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屋外飼育の金魚、らんちゃんが凍る?!


2021年12月24日(金)

今日は朝から冷え込んだ。屋外水槽にいる金魚たちは大丈夫だろうか。らんちゃんはこのところ転覆気味だったし、水面近くで浮いたまま凍ってたらどうしよう。心配で見に行った。

「金魚ちゃんたち、おはよー、だいじょうぶー?」そっと舟の中を覗く。水面はわずかに凍っていた。琉金たちは底で固まっていて見えない。あれ、らんちゃんは?どこにいるんだろう。

らんちゃんの姿が見えなかった。
まさか、、、
いや、万が一、そうだったなら、水面で氷漬けになっているはず。見つけられないとしたら、きっと底の方にいるに違いない。そう信じることにする。

昼休みを待って、もう一度外の水槽を見に行った。朝の寒さがすっかり緩んで、陽が差している。いつものらんちゃんなら、上の方まで来ているはず。
らんちゃんを探すと、すぐに見つかった。水面近くで転覆して浮いていたから。

らんちゃん!
声をかけるとふらふら動きだした。がんばって泳いでいるけど、またすぐ転覆してしまう。


今日の夜からクリスマス寒波が来て週末は冷え込むでしょう、と天気予報が言っている。どうしよう、このままだと、らんちゃんはほんとうに氷漬けになってしまう。

私は意を決して、教頭先生とK科の先生に相談した。K科の先生たちは、私のふーちゃん介護の様子を知っていたし、教頭先生も私の金魚愛を理解してくれていた。S氏はその日いなかったけれど、私は、らんちゃんを、自宅に連れて帰ることにした。

夕方、天気予報のとおり、だいぶ冷え込んできた。終業後、野外水槽を見に行くと、らんちゃんはやっぱり転覆していて、明らかに元気がない。

バケツに飼育水をすくい、らんちゃんもその中に入れた。車の助手席の足元に置いて、家まで慎重に運転した。

車の中で私はいろいろ考えた。
らんちゃんを連れて帰ってきて、ほんとうによかったのだろうか。S氏は何て言うだろうか。
いや、だって、そのままにしておけなかったんだもの。寒波が来る土日をはさんだら、らんちゃんはきっと星になってしまう。それがわかっていて何もしなかったら、私は後悔してもしきれない。
らんちゃんがまた元気を取り戻せるかはわからなかったけど、私は、らんちゃんに、1日でも長く生きていてもらいたい。私ができることをやり切りたい。

らんちゃんにとって、何がよかったのかはわからない。バケツでの移動はきっとストレスだったに違いない。家に着いたら塩水浴でゆっくりしてもらおう。もし、元気を取り戻せたなら、きょうだいたちと一緒の水槽で泳がせよう。

そんなわけで、私はもう一匹、らんちゅうを家に迎えることにした。

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