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【Midjourney バージョン】について

はじめに

モデルの特徴については、過去のMidjourneyのバージョンと比較しながら解説してゆきます。進化のポイントを短い学習時間で、明確な改善点や高精度に改善された経過を画像を用いて解説します。

実は過去記事でバージョンの違いについて解説していますが、モデルバージョン5.2への進化がなされたため、内容を変えて書きます。

--version値 1、2、3、4、5、5.1、および 5.2
--version省略可能です--v
Midjourney で入力するプロンプトは --v または、--version と入力します。
現在のデフォルトモデル --v 5.2 

とくに設定をいじっていなければ バージョン5.2 がデフォルトモデル

/settingsコマンドを使用してモデルを切り替える方法など、具体的な使用例についての説明は省きます。

モデルバージョン5.2から面白い機能が追加になった!

pan と zoom の機能が画期的



ズームアウト機能(Zoom Out)

Midjourney モデルバージョン5.2: これは最新で最も進化したモデルで、2023年6月にリリースされました。以前のモデルよりもプロンプトの理解が少し進んでおり、色彩やコントラストなどが鮮明に描写されます。--stylizeパラメータの全範囲に対してより反応が良くなっています。
追加の機能として「Zoom Out」がありますね、Zoom Outで15枚程度画像をつくってつなぎ合わせて動画にしたものを掲載しました☝️



Midjourney モデルバージョン5.1: 2023年5月4日にリリースされたこのモデルは、以前のバージョンよりもデフォルトの美学が強く、シンプルなテキストプロンプトであったも質の向上を実感します。また、高い一貫性を持ち、自然言語プロンプトの正確な解釈に優れ、不要なアーティファクトや境界線が少なく、画像の鮮明度が上がり、--tileを使った繰り返しパターンなどの高度な機能をサポートしています。



Midjourney モデルバージョン5: このモデルは、デフォルトの5.1モデルよりも写真的な生成を多く行います。プロンプトに密接に一致する画像を生成しますが、望ましい美学を達成するためにはより長いプロンプトが必要になるかもしれません。



Midjourney モデルバージョン4: これは2022年11月から2023年5月までのデフォルトモデルでした。このモデルは、Midjourneyが設計し、新しいMidjourney AIスーパークラスターで訓練された全く新しいコードベースとブランド新しいAIアーキテクチャを特徴としています。モデルバージョン4は、以前のモデルと比べて生物、場所、物体の知識が増えています。このモデルは非常に高い一貫性を持ち、画像プロンプトに優れています。



Niji モデル5: Nijiモデルは、MidjourneyとSpellbrushのコラボレーションで、アニメとイラストスタイルを生み出すように調整されています。アニメ、アニメスタイル、アニメ美学の知識が大幅に増えています。ダイナミックなショットやキャラクター中心の構図に優れています。このモデルは--stylizeパラメータに敏感です。異なるスタイリゼーション範囲を試して、画像を微調整してみてください。



画像で確認 バージョンの変化

4枚の図をコラージュで表示します、モデルバージョンの配置は以下の通りです。

テーマ: スポーツカーの世界

prompt:
The World of Sports Cars --v ●



テーマ:美しい花々

prompt:
Beautiful Flowers --v ●




テーマ:太陽が沈むビーチ

prompt:
Beach where the sun sets --v ●





以上の画像から --v 5 は写真的な画像が出やすいようですね。




ビーチの画像は --v 5.2 はより細かな波打ち際の細かな描写が見て取れますね。
個人的には粗さがないと感じています。




実際プロンプトを細かく文字数を多く入れなくても、詳細な画像が描写さる印象があります。



少し面白い実験をしたのでその画像もバージョンを変えて記事にしておきます。


テーマ:絵文字スタイル その1

prompt:
🐈 --v ●

絵文字のみです。

テーマ:絵文字スタイル その2

prompt:
🌊,⚓️,⛵️ --v ●

絵文字のみです。

どれも素敵ですね。
この絵文字プロンプトでは、--v 5 で写真風にならなかった例ですね。



美しさの微調整パラメータ --style raw


古いバージョンの方が可愛い❤️と思う画像も個人的にはあります。
私は最新バージョンで「なんか違うな」と思う時は --style raw というパラメータで調整をかけることもあります。

モデルバージョン5.2とそれ以前のモデルバージョン5.1では、「--style raw」というスタイルが存在します。このパラメータは、Midjourneyのデフォルトの美学から影響を受けずに、画像や写真についてより詳細な制御を希望する上級ユーザーにとって理想的です。

https://docs.midjourney.com/docs/style より


テーマ:ディズニー風の可愛い少女

prompt:
A full page of a Disney-style girl smiling while holding a puppy in a form with primary color #FFC0CB, secondary color #FFFACD, on a white background, conveying a luxurious and high-quality image of the girl's smile with delicate and intricate lines like lace, her smooth and velvety skin, and hair like satin, expressed with flowing lines, hearts, and flowers. From the front view:: a Disney-style girl smiling while holding a puppy --v 5.2 --v ●

バージョン5.2で描画


--style raw を追加すると下の画像が描写される。

写真スタイルが二つ描写されました。
色の使い方が一番印象的ですね。


さらっと紹介しました、バージョン5.2は他にも Pan という機能があります。方向性を指定し、画像を拡張できるんですね。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。
また次回👋

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