6話　「俺は！…春田さんのことなんか好きじゃない！！！」

感想を書くのも、ちょっと辛くなる回です。
好きなシーンもあるんだけど、もう牧が…牧が…ズタズタに傷つけられていくのが、辛くて。でも書かないとロスが終わらなそうなので、書きます。

牧が熱を出して、寝込む。おかゆを作ってあげようか？と春田。
「作れないでしょ」と言われて牧の顔をむぎゅ～っ笑
「ウヒィ♪」みたいな笑い声を出して楽しそう。
おかゆ作るシーンと合わせて部長からの宣戦布告メール。
十分です、部長…と突っ込むの、ウケる。
作ったはいいものの、なぜかお餅になっちゃう。
「まーきまきまきまき」いーとーまきまき～みたい。笑
見るからにまずそうなお餅かゆを「うぇ～っ」って顔しながら食べる牧。
可愛い。かーわーいいー。。。
この回唯一とも言える癒しシーンでした。笑

営業所にてマイマイとのコント、炸裂。
「寝てるところ襲ったりなんかしちゃったりして！あははははははは！」
「ハハハ～マイカさん俺の話全然聞かないですよね～！」
「そうですか～！」
「そうですよ～～！！！」
「「はははははははははは！！！」」
テンポ感最高です、あははははははは！笑

春田が家に帰ると、ご飯が作ってある。
ここからの牧の春田モノマネも好き。春田もちょっと嬉しそうだし。
牧の何かに気付いたような顔、これって「あっ、冷蔵庫にあれが入ってるんだった♪」という表情だったみたいですね。初見時気づかなかった…。
妬かせたがってる牧はやっぱりドＳっことかな。
「うるせぇ唇」キス…リターンズでのあれに繋がるとは。
ここの春田は驚いてはいるけど、最初のキスの時より拒絶みたいな反応はない。「すみませんでした」と言われて、「いいですよ、別に…」と返す。
でも、まだ自分からはキスできない…。
春田には部長からの押し、牧には武川さんからの押しがぐいぐい来る。
お互いに食卓でそのことを相談し合う。
「春田さんはいいんですか？相手が俺で」
「いいよ、それは」
この時の牧の微妙な表情！嬉しそうなんだけど、まだ少し半信半疑…。

牧の実家へご挨拶。
春田がはめられて、牧パパにお湯をかけられて
「あっちぃいいい！そうですよねぇぇ！！！」
この回最後のお笑いポイントでした…。
帰り道ちずからの連絡があり、春田は一人でわんだほうへ。
ちょっとだけ、牧の態度に違和感を感じている…。
その違和感、間違っちゃいないよ、春田のくせに！笑
わんだほうに牧も連れて行っちゃえ！！！
鉄平がうまくちずに気を回して、ちずと二人きり、からの告白シーン。
ちずの告白に対して「そんなの俺だってさ」と言いかけるの、その続きは「俺も、好きだった」だよね…。
言わせなかった、ちず。でも、去り際泣いちゃって、春田はそれを見て思わず抱きしめちゃう。
中の人の言葉を借りれば、ここはちずを好きだったから、というよりも「ちずの気持ちがスッと入ってきて」ということらしい。
春田は受け止めちゃう人、なんだね。人の傷も。
この後、二人の間にどんな会話が交わされたんでしょう…。
「牧がいるから」って断ったのかなぁ。
で、4話以来のドラマあるある。
抱きしめたシーンだけを、牧が見てしまう。

…うーん、ここから先は、辛くて…。
一気に7話ラストシーンに飛んでしまいたいほど辛い。
ここの林遣都の演技は迫真。これがあったから、おっさんずラブがここまで感動的になったと言っても過言ではない、かも。
おっさんずラブが「恋愛ドラマ」たる所以はまさにこのシーン。
「好きになるのに、男も女もかんけーない！」と言ったのはちずですが、
BLに少しばかり苦手意識があった自分を沼にハマらせたのは、このシーンです。
「春田さんなんか、好きじゃない…！！！」
春田さんが、大好きです！！！と全身で言ってるのに。
脚本では、泣いてるのは牧だけなのに、カットがかかった時、春田も、監督もスタッフもみんな泣いてたそうですね…。
ドラマのワンシーンが、ただの演技が…嘘がない本気の感情が、多くの人を泣かせた宝物のようなシーンを生みました。

そしてこの回の最後に衝撃が待っていた。
1年後。「なぜか俺は部長と同棲している」
からのてへぺろ春田。。。
なんでぇぇぇぇ！！！？？？というツッコミが全国のお茶の間で炸裂したであろう。笑
リアタイしてた時、1週間悶々と過ごした気がする…。
もうあんまり覚えてないけど。

7話　「…ただいま」「…おかえり」

1年の間に何があったのか、多くは語られない。
別れて直後は気まずかったようだけど、とりあえず仲の良い同僚の関係に戻った二人。
でもさぁ、なんで牧とは「ルームシェア」なのに部長とは「同棲」なの？？
部長とは付き合ってないのに？？
牧と同じように、家事を見事にこなし、そして牧のように春田に小言を言うこともなく。たぶん部長は春田を甘やかして癒してくれたんだろうな。
それは傷ついた春田の心に染み入ったに違いない。
この1年間の部長との関係が、そのままリターンズの部長との関係に繋がったんだろうな。だからって牧より大事にする理由にはならんが…。怒

でも、さすがのプロポーズには春田も「何言ってんだ！おいっ」と自分でツッコミを入れている。
でも、部長は…多分気づいてたよね。春田の心から牧が消えていないことも、自分のことを本心で愛してるわけじゃないことも。
それでも、話はトントン拍子に進んで、結婚式の準備までしてる二人。
春田、それはちょっと流されすぎでしょ～～～～！
準備の中で見せる春田の表情。まさに「死んだ魚の目」…魂が抜けてるんだよね。春田の身体はそこにあるのに、春田の心がそこにない。
役者さんって本当に凄い…。そういう感情でいれば、あんな風な目になるってことなの？？笑った顔怒った顔、は表情筋を動かせればできるのかもだけど、目の演技ってどうやってやるんだろう…。

そうそう、最終回唯一のコメディ部分。
マロが春田のことを「なんとかハルタ」という名前だと思っていたことが発覚。これ、マジで笑える。確かに名前でありそうだけど…「晴太」って似合いがちだけど…笑
それにしても、１話のマロと最終回のマロって別人だよね。
キャラ設定途中で変わってますよね、確実に。リターンズではただの仕事ができるいい奴キャラになってるし。何があったんだろう。

ちずと牧の間に謎の友情が生まれて、橋で絶叫する。
「謎のいいカラダ～～！！！」「いつ鍛えてんだよ～～～！！！」
ちず、いい子。最後に牧の背中を押す。
でも、春田と牧は会えない。最後の最後にお人よし春田が春田自身の邪魔をする。スマホまで忘れるという失態。
スマホ忘れる癖直さないと、6年後に空港でも会えないよ～～～笑

ついに迎えた結婚式。
誓いのキスができない春田。察する部長。
「神様の前で、嘘はつけないね」
ここの部長、ほんとカッコいい！！書いてて泣ける…。
最後は乙女武蔵じゃなく、部長として、背中を押す。
「春田ーーーー！！！行けーーーーー！！！！！」
「はぁぁぁぁぁい！！！！」
部長！！！！違う世界線で、幸せになって～～～～！！！
in the skyは見てないけど…そちらで春田を独り占めしちゃってください！！

宅配便の段ボールに頭から突っ込み、ちゃんと「ごめんなさい！」と謝りながら丁寧に直すとこ。そういうとこ春田だよね。いい奴。
ドラマのお約束だけど…なんで待ち合わせしてないのに会えるんだろう…。とか野暮なことは言わないでおこう（言ってるけど）。
きっとね、牧の実家近くだったのね。

牧を見つけて、絶叫。
「俺さーーー！！！牧が好きだ～～～～！！！！」
「ちょっと待っててぇ～～～～」この言葉も春田らしい。
中の人の言葉をお借りすると、最後の最後に「いっぱい牧が好き」と気づいた春田が、道路の向こう側から、牧のいるそちら側へやってくる。
最初から好きだったのに、なんで最後の最後まで気づかないかなぁ？って思うけど…価値観を180度ひっくり返すってやっぱり世の中がひっくり返るくらいの出来事だよね。
前にも書いたけど、「今まで両親だと思ってた人が両親じゃなかった」くらいの衝撃だと思います。
脚本では、「痛い！」とか「汗がついた」とか言われちゃう春田だけど、本番は「ただいま」「おかえり」しか言えなかった二人。
それ以外の言葉は二人には必要なかった。
リアルタイムで見てて、大感動してしまいました。
あ～二人がやっと幸せになってくれた！！！
「大人の初恋」ってどっかで見たなぁ。春田にとっては、「初恋」だよね。

ラストシーン。
リアルタイムで見てた時「？？」だったシーンは「巨根設定」の回収だったそうです。なるほどでした。
「俺、もう我慢しないって決めたんで」と春田にキスするも、
またも「マジでやめろよ！！」って押しのけられる牧。
ちょっと寂しそうな切なそうな顔。それを見た春田は、いきなりオスっぽい顔になり、反対に牧を押し倒してキス…寸前でブラックアウト。
もお～～～！もおおおおお～～～～！！！！
ちゃんと見してくれ～～～！！！笑
最後の最後でさえ、春田の愛情を信じ切れてない牧でしたが、
リターンズでは「愛し、愛されてる」自信が表情からみなぎってます。
その間のお話が見たい…。

おわりだお