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もうすぐ60歳の私がライターを目指す訳

60歳は人生のターニングポイント。自分ではまだまだ働けると思っていても、会社からは一線を退くことを求められます。
ひと昔前なら、「お疲れさま。後はゆっくり過ごしてね」で済みましたが、今の60歳はそうもいきません。


昔より断然元気な60歳

60歳と言うと、皆さんどういうイメージを持ちますか?
「シニア」「初老」「引退」「のんびりした老後」
そんなイメージが並びますね。
私も50代前半まではそう思っていました。

「60歳になったら引退して、家でのんびり過ごしたい。好きなガーデニングをして、家の手入れをして…」
そんな夢を描いていました。
ですが、実際60歳が迫ってくると、イメージが全然変わってきました。

だって、60歳って、まだまだバリバリ現役できるんですもの。
自分だけでなく、周囲をみても、60歳はまだまだ元気で健康。
仕事への意欲も衰えていません。
医療の発達や、生活環境の変化から昔の60歳とは比べ物にならないくらい元気です。

元気に働いていたらもう引退⁈
これはもうびっくり!
いやいや、まだまだいけます! 働けます!

会社の決まりと将来への不安

私の勤める会社では、60歳になるといったん一線を退きます。
そして、その後は契約社員として65歳までの雇用が保障されています。

年金の受給開始は65歳。
そこまで働けるのですから、ありがたいと思わなくてはなりません。
ですが、給料は60歳を境に大幅に減額されます。
同じ労働時間でも、給料は数十%のダウン。これは生活にひびきます。

そこで、少しでも収入を増やすべく、本業の勤務時間を減らし、ライターの仕事を目指すことを考えました。

なぜライターを選んだのか

50代以上は若者よりもパソコンやネットに弱い世代です。
ですが、全く使えないわけではありませんし、ほとんどの人がスマホで日常的に利用しています。
そこで日頃感じていた、ネット情報への違和感。
それは、50代以上に向けた情報量の少なさです。

例えば娘が結婚する時。
親として何をすれば良いのか?最近の結婚式はどのような傾向なのか?
調べても調べても、若者向けの情報しか出てきません。
更に、娘の出産、育児に際しても、いくら調べても祖父母目線の記事が出てきません。
出てくるのは、若者世代に向けて書かれたものを、祖父母向けに書き直したものばかり。
全く視点が合いません。

そこで考えました。
欲しい情報が出てこないのは、50代以上のライターが少ないからではないのか?と。 
間違っているかもしれません。
もしかしたら、ネットに弱いせいで、見つけられないのかも知れません。
ですが、視点が合わない、若者向けの情報を自分で読み替えをしなければならないことは多々あります。
ならば、自分が分かりやすく発信すればいいのではないか?

そんな思いもあり、ライターを目指してみよう!と一念発起しました。

甘くないライターの世界 厳しい現実に直面

ライターの仕事を目指すに当たって、色々と試行錯誤を重ねてみました。

まずは、セミナーを受講。ライティングの基礎を学びました。
独学でブログも立ち上げてみました。
ですが、自分の力で取り組めたのはここまで。

仕事をとらないことには、実力もつきませんし、経験を積むこともできません。
まして副業、60歳となるとなおさらです。

ネットには、ライターは稼げる、簡単などの文字が並びますが、現実はかなり厳しいと実感しています。

60歳からの挑戦 負けない気持ち

私は、華々しい経歴や、スキルは持ち合わせていません。
むしろ、自分には何ができるのだろうと、いつも自問自答しています。

大学は地方の国立大学。文系の学部を卒業しました。
時代はバブル華やかなりし頃。
システム開発の会社に就職し、当時まだ珍しかった女性プログラマーとして、システム開発の仕事をさせていただきました。

もっと仕事を続けたかったのですが、結婚退職。
当時の多くの女性と同じように専業主婦になりました。
ですが、社会の一員として働きたいという思いから、医療事務の資格を取得して社会復帰。
社会の一員として、病院で15年間働かせていただきました。

私は医療事務とは、人に仕えるための仕事だと思っています。
社会復帰後、経験を通してたくさんのことを学びました。
普通に受付を通過していった人が、救急車で搬送される。
病院の都合で受診を断った人が目の前で倒れる。
警察から患者さんの不審死について、問い合わせがある。

そんな経験を通して、患者さんを注意深く観察するようになりました。
いつもと変わった様子はないか。
行動はどうか。
とかく老人は、困っていても言葉にすることはありません。
少しでも早く相手のニーズに気づき、対応することを心掛けてきました。

同じ心構えで、ライターの仕事にも臨んでいきたいと思います。
目標はユーザーのニーズを掘り起こし、良質な情報をお届けできるようになること。

勉強しなければいけない事は、山ほどあります。
自分に付加価値をつけないと、お仕事もとれません。
60歳からの挑戦ですが、皆様のニーズに応えていけるよう、頑張っていきたいと思います。



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