思考の終着点は「推し」ー新たな自己発見

皆様こんばんは。マルメロです。
今日はシリーズもの準備の合間に、ちょっと変なことを書こうと思います。

私は現在「悪魔執事と黒い猫」というノベルゲーム兼生活お役立ちアプリ兼若干乙女ゲームなもので控えめなオタクをしています。
※控えめ、と言っているのは基本あまりアプリ内課金もグッズ購入もしないためです。グッズ収集や課金を本気でしている皆さんと肩を並べるのは少々恐れ多いのです。

このコンテンツの設定は中世~近世のヨーロッパを思わせ、移動手段は主に馬車、通信手段は伝書鳩と手紙、装飾が多く施された豪華な衣装といった今の時代から見るとノスタルジックな世界観です。スタジオわさびさんのゲームではお馴染み、独特な画風のキャラクターと重たいストーリーが印象的です。
そのうち「悪魔執事と黒い猫」(通称「あくねこ」)そのものについても紹介したいと思いますが、ひとまず公式様サイトのリンクを紹介しておきます。

悪魔執事と黒い猫 【公式サイト】 (devilbutler.com)

さて、日々好きなキャラクターやコンテンツについて仲間と語りオタ活を捗らせていると、どうしても頭の中から「推し」が離れません。
それはオタ活とは関係ない情報収集にも影響を与えるレベルに差し掛かっています。

就活情報のInstagram投稿を見る時も。

マーケティングのレッスンを受ける時も。

ウィンドーショッピングをする時も。

今日の晩御飯のメニューを考える時も。

気付けば
「この考えはオタ活における…という行動と似ていて…」とか
「このアクセサリー、推しが付けてるのと同じだ!」とか
「これ推しの好きな料理じゃん!」
とかいうように、何でもかんでも推しと結びつく思考回路が生成されていました。

つい昨日ライセンスビジネスについてのオンライン講義があったので参加したのですが、この時もビジネスモデルをオタク流に解釈していました。
その時半分無意識で書いた落書きはこんな感じ。

”もし「悪魔執事と黒い猫」を長く愛されるコンテンツとしてブランディングするなら”
→元々スマホゲームだがそれを別の分野に派生させる必要がある
【どんな分野に派生できそうか】
 ・お菓子
  →作中に登場するお菓子を再現する
 ・アパレル(ファッション)
 →キャラクターが着ている服そのものや、キャラクターの特徴(紺色、花柄、肩モールとか)を間接的に取り入れたアイテムなど
 ・コスメ
 →他のコンテンツでもあるようなイメージカラーを用いたコスメや香水
 ・テーマパーク
 →メイン舞台となる屋敷や街中、その他作中で登場する場所の雰囲気を体感できるような所。作中に登場する料理をレストランやカフェに入れて合わせることもできそう。

こう書き出すと、どのスマホアプリも似たようなライセンスビジネス展開をしているのだと気づきます。
ただ、私個人一人のオタクとして見て納得のいくような商品・企画はあまり見かけない。

グッズにせよ服にせよ、キャラクターそのものを前面に出していて身に着けるのが恥ずかしい。

もしそのコンテンツへの熱が冷めてしまったら、キャラクターへの愛情もかつてより薄まり物の処分に困る。

コラボカフェ等では作中の世界観を忠実に再現したものが少なく、キャラクターやコンテンツの名前さえ出せば売れるという魂胆があるのではないか。

これらがオタク友達と話して出てきた、グッズや企画などに感じる不満でした。
もし私が就職した先で何かアニメや映画・キャラクターの商品を取り扱っていたら、「1.元のコンテンツの世界観を守り」「2.キャラクターそのものでなく推しを感じる”概念”で」「3.普段使いできるシンプルなもの」を世に送り出したい。

キャラクターそのものが大きく出たグッズを恥ずかしいと思ってしまう私のような方々や、作品の世界観・設定にこだわる方々のオタ活に寄り添ったビジネスができたらいいな。

出るべき本来の感想ではないかもしれない。
だけど何も自分のことについてわからなかった中で1つ発見があった。

セミナーで新たな学びを得られたのは、もしかしたら何でも「推し」の連想ゲームにしてしまう私の考え方があってこそかもしれません。

ほんの一歩だけ自分のことを知れた気がした、そんな日でした。

お読みいただきありがとうございました。
ここまで詰み詰み就活生、マルメロがお送りしました。

ではまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?