「傾聴」
何かアドバイスしなくてはなどと思わずに、ただひたすら聴く
この「聴く」が結構難しい
途中に話が途切れる「間」が結構苦手な人も多いと思う

自分の意見はあくまでも自分の考えによるものであるから
相手が聞いてきたら応えればいいぐらいがちょうどいい

普段誰かと会話しているときはどうだろう
相手の話をさえぎったりしていないだろうか
相手の意見を真っ向から否定していないだろうか
自分も振り返ることが多い

伝え方の工夫

例えば同じことを伝えるのにも
「ドアを閉めます」というよりも「ドアを閉めましょうか」と
伝えた方が相手も受け止めやすいのではないだろうか

災害においては専門家に任せた方がよいことも多々あるが
まずは、日頃の会話を振りかえり心掛けることで
危機的状況においても、良好なコミニケションがとれるのではないか

DPATについて

最後に少しだけDPATについてふれておく
2013年に DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)は、
災害派遣精神医療チーム設立された
DPATは災害時の心のケアを行うチームだ
災害ストレスによって新たに生じた
精神的問題や支援者の医療支援等である 
DPATが設立されたということは、からだの問題と同じくらい
心の問題も重要ということだ

明日は、災害時の希少疾患のおくすりについて書く


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