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きーちゃん、ご立腹。


私が一日中寝ていた日。きーちゃんのお世話、何もできなくて申し訳ないなと思いつつ、私は眠りこけた。よくもこんなに寝れるもんだ、と自分でも驚いた。

翌日、お昼ごろに起きたら、きーちゃんはいつもとは違うところに座っていた。おはよう、と声をかけてみたけれど、きーちゃんは私を見てこわーい顔で口をパクパクしている。
え、もしかして、怒ってる?
声は聞こえないけれど、きーちゃんに文句を言われているみたいだ。

きーちゃんがここにいるのはかなり珍しい

「ねえ、あんた、ちょっと、わたしのこと、忘れてた、でしょ。そうじも、ごはんも、一日半、ほっといて、さ。」


きーちゃんは、まっすぐに私を見つめ、歯まで出して、ずーっと口パクしてる。

怒ってるんだからね


きーちゃん、ごめんよー、ごはんだよーと、いつもの合図をしてもきーちゃんは完全に無視。

さては、こないだみたいに、眠いときの不機嫌なのかなー?まさか、ホントに怒ってる?


きーちゃんをしばし観察した。泳ぎが重い。ずっと底の方にいて、上の方まで泳いでこない。いつもと様子は違うけれど、病気の兆候は見当たらない。体調が悪いのかな。ひとしきり口パクしたあと、きーちゃんはマグの裏に行ったきり、出てこなくなった。

時間を空けて、何度かごはんをあげてみたが、きーちゃんはひと口も食べなかった。

夕方またごはんをあげてみた。マグ裏から出てきて口をつけた!と思ったら、すぐにぺって吐き出した。


どうしよう、ホントに食べてくれない。理由がわからず、私は途方にくれた。

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