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情熱を持って応援すること

サッカーを通じて様々な感情を得てきたが、
一番印象に残るのは応援しているチームの勝敗によるものが大半である。

私はイタリアの『ACミラン』というチームを10年近くみてきて、最近特に感じることが「なぜこのチームにこんなに夢中なのか」と。

そもそも私が『ACミランを応援するようになったのは、2007年12月に日本で開催されたクラブワールドカップに出場し優勝した姿をテレビで見て強烈にカッコイイという印象を受けた瞬間である。

当時のミランには2006年のワールドカップを優勝したイタリア代表の主力選手に加え、ブラジル代表選手などサッカー強豪国の主力を担う世界的なスター選手が数多く所属していた。

2011年には2004年以来の国内リーグ優勝を遂げたが、クラブは財政難に陥ってしまい主力選手を次々に放出せざるを得なかった。

そこからは暗黒期と呼ばれる時期を過ごしていた。リーグ戦の不振によりヨーロッパチャンピオンを決める大会にも出場もできず、長年クラブのオーナーを務めた元首相ベルルスコーニさんも退任となり新たに中国資本がクラブのオーナーとなった。

結果がでない、スター選手も退団し、クラブの顔となるオーナーも変わり今でもなぜ応援する熱量が変わらなかったのか不思議である。

今思うと結果と選手を応援するからチームを応援にするへと応援する目的が変わったことだと思う。ここの違いは大きく、どんな強豪チームでも年単位の調子の悪い時期が訪れるものなので上記の暗黒期と呼ばれる時期に目的を変えていなければきっと今応援しているチームは違ったと思う。

チーム<選手やチーム<結果を好むことを否定するつもりは全くないが、チームを好きでいると別の選手やチームの魅力などを新しい発見が見つけられ応援という趣味としての時間的な深さが出ると思う。



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